授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50469:[2025 秋セメスター]資源エネルギー論(P) 2025 秋セメスター 火2 政策科学部 小杉 隆信 2

キャンパス

OIC

授業施設

C273講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

資源エネルギーは我々が生活や経済活動を持続・発展させるための基礎となるものである一方で、環境問題に影響を及ぼしている。本科目では、総合に密接に連関するエネルギー・資源・環境をシステム(Energy, Resources and Environmental System;ERES)として捉え、さまざまな社会経済動向・政策課題との関連を論じる。
いくつかのトピックについて、受講生自身による調査・報告・議論を行う機会を与えるので、能動的に学んでもらいたい。扱うトピックについては、予め受講生をグループ分けして割り当てる。この割り当ては第2~3回目の授業で行い、第5回目以降の授業で受講生自身によって報告・議論を行ってもらう予定である。

受講生の到達目標

・資源エネルギー問題に関する政策的な議論を行うために、主に社会科学的な基礎を習得する。
・エネルギー、資源および環境問題の密接な関係性について、システム的に理解・思考できる。
・エネルギー、資源および環境問題と社会経済動向との関わりについて考察することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

エネルギー・資源と環境問題の捉え方

持続可能な開発目標、惑星の限界、人新世(人類世)、システム
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

2

エネルギー問題の基礎

一次/二次/最終エネルギー、化石燃料、再生可能エネルギー、省エネルギー

3

資源問題の基礎

鉱物資源、レアメタル、資源量・埋蔵量、リサイクル、生物資源、自給率

4

エネルギー・資源・環境システム(ERES)

ネクサス(連環)、産業エコロジー、ライフサイクルアセスメント

5〜6

ERESに関する科学技術の進展

産業革命、緑の革命、ポストノーマルサイエンス

7〜8

ERESに関する経済活動の進展

ジェヴォンズのパラドックス、環境クズネッツ曲線、デカップリング、茅恒等式

9〜10

人口・都市問題とERES

環境難民、公正な移行、少子高齢化、交通システム、広域化・集約化、地産地消

11〜12

経済・社会問題とERES

循環経済、地域循環共生圏、幸福度、社会的連帯経済、シェアリング、燃料貧困

13〜14

情報・コミュニケーションとERES

超スマート社会(Society 5.0)、NIMBY/PIMBY、市民参加

授業実施形態

対面授業14回
ただし、第1週の115分間のうち20分間の「+R授業」はVOD授業とするので、先に視聴しておくこと。

授業外学習の指示

第2~3回目授業(予定)での割り当てに基づき、それぞれの担当トピックについてグループごとに深く調査を行ってもらう。
講義で扱う内容について、資源・エネルギーの入門書や白書、新聞・テレビ・ネットニュースなどに掲載されている関連記事・具体的事例と対比し、時には批判的に思考しながら理解を深めることが望まれる。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

与えられたトピックに対するグループでの調査・報告と、それらに対する質疑の参加状況、および複数回の小テストに基づいて評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は使用せず、講義時に資料を提示する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
地下資源の科学 西川有司 日刊工業新聞社 9784526072819
入門・エネルギーの経済学 藤井秀昭 日本評論社 9784535557529
エネルギー資源のすべてがわかる 矢沢サイエンスオフィス 技術評論社 9784774169965
エネルギー科学と地球温暖化 氏田博士・加藤之貴・千葉敏・松井一秋・松尾尚子 共立出版 9784320071971
世界の本当の仕組み―エネルギー、 食料、材料、グローバル化、リスク、環境、そして未来 V. シュミル(著)、柴田裕之(訳) 草思社 9784794227348
Earth for All 万人のための地球 S. ディクソン=デクレーブほか(著)、武内和彦(監訳) 丸善出版 9784621307670

参考書(使用頻度、その他補足)

資源エネルギー庁『エネルギー白書』、林野庁『森林・林業白書』、水産庁『水産白書』、内閣府水循環政策本部『水循環白書』、環境省『環境・循環型社会・生物多様性白書』といった政府刊行の白書はインターネット上で無料で閲覧でき、最近の政策的トピックス・事例等が分かりやすく説明されている。

参考になるwwwページ

資源エネルギー庁 http://www.enecho.meti.go.jp/
林野庁 http://www.rinya.maff.go.jp/
水産庁 http://www.jfa.maff.go.jp/
国土交通省 http://www.mlit.go.jp/
内閣府水循環政策本部 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/mizu_junkan/
環境省 https://www.env.go.jp/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

資源・エネルギーは人間の生活や活動において不可欠なものだが、日常にありふれているため、自分で関心を持たないと、空気のように見過ごしてしまう。しかしながら、今日の資源・エネルギーに関わる問題は、自然、経済、社会、文化などの現象と連鎖する、複合的な構造をしているため、体系的、系統的に理解することが重要である。システム思考で学習してほしい。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/