授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50913:パブリック・マネジメント論(P) 2024 秋セメスター 月2 政策科学部 岸 道雄 2

キャンパス

OIC

授業施設

C274講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本講義では、主として公共経営の考え方に基づく行財政改革のあり方を検討する。公共経営は、1980年代以降、イギリス、ニュージーランドなどのアングロ・サクソン系諸国を中心に発展した、ニュー・パブリック・マネジメント(NPM)と呼ばれる公的セクター改革における理念と手法の影響を大きく受けている。我が国でも行政評価システムの構築を初め、PFIの導入、独立行政法人化、発生主義会計の適用など、公共経営の考え方に基づく多くの行財政改革が行われてきた。
 本講義では、公共経営の考え方と諸外国での事例を踏まえつつ、我が国における行財政改革の現状と課題について、批判的観点を含めて分析を行う。

受講生の到達目標

公共経営の理念、理論、手法、事例、課題について理解し、説明することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

ミクロ経済学入門、公共経済学を履修しておくことが望ましい(必須ではない)。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

公共経営とは?

政府、民間、市場、公共サービス、経済学、経営学

2

公共経営の基礎概念

ニュー・パブリック・マネジメント(NPM)、業績、裁量、競争原理

3

公共経営における具体的手法

行政評価、民営化、市場化テスト、PFI、発生主義会計

4

民間委託、市場化テスト 

イギリス、強制競争入札、官民競争入札、公共サービス改革法

5

指定管理者制度

地方自治法、公の施設

6

PFI(1):その仕組み

VFM、PSC、リスク移転、有形固定資産、ライフ・サイクル・コスト

7

PFI(2):イギリスにおけるPFIの発展の歴史・背景

保守党政権、労働党政権、イギリス下院財政委員会報告書

8

PFI(3):日本におけるPFI取り組みの現状と課題

内閣府PFI推進委員会、総務省PFI政策評価、VFM評価

9

公契約条例(1)日本の取り組み

官製ワーキング・プア、野田市、川崎市、生活賃金、公平性

10

公契約条例(2)欧米の取り組み

ILO94号条約、生活賃金、London Living wage

11

政府の業績測定(1)基礎概念

インプット、アウトプット、アウトカム、ロジック・モデル

12

政府の業績測定(2)政府の業績測定を支える基本原理

インセンティブ、目標値設定、因果関係

13

政府の業績測定(3)業績に基づく予算

業績予算の考え方、米国連邦政府予算における業績予算

14

公会計改革

現金主義、発生主義、貸借対照表、行政コスト計算書

15

日本における公共経営への取り組みの総括と課題

競争原理、公共性、新自由主義、労働者の待遇

授業実施形態

第1回授業から8回授業を対面授業にて実施
第9回授業から15回授業をメディア授業(ライブ配信型授業)にて実施

授業外学習の指示

教員の講義内容、提示する資料について、自らさらに調べ、理解を深めることが重要である。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 100

受講生の到達目標に対応した定期試験に基づき成績評価を行う。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
0

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

対面授業とZoomによるライブ配信型授業の組み合わせによる講義形態となる。いずれの講義形態であっても、毎回講義に出席することおよび、講義後の復習が重要である。
教科書は参考書としての位置づけで、独自の講義ノートに基づく授業となる。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
パブリック・マネジメント:戦略行政への理論と実践 大住莊四郎 日本評論社 4-535-55265-7

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
行政改革をどう進めるか 白川一郎・富士通総研経済研究所 日本放送協会出版 4140018372
NPMによる自治体改革~日本型ニューパブリックマネジメントの展開 白川一郎・富士通総研経済研究所 経済産業調査会 4806526606
パブリック・セクターの経済・経営学 山内弘隆・上山信一 編著 NTT出版 4757121180

参考書(使用頻度、その他補足)

適宜、manabaで参考資料、ウェブサイトを紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html