授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
30503:経済学特殊講義Ⅲ(地域産業論)(E) 2022 秋セメスター 水5 経済学部 増田 佳昭 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 204号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本格的な人口減少時代を迎え、それぞれの地域が存続のあり方を模索している。とくに、地域においてどのような産業を基盤としどのような産業を成長させるのかが問われている。本講義では、経済活動における地域の重要性に着目して、(1)経済理論において「地域」がどのように取り扱われてきたか、(2)地域の産業構造の特徴をどのように分析すべきか、(3)地域経済の活性化と地域産業振興はどうあるべきかを中心に学ぶ。抽象的な理論を学ぶことにとどまらず、受講生が具体的な地域(市町村)を対象にしながら学ぶことを重視する。
 授業は講義を中心とし、毎回の授業の終了時にmanaba+Rを用いて授業内容の理解度を確認し、授業内で提起した論点に対する意見の提出を求める。意見については、次回以降の講義等で適宜補足的説明を行う。

受講生の到達目標

1)地域産業を把握するための基本的な考え方や方法を理解する。
2)地域社会と地域産業を把握するための諸統計について学び、それを利用することができる。
3)具体的な市町村について、地域産業の現状と産業政策の概況について説明できる。
4)主体的に地域産業を分析する姿勢と態度を身につける。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション-講義の狙いと目標

2

地域産業をどうみるか

・地域産業とは何か
・なぜ「地域」が大事か-地域概念の多様性と重要性
・FEC自給圏

3

日本における産業立地政策の変遷

・日本における産業立地政策(1)
・日本における産業立地政策(2)
・関西バイオクラスター

4

地域格差をどう説明するか-立地論からのアプローチ

・チューネンの農業立地論
・アルフレード・ヴェーバーの工業立地論と日本の工業立地
・地域産業興しの事例

5

地域格差をどう説明するか-地域格差に関するさまざまな理論

・過渡的不均衡論
・構造的不均衡論
・集積理論-極形成の経済論理

6

「外来的開発」vs「内発的発展」-地域の「主体性」をどうみるか

・内発的発展論とは
・日本における外来的開発と内発的発展
・内発的発展の事例

7

地域資源活用の政策と理論-6次産業化と農商工連携-

・相次いだ「地域資源活用」の法律
・「地域資源」とは何か
・地理的表示保護制度

8

地元経済を創りなおす-地域経済の循環について考える

・なぜいま、地域経済か-漏れバケツモデルから考える
・島根県海士町の事例
・地域経済分析システム(RESAS)で地域経済の循環を調べる

9

農業は地域経済を救うか

・農業成長論と農業の産業的特質
・耕作放棄地はなぜ発生するか
・農業はもうかるか?

10

地域産業の見方 基盤産業と非基盤産業、稼ぐ産業と雇用産業 

・中村良平氏の「地域産業構造の見方、捉え方」
・統計ダッシュボードを使ってみる

11

地域産業と統計 

・特化係数を計算してみる
・経済センサス
・事業所と産業分類

12

統計を使って地域経済を調べる(1) 

・さまざまな統計
・市町村統計を探す-「統計でみる市区町村のすがた」
・RESASで市区町村のすがたをみる

13

統計を使って地域経済を調べる(2) 

・RESAS「データ分析支援機能」
・環境省「地域経済循環分析」

14

自治体の地域産業政策を考える

・RESASを活用した政策立案ワークショップ
・自治体産業政策の作成と実践

15

講義のふりかえり

授業実施形態

<BCPレベル1-2の場合>
授業は原則として対面授業で行います。
第1回は受講者数が確定しないので、オンデマンドによるweb授業とします。manaba+Rで案内するので、動画を視聴してください。(新型コロナの状況により、変更の可能性もあります)
第2回以降は、教室での対面授業とzoomによる同時配信の予定です。詳細は、後日案内します。

<BCPレベル3-4の場合>
第1~15回をwebにて実施します。

授業外学習の指示

各自が関心を持つ地域(市町村)について、地域の当面する課題や地域産業の現状について関心を持ってもらいたいと思います。課題レポートでは、それらをもとにまとめてもらいます。

<昨年度レポートテーマ>
第1回レポート 「市町村の地域産業政策の紹介とコメント」
 大都市以外の任意の市町村を一つ取り上げ、そこでの地域産業振興計画(工業または農業)を素材に、その他の地域に関する関連する情報も収集して、レポートを作成しなさい。
第2回レポート 「RESAS等を用いて産業構造の特徴を把握する」
 大都市以外の任意の市町村を一つ取り上げ(第1回課題レポートで取り上げた市町村と同一であること、変更する場合は、その理由を冒頭で述べること)、産業構造等の特徴を分析しなさい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

講義回ごとに、manaba+Rで「小テスト」に回答してもらい、それを平常点とします。また、2回の課題レポートを提出してもらいます。

成績評価方法(備考)

毎回の講義で提出を求める「小テスト」による平常点評価 50%
期間中に実施する2回の課題レポートによる評価 50%

成績評価方法は、BCPレベル3-4の場合も、変更ありません。

受講および研究に関するアドバイス

将来、地方行政や協同組合に携わることを希望する学生にとって有意義な講義と思います。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

使用しません。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

授業中に適宜紹介します。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html