授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
51800:社会と福祉(GV) 2024 春セメスター 水3 経営学部,映像学部,総合心理学部,情報理工学部 石倉 康次 2

キャンパス

OIC

授業施設

AN110講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

この講義でいう福祉とは社会保障や社会福祉のことを⾔います。それれは⼀部の⼈のためにあるのではありません。保育・⼦育て・障がい者福祉・認知症ケア・貧困への対応策をはじめ、年⾦・医療などは、現代社会で働き暮らす⼈々にとって必要不可⽋な社会資源であり、すべての⼈に健康で⽂化的な最低限度の⽣活を営む権利を保障するために国と地⽅⾃治体が責任を負ったものです。このような仕組みは、社会の歴史的変化の中で形成されてきたものです。講義では、その成⽴経過と現代的な役割を、テキストをベースにビデオ教材や資料、ゲストスピーカのお話も交えて具体的に学んでゆきます。

受講生の到達目標

社会の中での社会保障・社会福祉の位置と役割について学ぶ。具体的には、私たち自身の生活の必要性からとらえる視点と、 社会全体の歴史的な変化の視野からとらえる視点を獲得する。さらには⽬に⾒えるものから判断することの危うさを⾃覚し、社会福祉をみる蟻の眼、⿃の眼、⾒えないものをみる⼒の獲得をめざします。メディアや⼀般書等で流布される⾒⽅をいった疑い疑い、それらを事実に基づ いて批判的にとらえる眼力がつくようにします。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

社会福祉のまなざし︓⿃の眼と蟻の眼、⾒えないものを⾒る⼒

⽅向⾳痴はなぜおこる〜福祉の世界で必要な眼⼒とは何か

2

福祉的営みの本源性︓ボノボの群れ社会にまなぶ(ビデオ教材)

ボノボ、共同社会

3

⼤家族の時代の合掌造りが教えてくれるもの ︓⽇本にも⼤家族が地域で共同で暮らす社会が100年前まであった〜(ビデオ教材)

⼤家族、煙硝づくり、硝⽯の輸⼊、電源開発と材⽊流しの衰退

4

家族の歴史と社会保障・社会福祉必然性

家族形態、資本主義経済の浸透のもたらす社会変動

5

こんなときあなたはどうしますか︓主権者に必要な知識としての社会保障理解

出産⼿当、育児⼿当、医療保障、⽼後保障、障害者福祉、スウェーデンの中学⽣がまなぶ「公⺠科」教科書

6

社会保障・社会福祉の理念

⽇本国憲法、世界⼈権宣⾔、平和的⽣存権、中村哲

7

社会保障・社会福祉の制度

ベヴァリッジ報告、社会保障制度審議会1950年勧告、狭義の社会政策、社会保障制度、関連公共⼀般施策

8

社会保障・社会福祉と政治

社会福祉の三元構造、社会福祉事業者と福祉労働者の⼆重性と⼆⾯性、社会保障・社会福祉の類型

9

社会保障・社会福祉の財源問題

社会保険料被⽤者負担、社会保険料事業主負担、税、利⽤者負担、年⾦積⽴⾦の資産運⽤、消費税をめぐる利害関係

10

社会のジェンダーバランスと少⼦化問題

出⽣率と結婚・出産年齢、無償労働と優勝労働のジェンダー格差、⼥性の職業進出の国際⽐較、⼦育ての社会化を進める社会政策、意思決定の場への⼥性の進出

11

沖縄で考える貧困の世代連鎖

⼦どもの貧困、貧困の世代連鎖の諸要因、世代連鎖からの離脱

12

ゲストスピーカーに学ぶ︓若年認知症の夫・⽗と暮らす家族

若年認知症、ヤングケアラー

13

認知症の⼈はどのように⽣活を経験しているのか

中核症状と周辺症状、認知症の⼈にとっての補助具

14

ゲストスピーカーに学ぶ︓薬物依存症からの復帰

薬物依存、セルフケア、当事者組織

15

社会がつくる逸脱

逸脱の正常性、⾃我の⼆側⾯としての I と me 、ラベリングとスティグマ、⼆次的逸脱

授業実施形態

第1回から第15回まで、すべての授業を対面授業として実施する。

授業外学習の指示

⽇ごろからSNSや新聞・テレビによって発信される社会保障や貧困問題関連のニュース、ルポルタージュ作品に親しんでほしい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

毎回の授業アンケートの提出状況および内容、授業への出席状況、期末レポートを総合的に評価します。

成績評価方法(備考)

特に事情がない限り3分の2未満の授業出席回数の⼈および期末レポートの提出のない⼈は評価の対象としません。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
まなざしとしての社会福祉 石倉康次 北大路書房 978-4-7628-3158-4

教科書(使用頻度、その他補足)

ゲストスピーカーのお話以外は教科書に準拠して行います。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html