授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15090:[2025 秋セメスター]現代社会のフィールドワーク(GA) 2025 秋セメスター 火4 法学部,産業社会学部,国際関係学部,文学部 山口 洋典 2

キャンパス

衣笠

授業施設

学而館GJ401号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

大学での学びは机を前に座って学ぶだけに留まるものではありません。机の上での学びが「デスクワーク」とするなら、キャンパスを出て、まちの動きの只中で学ぶ「フィールドワーク」は、もう一つの学び方です。何より、「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、さまざまな謎や疑問を徹底的に究明する」といったフレーズは、テレビの中だけで通用するものではなく、むしろ、誰もが率先して「問い」に向き合う合い言葉として携えていってよいでしょう。そこで本科目では、立命館における教養教育の柱の一つである「社会で学ぶ自己形成科目」の中核として、「座」と「動」を織り交ぜ、社会における問題の発見から解決までのシナリオを協働で探ることを目的とします。
フィールドワークで重要なのは、軽快なフットワークと確固たるチームワークを発揮することです。そのため、本科目では、研究目的で行われる「アクションリサーチ」などの課題探求型のフィールドワークではなく、学習目的で行われる「サービスラーニング」の視点で、他者への関わりを通じた多様なコミュニティにおける主体的な学びの展開を図ります。結論から言えば、この科目は問題群(problems)から個別具体的な課題(issue)を見極め、見定めることができるよう、世の中への目利きとなることを意図とした科目として展開されます。そして、受講生の率先した自主活動を重視し、現代社会における多様な問題への理解と、他者との相互作用の中での学びを促します。

※本科目は抽選科目となっているので、各学部の「履修・登録の手引き」の受講登録についてのページの案内に従って登録してください。

受講生の到達目標

1.大学以外での学びを体験し、NPO等の組織マネジメントやリーダーシップなどへの関心が高まる。
2.現代社会の問題群に対する自らの関心を明らかにし、問題の当事者と解決の担い手が誰か理解する。
3.今後自らが習得すべき専門分野を踏まえ、問題解決への接近にどのような学びが重要かを見つけだす。

事前に履修しておくことが望まれる科目

地域参加学習入門

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション:地域に入る上での気づきの準備

感性

2

フィールドワークのツボ:コミュニケーションとネットワーキング

協働

3

フィールドワーク(1)の設計:問いと仮説を設定する

貢献

4

フィールドワーク(1)の実施:情報を収集・整理・分析する

共生

5

フィールドワーク(1)のまとめ:自らの発見をまとめる

知識

6

フィールドワーク(1)の発表:プレゼンテーションと相互評価

結縁

7

方法論の解説とフィールドワーク(2)のチーム作り:展開スタイルとテーマを定める

再生【+R 授業】詳細はmanaba+R を参照

8

仮説生成・計画作り:必要なタスクを明らかにする

省察

9

フィールドワーク(2)の実施:データを元に問いを研ぎ澄ます

互恵

10

フィールドワーク(2)の中間報告:各々の発見と悩みを共有する

連結

11

フィールドワーク(2)の展開:インフォーマントを広げる

継承

12

フィールドワーク(2)のまとめ:自分たちの発見を明確にする

贈与

13

フィールドワーク(2)の発表:プレゼンテーションと相互評価

交歓

14

まとめ:一連の実践と学びを振り返る

越境

授業実施形態

全ての授業を対⾯にて実施します

ただし第7回における【+R 授業】は対面での授業に加えて20分の動画を開講後に提供します

授業外学習の指示

授業運営においては、2回のフィールドワークを通じて問いを研ぎ澄ませていくことに力点を置きます。英語で「責任」を意味する「Responsibility」とは「Response(応答する)」「ability(能力)」のことです。受講生一人ひとりが、グループのメンバーの一員として、責任を果たすよう、積極的なコミュニケーションが重ねられていくことを期待しています。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

フィールドワークの成果だけでなく、一連の過程における自己評価(チームでの実施においてはチームメンバーの相互評価も)も求めます。それらをもって、総合的に成績を判定します。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
フィールドワークの技法:問いを育てる,仮説をきたえる 佐藤郁哉 新曜社 97847-88507883
関係性の学び方 サラ・コナリー、マージット・ミサンギワッツ(著)、山田一隆・井上泰夫(訳) 晃洋書房 978-4771021082
イシューからはじめよ:知的生産の「シンプルな本質」 安宅和人 英治出版 978-4862760852

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

立命館大学サービスラーニングセンター http://www.ritsumei.ac.jp/slc/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

<担当者について>立命館大学理工学部1回生の頃、阪神・淡路大震災でのボランティア活動に参加したことをきっかけとして、地域社会における自らの存在や役割について体験を通じて深く学びました。その後、京都駅近くにあるキャンパスプラザ京都を拠点とする「財団法人大学コンソーシアム京都」と大阪市天王寺区の浄土宗寺院「應典院」を経て、同志社大学大学院総合政策科学研究科でのソーシャル・イノベーション研究の指導の後、2011年から立命館大学の共通教育推進機構にて新たな学びのシステムとスタイルを開発・推進・評価に取り組んでいます。

<実務経験と授業の関連性>本科⽬では、財団法人大学コンソーシアム京都における教育・研究企画業務に従事した中での実務経験や浄土宗應典院(大阪市天王寺区)にて僧侶の立場で多様な人々のライフイベント等に関与した経験を踏まえ、言語・非言語の両面での相互理解の重視やコミュニケーションデザインなどの知⾒を授業内容に反映させている。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/