授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
30134:[2025 春セメスター]有機分子解析法(M) 2025 春セメスター 月3 生命科学部 前田 大光 2

キャンパス

BKC

授業施設

フォレストハウス202号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 有機化合物を取り扱う場合、いろいろな化合物の化学構造を知る必要に迫られることが多い。これは近年急速に進歩した分光学的手法によって著しく容易になった。本講義ではNMR,IR,MS,UVを中心に、演習をまじえて、構造解析の実際を解説する。本講義の内容は「有機化学I」「有機化学II」「有機化学実験」さらに第3セメスター以降で開講される「有機化学III」「有機化学IV」と関係が深い。

受講生の到達目標

 有機分子の構造決定に関する以下の内容を理解する。
①NMR,IR,MS,UVの測定原理
②NMR,IR,MS,UVのスペクトルの読み方、描き方
③NMR,IR,MS,UVを用いた構造解析の実際

事前に履修しておくことが望まれる科目

 「有機化学I」「有機化学II」「有機化学実験」でNMRおよびIRを使用するので、これと関連づけて学習されたい。
 生命科学部での「有機化学系科目」の履修の仕方について以下に示す。生命科学部のカリキュラムでは、「有機化学系科目」を、「有機化学I」,「有機化学II」,「有機化学III」,「有機化学IV」の順に履修する。この順番を無視して、たとえば、「有機化学III」をいきなり履修しても内容は理解できないであろう。また、「有機分子解析法」は、「有機化学実験」「有機・高分子材料化学実験」と密接に関わっているので、これらの実験を履修する学生は、必ず受講すること。
 なお、下記テキストは、これらの講義・実験でも使用する。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等

本科目は+R授業対象科目。第14回に+R授業を実施。詳細はmanaba+Rを参照

1

核磁気共鳴スペクトル(NMR):教科書・第10章を中心として(基礎事項1)

分光法,核磁気共鳴分光法,スペクトル

2

核磁気共鳴スペクトル(NMR):教科書・第10章を中心として(基礎事項2)

核スピン,共鳴,化学シフト,局部磁場,しゃへい化,反しゃへい化,等価性

3

核磁気共鳴スペクトル(NMR):教科書・第10章を中心として(基礎事項3)

積分,スピン-スピン分裂,カップリング定数,加成性,N+1則,プロトン交換,デカップリング

4

核磁気共鳴スペクトル(NMR):教科書・第10章を中心として(基礎事項4)

13C,プロトンデカップリング

5

核磁気共鳴スペクトル(NMR):教科書・第10章を中心として(応用と実例1)

演習

6

核磁気共鳴スペクトル(NMR):教科書・第10章を中心として(応用と実例2)

演習

7

赤外吸収スペクトル(IR):教科書・第11章を中心として(基礎事項1)

赤外分光法,振動励起,中赤外領域,Hookeの法則

8

赤外吸収スペクトル(IR):教科書・第11章を中心として(基礎事項2)

官能基,伸縮振動,変角振動,指紋領域

9

赤外吸収スペクトル(IR):教科書・第11章を中心として(応用と実例)

演習

10

質量スペクトル(MS):教科書・第11章を中心として(基礎事項1)

質量分析法,質量スペクトル,分子イオン,フラグメント化,基準ピーク,同位体

11

質量スペクトル(MS):教科書・第11章を中心として(基礎事項2)

フラグメントイオン,α開裂,アシリウムカチオン,McLafferty転位,高分解能質量分析法

12

質量スペクトル(MS):教科書・第11章を中心として(応用と実例)

演習

13

紫外吸収スペクトル(UV):教科書・第14章を中心として(基礎事項および応用と実例)

電子スペクトル,紫外分光法,可視分光法,基底電子状態,励起電子状態,π→π*遷移,n→π*遷移,モル吸光係数,HOMO,LUMO,演習

14

スペクトルからの構造解析応用例

演習

授業実施形態

対面授業にて実施。

授業外学習の指示

 各回の講義の前には、上記の授業スケジュールを参考にして教科書の該当する頁をよく読んでおくこと。講義終了後には、レポート課題を提出することはもちろんであるが、さらにレポート課題あるいは授業中に行った問題の内容を確実に理解できるように、教科書の該当部分を読み返すこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 80

受講生の到達目標に対応して、分光学的手法を利用した構造解析に関して出題し、本科目の理解度を評価する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
20

各回の講義におけるレポート課題を評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 まず、授業に出席することが肝要である。内容が多岐に渡るが、しっかり復習を行い、理解を深める必要がある。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
ボルハルト・ショアー 現代有機化学(第8版)(上) K. P. C. Vollhardt, N. E. Schore著, 古賀憲司, 野依良治, 村橋俊一監訳 化学同人 978-4-7598-2029-4
ボルハルト・ショアー 現代有機化学(第8版)(下) K. P. C. Vollhardt, N. E. Schore著, 古賀憲司, 野依良治, 村橋俊一監訳 化学同人 978-4-7598-2030-0

教科書(使用頻度、その他補足)

 旧版(第6版)を持っている場合はそれでも可。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
現代有機化学問題の解き方(第8版) N. E. Schore著, 大嶌幸一郎, 小田嶋和徳, 金井求, 小松満男, 戸部義人訳 化学同人 978-4-7598-2031-7
第2版 機器分析のてびき 1 泉美治他監修 化学同人 978-4-7598-0292-4
有機化合物のスペクトルによる同定法(第8版) R. M. Silverstein, F. X. Webster, D. J. Kiemle著, 岩澤伸治, 豊田真司, 村田滋訳 東京化学同人 978-4-8079-0916-2
有機化合物のスペクトルによる同定法 演習編(第8版) 岩澤伸治, 豊田真司, 村田滋著 東京化学同人 978-4-8079-0923-0

参考書(使用頻度、その他補足)

 講義において使用することはないが、各自の自主学習の際の参考となるものである。なお、2番目に挙げた「第2版 機器分析のてびき 1」は有機化学実験のテキストでもある。

参考になるwwwページ

 とくになし

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

その他(教員より別途指示)

備考

 質問があれば、授業終了後かオフィスアワー(学科HP (http://www.ritsumei.ac.jp/lifescience/achem/app-chem/staff.html) に記載)で対応する。出張等により不在の場合もあるので、あらかじめメールでアポイントをとることが望ましい。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/