授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15429:IR18‐DJ206 地域研究論B(R) § 15430:IR-DR205 地域研究論Ⅱ(R) 2022 秋セメスター 水3 国際関係学部 李 眞恵 2

キャンパス

衣笠

授業施設

敬学館KG009号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本授業は、ソ連解体以降、それぞれの形で社会主義体制からの脱却と新たな国家・社会の再編が試みられている、旧ソ連地域の現在をよりよく理解することを目的とする。ソ連解体以降の研究動向を紹介しながら、個別の事例として中央アジア、特にカザフスタンに重点を置いて、地域研究の基本的視座を提供する。授業は講義形式で行う。授業後に講義の内容に対する質問、意見、感想などの提出を求め、必要な場合、授業中に解説する。

受講生の到達目標

①中央アジア諸国における国民統合に関する専門的な知識を理解し、新生独立国または途上国の国民統合について説明することができる。
②カザフスタンのコリョ・サラムを事例とした多民族国家におけるマイノリティの変容について学び、多民族共存への様々なアプローチ、または新たな視点を獲得する。
③上記2つに基づき、該当地域のソ連解体後の政治・経済・社会的変容の大きな流れを理解した上で、グローバルな意味をもつ課題についてレポート等で意見を表明することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション:中央アジア、コリョ・サラム、地域研究

自己紹介、授業の概要、評価基準・評価方法等の説明

2

「国家」と「民族」とは何か①

ソ連における国家と民族

3

「国家」と「民族」とは何か②

中央アジアとカザフスタンにおける国家と民族

4

「ディアスポラ」とは何か①

ディアスポラの定義、コリアン・ディアスポラ、コリアンの意味

5

「ディアスポラ」とは何か②

コリョ・サラムの定義、名称、カザフスタン・コリョ・サラムの特徴

6

「コリョ・サラム」とは何者か①:移住史

帝政ロシア期、ソ連期:スターリン期、ポスト・スターリン期、ソ連解体、旧ソ連諸国の独立

7

「コリョ・サラム」とは何者か②:ドキュメンタリーフィルムの視聴

『空色の故郷』キム・ソヨン監督(2002年作)

8

ソ連末期における少数民族の文化変容

ペレストロイカ、グラスノスチ、メディア、民族再生

9

ソ連解体と旧ソ連諸国の独立による少数民族の文化変容

エスニック・マイノリティ、アイデンティティの分化および変容

10

「エスニック・メディア」とは何か

エスニック・メディアの定義、分類、『コリョ・イルボ』の概要

11

ペレストロイカ期におけるコリョ・サラムの変容

民族の言語、文化、歴史、記憶、アイデンティティの再生

12

カザフスタン独立とコリョ・サラムの変容

国民統合、カザフ化、カザフスタン化、多民族共存

13

現地調査の実習①

関連の遺跡探訪、資料収集

14

現地調査の実習②

インタビュー調査、アンケート調査、その他

15

総括:「地域研究」とは何か

これまでの授業の振り返りとまとめ

授業実施形態

【BCPレベルが1もしくは2の場合】
・全授業回数の1/2を超える回数の授業を対面形式で行い、残りの授業回についてはWeb授業を行います。
・担当教員の連絡先は初回授業までにmanaba+Rコース内に記載します。
・初回授業については受講生数が確定していないことからWeb授業を実施します。
・学期の途中にBCPレベルが3以上に変更になった場合は、原則Web 授業を行います(対面授業は実施しません)。
・下記の条件に該当し、対面授業に参加できない学生がいた場合は、対面授業回についてもWebフォローを実施します。該当する学生は、初回授業までを目途に担当教員に申し出てください。

[Webフォロー対象となる条件]
①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い学生
②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い同居家族がいる学生
③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合
(※) 呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合

【BCPレベルが3もしくは4の場合の場合】
・原則Web授業を行います。Web授業の形態についてはmanaba+Rのコース内で案内します。
・学期の途中にBCPレベルが2以下に変更になった際は、対面授業を再開する場合があります。

※立命館大学のBCPレベルについては以下URL先の1. 立命館大学における新型コロナウイルス感染症に関する対策を参照。
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1679

授業外学習の指示

講義の理解を深めるためには、参考資料を読んで予習・復習することやウエブサイトを閲覧することなど、積極的に学習することを奨励します。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
70

各到達目標に対応した3つの課題から1つを選択し、2000〜3000字程度で記述・回答すること。
学術的な手法により、意義ある内容が記されていること。

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

毎回の授業時間内でのコメントペーパーを課して、授業への積極的な参加、授業に対する理解度、質問、発信、感想などを評価。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

毎授業使います。manaba+Rで毎授業のレジュメや参考資料を配布します。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
中央ユーラシアを知る事典 小松久男他編 平凡社
中央アジアを知るための60章 宇山智彦編 明石書店
カザフスタンを知るための60章 宇山智彦・藤本透子編 明石書店 
国家の解体Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ 塩川伸明 東京大学出版会
現代中央アジア―政治・経済・社会 宇山智彦・樋渡雅人編 日本評論社
〈賄賂〉のある暮らし:市場経済化後のカザフスタン 岡奈津子 白水社

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

連絡の必要がある場合は下記へお願いします。
jinhyelee4〔あっとまーく〕gmail.com
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html