Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
32620:[2025 Fall]Material Physics 1 (T2) 2025 Fall Wed2 College of Science and Engineering NAKADA TOSHITAKA 2

Campus

BKC

Class Venue

Forest204

Language

日本語

Course Outline and Method

本講義では硬い・柔らかい、などといった身近な物質の性質を、原子や分子の結びつきという視点と対応付けて説明する。前半では物質の機械的性質について、後半では物質の熱的な性質を主として取り上げ、議論する。

Student Attainment Objectives

・機械的・熱的特性を中心とした物質の様々な性質について学ぶ。
・上記の性質が原子・分子の組み立てとどのように関連しているかを理解する。
・これらを通して「実体観」「物質観」を身につける

Recommended Preparatory Course

物理科学科では、一回生はほとんどの専門科目が実質的に必須なため、特に指定は無いが、日頃から身の回りの物質・現象を科学的視点から分析的に考えてみることが望ましい。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
-

+R授業対象科目。第1回に+R授業を実施。詳細はmanaba+Rを参照。

Introduction 物質の性質とは

1

分子の結合力

ボーアモデル、イオン結合、共有結合、金属結合、水素結合、Van der Waars結合

2

固体は変形する-1: マクロな視点から

弾性変形と塑性変形、応力と歪、弾性と弾性率(ヤング率、剛性率・・・)

3

固体は変形する-2: ミクロな視点から

原子間ポテンシャル、原子間に働く力、原子間力とヤング率、分子振動

4

いかにして固体は壊れるか-1: マクロな視点から

応力-歪曲線、弾性限界と比例限界、塑性変形と残留歪、臨界強度と破壊

5

いかにして固体は壊れるか-2: ミクロな視点から

結晶と格子欠陥、欠陥と塑性変形

6

流体の力学-1: 流体とは何か

流体、理想流体と完全流体、静水圧、パスカルの原理、浮力

7

流体の力学-2: 流体の運動

ベクトル場と流線、連続方程式、ベルヌーイの法則、トリチェリの法則、揚力

8

流体の力学-3: 粘性

粘性、粘性抵抗と粘性係数、ストークス定理、ハーゲン・ポアズイユ則、乱流と層流、慣性抵抗、レイノルズ数

9

熱と分子運動-1: 気体の熱的振舞い

気体分子運動論、ボイル=シャルルの法則、ファンデアワールスの式、平均自由行程

10

熱と分子運動-2: 固体の熱的振舞い

デューロン・プティの法則、格子振動、熱膨張、熱輻射、ステファン=ボルツマンの式

11

相変態-1: 蒸発と凝集

相変態とは、分子間の結合エネルギーと熱、潜熱、沸点と蒸発熱、Troutonの法則

12

相変態-2: 融解と凝固

融解・融点・融解熱、秩序と無秩序、エントロピー、自由エネルギー

13

相変態-3: 平衡と相変態

平衡とは、平衡と自由エネルギー、平衡状態図(相図)、相律

14

到達度確認試験とその解説ならびに今後の物理科学科での学習とそのつながりに関する概論

Class Format

対面実施

Recommendations for Private Study

講義に加えて適宜manaba+Rにて配布した「問題集」の内容に沿った15-20分程度の解答時間を要する小テストならびにレポートを課す。小テストは時間内に解答する。レポートについては講義終了後manaba+Rにて提出すること。
学習に際しては上に記したように、身近な物質・現象を科学的・物理的視点から評価できるように常に意識し、小テスト・レポートとして出題された「問題集」の問題以外についても自主的に取り組むと同時に、大学物理入門書の該当箇所の例題・章末問題などを解いてみるのも良いでしょう。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

当日の講義の内容に即した小テストまたはレポートを課し、講義の理解度を問う(50%)
また、最終講義日に到達度試験を行う(50%)予定である。

Grade Evaluation Method (Note)

原則として毎回、小テストまたはレポートを行ない、これを重視します。講義の最初に、小テストに対応する「問題集」を配布します。これも参考にして下さい。
到達度試験は、講義中の例題、小テストならびにレポート課題を中心として、物質の機械的・熱的特性が原子・分子の組み立てとどのように関連しているかを問います。

Advice to Students on Study and Research Methods

日頃から身の回りの物質・現象を科学的視点から分析的に考えてみること。この際、正確で無くとも良いのでいろいろな物理量を自分なりに見積もって見る癖をつけると良いでしょう。また、よく分からないことがあったら、どんどん本を読みましょう。メディアセンターや生協を活用すること。ネットもうまく活用すると有効です(雑多なうそを含むデータもあるので要注意!)。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

教科書は特に定めません。必要に応じて資料やレジュメを配布します。講義に用いたスライドはmanaba+Rに随時uploadしますので参考にして下さい。また、上に記したように「問題集」を配布しますので、大学物理入門書(情況に応じて材料力学、流体力学、熱力学、物理化学、固体物理の入門書)と合わせて学習すると良いでしょう。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
固体論の基礎 G.Burns(小島ら訳) 東海大学出版 ISBN4-486-01085-X 物質間の結合に関する参考書
物理学基礎 原康夫 学術図書出版 ISBN4-87361-662-X 大学物理入門書。多色刷りで高校の教科書や参考書のようになじみやすい。
生命科学のための基礎シリーズ「物理」 川久保達之ら 実教出版 ISBN4-407-02412-7 同上。生体との関連でまとめているのがおもしろい。
物理学I 大槻義彦 学術図書出版 ISBN4-87361-012-5 問が秀逸(答えにはいまひとつ納得いかないものもあるが。。。)

Reference Books (Frequency of Use, Note)

上記はあくまで一例に過ぎません。必要に応じて講義中に紹介しますが、所謂"大学物理入門書"が役に立ちます。各自の好みに合わせて一冊入手しておくことをお勧めします。高校の物理の教科書や参考書も是非手元においておいてください。データ集としては丸善の「理科年表」や岩波の「理化学辞典」が役に立ちます。

Web Pages for Reference

必要に応じて紹介します。Wikipediaを参考にする学生が少なくありませんが、不正確な情報が多いので要注意。

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

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