授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14373:[2025 春セメスター]国際私法Ⅱ(J) 2025 春セメスター 木3 法学部 植松 真生 2

キャンパス

衣笠

授業施設

敬学館KG108号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 この授業において扱うのは「国際財産法」とも呼ばれる領域です。民事手続を念頭に置くと、国際的な事案において適用される実体法は何か?が主に問われることになります。
 この問題には、法の適用に関する通則法(平18年法律第78号)(以下、通則法)の関連規定を適用して回答することになります。とはいえ、事案の結論を出すためには、この回答から得られた準拠(実体)法の適用も必要です。
 簡単の事案を念頭に、事案において問題となる事項(単位法律関係とも呼ばれます)を取り上げ、その準拠法が何になるか?を検討していくことになります。通則法4条〜と7条〜の諸規定の適用に関連する問題を検討していく、とも言い換えられれます。
 そして、国際的な手続に関しても、国際裁判管轄(民訴法3条の2〜)と外国判決の承認(民訴法118条)・執行(民事執行法22条、24条)も取り扱います。
 

受講生の到達目標

到達目標は以下の通りです。

1 事実関係から法的問題を取り出すことができる。
2 法的問題の準拠法を選定することができる。
 (1)適切な抵触規範を決定することができる。
 (2)抵触規範を適切に適用することができる。
3 準拠(外国)法を一定程度適用することができる。
4 国際裁判管轄の認定、外国判決の承認・執行に適用される規範を知り、適用することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

ガイダンス

授業の進め方の説明
用語説明 授業のイメージの説明

第2回

当事者

自然人(通則法4条)と法人
代理

第3回

契約(1)

法律行為と契約
主観的連結(通則法7条など)と客観的連結(通則法8条など)
契約準拠法の選定規準(主観的連結→客観的連結)

第4回

契約(2)

通則法7条(9条)の適用
当事者の意思と合意

第5回

契約(3)

客観的連結(通則法8条)
「最密接関係地」の概念
「特徴的給付」の意義と決定

第6回

契約(4)

消費者契約(通則法11条)と労働契約(通則法12条)

第7回

不法行為(1)

法定債権の概念
不法行為準拠法の選定規準(主観的連結(通則法21条)と客観的連結)
通則法17条、20条の適用

第8回

不法行為(2)

生産物責任(通則法18条)と名誉・信用毀損(通則法19条)

第9回

事務管理・不当利得

事務管理準拠法と不当利得準拠法の選定規準(主観的連結(通則法16条)と客観的連結)
国際的な事務管理の例とその準拠法(通則法14条、15条)
国際的な不当利得の例とその準拠法(通則法14条、15条)

第10回

物権(1)

物権準拠法の選定規準(所在地と事実関係)
物権(静的問題)の準拠法(通則法13条1項)

第11回

物権(2)

物権(動的問題)の準拠法(通則法13条2項)
知的財産権

第12条

その他の債権関係(と金融)(1)

債権譲渡(通則法23条)、法定債権移転(保険など)、債権者代位、詐害行為取消

第13回

その他の債権関係(と金融)(2)

相殺、消滅時効、国際金融の基礎(イスラム金融)

第14回

国際民事訴訟法

裁判権と国際裁判管轄(日本の裁判所の管轄権)
国際裁判管轄の認定(民訴法3条の2〜)
外国判決の承認・執行
外国判決承認の要件(民訴法118条)
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

授業実施形態

対面の講義形式です。
適時当てますので、心の準備をお願いします。

授業外学習の指示

各回授業の終わりに、次にやることをお知らせします。広い意味での予習をお願いします。復習は各自にお任せします。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

中間レポート 30%
期末レポート 70%
問題文の事案から適切に法的問題を抽出できているか?抽出された各問題に適切な法規範を解釈・適用できているか?などの授業達成目標に掲げたことを規準にして採点します。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/