授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15431:IR18‐DJ207 日本外交論(R) § 15432:IR-EAR208 日本外交論(R) 2022 春セメスター 火3 国際関係学部 薮中 三十二 2

キャンパス

衣笠

授業施設

敬学館KG208号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

日本外交について、40年にわたる外交現場での経験や交渉過程も織り交ぜながら、これまでの歴史、問題点、今後の展望を考える。
世界で起きている情勢と日本の主要外交課題(バイデン政権下の日米同盟関係、激化する米中対立と日中関係、北朝鮮の核問題、日韓関係、ロシア、中東など)につき、生きた外交の実態を学ぶ。
講義が中心だが、常に学生が問題を考えることを念頭に、活発な授業を目指す。

受講生の到達目標

日本外交の実態について正確に理解できるようになる。
具体的には、1.日本外交の歴史を理解し、
2.今日の主要外交課題が何かを把握する。
3.その上で、日本外交のあるべき政策を探求し、自分の考えをきちんと持つようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1~3

日本外交総論
ペリー来航からの日本外交の歩みについて

日本外交の歩んできた道のりを、事実関係の理解、大きな歴史の流れ、各々の時代の主要外交目標・課題につき検証する。
明治時代の外交、戦前の外交、戦後の外交について大きな流れを理解する。

また、トランプ時代の世界を展望し、問題点を考える。

4

バイデン政権下の日米同盟関係・米中対立の行方

日米安保条約を基礎とした日米同盟関係の枠組みを正確に理解。その上で米中対立の下で日米同盟関係の課題と問題点を検討する。
その際、台湾問題についても検討を加える。

5~6

日中関係につき、その歴史と今日的な主要課題の考察

1)戦前からの日中関係を振り返り、日中国交正常化の道のり、今日の課題を詳しく検討する。
2)激化する米中対立の中で、日本の進むべき道を考える。その際、日本が中国と共生できるか、対立かを考え、日中海洋問題、尖閣問題についても詳しく検討する。

7

日韓関係について:共生できるか

日韓関係の歴史を振り返り、今日的課題につき考える。現下の日韓関係につき、徴用工問題、竹島問題、慰安婦問題も取り上げる。

8

北朝鮮について:北朝鮮は脅威か?

北朝鮮の核問題について、問題点と今後の解決策を探る。その際、北朝鮮が日本の安全保障にとって脅威か、北朝鮮政権は安定しているかなどについても検討。さらに拉致問題についても考察。

9

ASEANおよびインドについて

日本とASEANおよびインドとの関係を考える。ASEANのどの国が大事か、日本とASEANおよびインドとの関係強化の方策を考える。

10

日露関係について:平和条約は可能か?

平和条約締結に向けて、北方領土問題につき、その歴史と今後の解決策について考える。
その上で、日本とロシアの戦略的関係についても考察。

11

中東・アフリカについて

中東和平問題、イラン問題、サウジアラビアなど今日の中東の諸課題について検討を加える。また、アフリカの諸問題も考える。

12

経済外交について・国連外交について

日本の経済外交につき、全般的に考察する。WTO、TPPをふくむFTA、二国間経済関係
など幅広く経済外交につき考えるとともに、ODAについて現状と今後の展望を加える。国連を舞台とした外交の実態にせまり、国連改革など今日的課題、PKOなどについても
考察する。

13

日本の外交現場について

日本外交の政策決定などに関し、いかなる形で外交政策が決定され、実施に移されているかを吟味する。その際に、アクターとして、官邸、国家安全保障局、外務省(含む大使館)、防衛省などの関係もレビューする。

14

日本の安全保障政策について

日米関係、日中関係、北朝鮮状況などを踏まえつつ、日本の安全保障政策全般を考える。
その関係で「自由で開かれたインド・太平洋構想」についても検討を加える。

15

21世紀の日本外交の形を考える

今後の日本外交はいかにあるべきか、主要課題をふまえ、日本として進んで行く方向を考える。

授業実施形態

【BCPレベルが1もしくは2の場合】
・全授業回数の1/2を超える回数の授業を対面形式で行い、残りの授業回についてはWeb授業を行います。
・担当教員の連絡先は初回授業までにmanaba+Rコース内に記載します。
・学期の途中にBCPレベルが3以上に変更になった場合は、原則Web 授業を行います(対面授業は実施しません)。
・下記の条件に該当し、対面授業に参加できない学生がいた場合は、対面授業回についてもWebフォローを実施します。該当する学生は、初回授業までを目途に担当教員に申し出てください。

[Webフォロー対象となる条件]
①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い学生
②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い同居家族がいる学生
③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合
(※) 呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合

【BCPレベルが3もしくは4の場合の場合】
・原則Web授業を行います。Web授業の形態についてはmanaba+Rのコース内で案内します。
・学期の途中にBCPレベルが2以下に変更になった際は、対面授業を再開する場合があります。

※立命館大学のBCPレベルについては以下URL先の1. 立命館大学における新型コロナウイルス感染症に関する対策を参照。
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1679

授業外学習の指示

主要な国際情勢を常にフォローすること、その上で、日本外交の主要課題について、あるべき方向を常に考えること。
特にトランプ政権がもたらす不安定な世界、新事態をふまえ、新たな視点で日本外交のあり方を考えること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
30

クラスでの講義を踏まえた問題の把握度、分析力を重視

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
70

日常の授業への参加状況を評価--55%
レポート提出--15%

成績評価方法(備考)

出席を重視する。講義内容をきちんと理解することが何よりも重要。その上でレポートの中では自分の考え方も明記することを求める。

受講および研究に関するアドバイス

日本外交のあり方を、歴史的考察と今日の問題について、しっかりと把握し、自分としての考えを持つこと。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
日本の針路 薮中三十二 岩波書店 978-4-00-061015-5 授業の前、および期間中に関係部分を読んでおくこと。

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
国家の命運 薮中三十二 新潮社
日本外交史 井上寿一 岩波書店
戦後日本外交史 五百旗頭真 有斐閣アルマ
外交交渉40年 薮中三十二回顧録 薮中三十二 ミネルバ書房

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html