授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15177:教養ゼミナール(11) 2025 春セメスター 金4 法学部,経済学部,経営学部,産業社会学部,国際関係学部,文学部,映像学部,総合心理学部,理工学部,食マネジメント学部,情報理工学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 木村 修平 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS309号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【クラステーマ】ザ・シンプソンズで学ぶ英語動画コンテンツの楽しみ方

本授業では、アメリカ史上最長のTVアニメーション『ザ・シンプソンズ』(the Simpsons)を題材に、英語のコンテンツに含まれるジョークや文化的言及を楽しむ方法を学びます。『ザ・シンプソンズ』は5人家族のシンプソン家を中心に繰り広げられるギャグアニメで、「アメリカのサザエさん」とも呼ばれる国民的な作品です。 一話完結のエピソードの中で矢継ぎ早に繰り出されるジョークや、映画・音楽・文学・スポーツ・政治など様々な文化的要素に頻繁に言及されるのが特徴であり、これらを自分で調べて考えて理解できるようになることが本授業のゴールです。

本授業では最大6回のライブ配信型授業を行う予定です。

第6回授業にはゲストスピーカーとして映画評論家の高橋ヨシキ氏らをお招きする予定です(登壇者、授業週は変更になる可能性があります)。

高橋ヨシキ氏略歴:アートディレクター、映画評論家、映画監督 1969年、東京都出身。早稲田大学中退。著書に『公式版 サウスパーク・コンプリート・ガイド』(洋泉社)、『悪魔が憐れむ歌』(同)、『スター・ウォーズ 禁断の真実』(同)、『高橋ヨシキのシネマストリップ』(NHKラジオ第1「すっぴん!」制作班編集)など多数。映画、アメリカ文化、海外アニメーション作品などに造詣が深いほか、映画『冷たい熱帯魚』(園子温監督)では共同脚本を担当し、2022年には映画『激怒』を監督・プロデュースした。柳下毅一郎氏・てらさわホーク氏とYouTubeチャンネル「BLACKHOLE」で映画レビューなどを配信中。

受講生の到達目標

この授業を通じて、学生は、英語圏の動画コンテンツに含まれるジョークを見つけ、その可笑しみを理解できます。 この授業を通じて、学生は、ザ・シンプソンズに含まれる膨大な文化的言及からコンテンツを構成する要素の重層性を理解し、自ら文化的言及を発見することができます。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

+R授業
【対面授業】Week 1. ザ・シンプソンズの基本構成と登場人物を理解する

+R授業(Panopto上の動画視聴および動画内容に基づくクイズ):この授業の到達目標、以降の受業の進め方、評価方法を確認します。また、Disney+やDVDなどザ・シンプソンズを視聴する方法を紹介し、ザ・シンプソンズそのものについても概説を行います。

エピソードの基本構成、主要な登場人物とその関係性を知る。

2

【ライブ配信型授業】Week 2. エピソードの中の文化的言及とジョークを理解する 初級(1)

エピソードに含まれる文化的言及やジョークの意味を自ら調べ、授業内のディスカッションを通じて考えを深める。

3

【対面授業】Week 3. エピソードの中の文化的言及とジョークを理解する 初級(2)

エピソードに含まれる文化的言及やジョークの意味を自ら調べ、授業内のディスカッションを通じて考えを深める。

4

【対面授業】Week 4. エピソードの中の文化的言及とジョークを理解する 初級(3)

エピソードに含まれる文化的言及やジョークの意味を自ら調べ、授業内のディスカッションを通じて考えを深める。

5

【ライブ配信型授業】Week 5. エピソードの中の文化的言及とジョークを理解する 中級(1)

エピソードに含まれる文化的言及やジョークの意味を自ら調べ、授業内のディスカッションを通じて考えを深める。

6

【対面授業】Week 6. エピソードの中の文化的言及とジョークを理解する 中級(1)

この回ではゲストスピーカーとして高橋ヨシキ氏・柳下毅一郎氏・てらさわホーク氏に参加いただきます。高橋氏らをお迎えしお話いただくことで、受講生は『ザ・シンプソンズ』という作品世界の広がりを実感し、また、各氏の博識に触れることで作品を自ら体験し文化をインプットすることの重要性を深く理解することができると考えます。

7

【ライブ配信型授業】Week 7. エピソードの中の文化的言及とジョークを理解する 中級(2)

エピソードに含まれる文化的言及やジョークの意味を自ら調べ、授業内のディスカッションを通じて考えを深める。

8

【対面授業】Week 8. エピソードの中の文化的言及とジョークを理解する 中級(3)

エピソードに含まれる文化的言及やジョークの意味を自ら調べ、授業内のディスカッションを通じて考えを深める。

9

【ライブ配信型授業】Week 9. エピソードの中の文化的言及とジョークを理解する 中級(4)

エピソードに含まれる文化的言及やジョークの意味を自ら調べ、授業内のディスカッションを通じて考えを深める。

10

【対面授業】Week 10. 被言及対象としてのザ・シンプソンズ

ザ・シンプソンズという作品はどのように言及されてきたのか、作品の影響力の大きさを学ぶ。

11

【ライブ配信型授業】Week 11. エピソードの中の文化的言及とジョークを理解する 上級(1)

エピソードに含まれる文化的言及やジョークの意味を自ら調べ、授業内のディスカッションを通じて考えを深める。

12

【対面授業】Week 12. エピソードの中の文化的言及とジョークを理解する 上級(2)

エピソードに含まれる文化的言及やジョークの意味を自ら調べ、授業内のディスカッションを通じて考えを深める。

13

【ライブ配信型授業】Week 13. エピソードの中の文化的言及とジョークを理解する 上級(3)

ザ・シンプソンズの変遷から、近年の動画コンテンツの視聴体験やビジネスとしての未来をディスカッションを通じて考える。

14

【対面授業】Week 14. まとめ:ザ・シンプソンズと動画コンテンツの未来

ザ・シンプソンズの変遷から、近年の動画コンテンツの視聴体験やビジネスとしての未来をディスカッションを通じて考える。

授業実施形態

【開講形態】本授業は、8回の対面授業と6回のメディア授業(ZOOMによるライブ配信型授業)の形態で実施します。

【フィードバックとコミュニケーション】本授業では、LMSの掲示板などに加え、授業用グループウェア(Microsoft Teams)を利用します。教員からのフィードバックやクラスメイトとのコミュニケーションはこうしたサービス上で行います。

授業外学習の指示

ザ・シンプソンズは、現在、日本のDisney+や市販DVDなど複数の方法で視聴できます。+R授業内で詳細を紹介しますので、できるかぎり自分に合った方法で視聴できるようにすることを推奨します。各回の授業では、指定されたエピソードに含まれるジョークや文化的言及に関する課題がLMS上に出題されます。それらを調べ、自分の意見を提出します。解説や課題に関わるエピソードは授業内で当該箇所を視聴する機会を設けます。

動画教材にもとづいてLMS上の小テストを授業外課題としてほぼ毎週出題します。

授業に関する連絡や相互チェックはLMSやMicrosoft Teamsを通じて行います。積極的な授業参加は参加点の対象となります。

剽窃行為には厳正に対処します。第三者が作成した答案やWebサイトの丸写し、および生成AIの不適切な利用が疑われる場合は本人や関係者に連絡し、こうした行為が確認された場合は、剽窃行為として立命館大学の規程に沿った対応を行います。

Wi-Fi接続ができるノートパソコンなどの情報端末を授業に持ち込むことを強く推奨します。端末の持ち込みが難しい場合、貸し出し用端末を用意しますので早めにご相談ください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

平常点100%(参加点25%、課題点65%、チャレンジ課題点10%)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
『数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち』 サイモン シン (著), 青木 薫 (翻訳) 新潮社 4105393065

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

Disney+内の「ザ・シンプソンズ」ページ:https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-simpsons/3ZoBZ52QHb4x

シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ(有志によるファンサイト):https://simpsons333.hatenablog.com/

Simpsons Wiki:https://simpsons.fandom.com/wiki/Simpsons_Wiki

Wikipedia内の"The Simpsons"(英語):https://en.wikipedia.org/wiki/The_Simpsons

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/