授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
13891:特修憲法(JC) § 13892:ロースクール憲法Ⅰ(JC) 2023 春セメスター 水5 法学部 多田 一路 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS311号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 法曹・上級公務員などの進路を希望する司法特修の学生のための科目です。対面で行います。
 憲法Ⅰの学修をふまえて、授業での受講者と教員との双方向のやりとりを通じて、与えられた事例の中にどのような憲法上の論点があるのかを自ら発見することができるよう、そして、その論点をどのように活用するかを考えることができるよう、基礎的なトレーニングを行います。加えて、関連する重要判例の正確な理解をすすめます。

 具体的には、憲法に関する重要な論点を含む事例等の予習課題をあらかじめ提示します。毎回、受講者はそれに取り組んだ上で授業に出席することが求められます。授業においては、予習課題に関して受講者から回答を求めます。
 この授業は、憲法科目の単なる「復習」ではありません。すでに憲法Ⅰの講義によって得られているはずの知識を自ら引き出して論じることを通じて、憲法についての基本的な論点を理解し、定着させることを目的とします。

受講生の到達目標

1.憲法についての基本的な論点を、定着させることができる。
2.憲法についての基本的な論点を、与えられた事例の中から的確に発見することができる。
3.憲法Ⅰの講義で得た知識を踏まえ、人権についての代表的な判例・事件について、批判的かつ論理的に考察し、その過程を整合的に再現ないしは再構成することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

憲法Ⅰ、憲法Ⅱ(並行履修を求める)

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業の概要と導入
事案に対する憲法上の論証について
第一回目の予習課題の提示(以下、各回に次回の予習課題を提示する)

授業の到達目標、進め方、成績評価方法、予習の重要性
法学的三段論法と憲法上の論証の特徴

2

幸福追求権

住基ネットとプライバシーの権利
京都府学連事件判決、住基ネット訴訟判決

3

平等

女性の再婚禁止期間
尊属殺重罰規定違憲判決、再婚禁止期間違憲判決

4

思想・良心の自由、政教分離原則

内心と矛盾する行為の強制
君が代起立斉唱事件判決、津地鎮祭事件判決

5

21条1項の保障内容

取材の自由と取材物の提出強制
よど号ハイジャック記事抹消事件、博多駅事件

6

表現行為の規制

名誉毀損と表現行為
チャタレー事件判決、週刊和歌山時事事件判決

7

検閲・事前抑制

裁判所による表現物の差止め
札幌税関検査事件判決、北方ジャーナル事件判決

8

表現・集会と管理権

市民会館の使用許可と集会の自由
吉祥寺駅ビラ配布事件判決、泉佐野市民会館事件判決

9

職業選択の自由・財産権

薬のネット販売・通信販売禁止
薬事法距離制限違憲判決、小売市場事件判決、森林法違憲判決

10

生存権

老齢加算の廃止と政治部門の裁量
朝日訴訟、堀木訴訟

11

適正手続主義

行政における適正手続
第三者所有物没収事件判決、成田新法事件判決

12

選挙権

受刑者の選挙権行使
在外邦人選挙権訴訟判決、定数不均衡訴訟判決

13

司法権・違憲審査制

裁判所が受理・判断する憲法訴訟
板まんだら事件判決、警察予備隊訴訟

14

地方自治

条例制定権
徳島市公安条例事件

15

到達度検証テスト60分
解説

これまでの学習到達度の検証

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

教室で対面形式で実施します。

授業外学習の指示

・毎回予習課題を出しますので、必ず予習をすること。予習の状況は、「授業への参加度」として評価されます。
・期中にレポートを課します。詳細は、授業中に説明します。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業への参加度 30%
レポート20%
到達度検証テスト50%

【BCPレベル3以上の場合】
成績評価方法は変更しない。

成績評価方法(備考)

「授業への参加度」は、出席を前提とし、欠席の場合、及び、出席していても授業中のやり取りで予習せずに出席したと認められる場合に、その回の「授業への参加度」に相当する評価をゼロ点とします。授業中のやり取りの内容によってはさらに加点します。

「到達度検証テスト」は、授業で扱ったテーマに関する基本的な論点について記述する設問を出します。

受講および研究に関するアドバイス

当科目を履修する学生は自分なりの目標を持っているはずですよね。その目標との関係で予習が必要なのです。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は使用しません。事前に配布した各回の予習課題に基づいて進めます。授業に際しては、各自で持っている憲法の基本書、判例集を持参してください。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
ケースメソッド憲法 第二版 市川正人 日本評論社 978-4-535-51714-1
基本的人権の事件簿 棟居、赤坂正浩、松井、笹田、常本、市川 有斐閣 978-4-641-28147-9
憲法判例百選Ⅰ 有斐閣 9784641115453
憲法判例百選Ⅱ 有斐閣 9784641115460
憲法論点教室 第2版 曽我部、赤坂幸一、新井、尾形編 日本評論社 9784535523722 上級者向け

参考書(使用頻度、その他補足)

そのほか、予習課題中で指示します。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/