| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10571:哲学 (S) § 10572:(教)哲学(S) § 10573:哲学(J) | 2024 | 春セメスター | 火5 | 法学部,産業社会学部 | 鈴木 竜雄 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
哲学は今から約2500年前に始まったといわれる。それはソクラテス以前の自然哲学者たちであり、またその後現れたソクラテスに始まるアテネの哲学者たちが始めた学問の歩みである。
この授業では、なぜ哲学がギリシアから始まったのかを文化的な背景と共に考えることから始めたい。
そして始まりであるギリシア哲学から現代までの哲学の歩みを、主に教科書に沿って眺めつつ、7人の哲学者の思想を基軸に考えてみたい。またそれらから派生する様々な問題について考えてみたい。
授業は基本的にテキストと必要に応じて配布されるレジュメや資料を読み、それについて担当者が説明を加えるという形で進行する。毎回授業の後半で簡単なレポートを書いてもらい、次の授業でフィードバックする。
(キーワード)
哲学、Philosophy、民主制、存在、認識、平和の構築、優生思想、安楽死、脳死
【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。
受講生の到達目標
2.古代から現代の代表的な哲学者・思想家の考え方を理解し、説明できる。
3.平和の構築についての思想とそれがどこまで実現しているかを理解し、説明できる。
4.精神優位の考え方から生まれた問題について理解し、説明ができる
5.上記の思想やそれらの関連事項について理解し、倫理や公民、現代社会や探求などの授業に役立てることができる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 | 授業のガイダンス、スケジュールの説明、イントロダクション |
哲学という日本語の誕生、哲学と他の学問との関係、「哲学」という言葉の疎遠さと難しさ、哲学の何が難しいのか |
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| 2 | 哲学が生まれたギリシア文化 |
ギリシア人の基本精神、市民の民主制と言論・思想の自由、何かを問うことが哲学の始まり、ソフィストとソクラテス |
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| 3 | プラトンの思想1 |
イデア、存在とは、変化するものと変化しないもの、変化するものの実在は?、実在をどのようにして担保するのか? |
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| 4 | プラトンの思想2 |
民主制の批判と擁護、「哲人王」の思想は独裁制の萌芽か?、哲人王の真意とは?、現在の民主主義を考える。 |
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| 5 | アリストテレスの思想1 |
存在と倫理、最高善とは、アリストテレスとキリスト教の関係は? |
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| 6 | アリストテレスの思想2 |
自然科学と技術の開祖、原因と結果、なぜ人間から犬や猫は生まれないのか?、原因を内包する自然、原因が外側にある技術 |
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| 7 | ホッブスとカントの平和論 |
万人の万人に対する戦い、戦争とはなにか、平和とはなにか、カントの平和論 |
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| 8 | ホッブスやカントの平和論はどのように世界に影響を与えたか |
平和の構築の第一歩としての「国際連盟」、国際連盟の規約とパリ不戦条約を読んでみよう、第2次大戦後を反省として生まれた「国際連合」、国連憲章とジュネーヴ条約を読んでみよう |
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| 9 | デカルトの思想1 |
方法的懐疑、真理とはなにか、思考と意識と存在、心身二元論 |
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| 10 | デカルトの思想2 |
心、「情念論」、精神と身体とはつながっているのかつながっていないのか? 、脳死・臓器移植との関連性 |
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| 11 | 理性主義の問題点としての優生思想1 |
優生思想の問題点、近代の優生思想がどのように生まれたのか、近代合理主義としての優生思想 |
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| 12 | 理性主義の問題点としての優生思想2 |
優生思想がどのように社会に影響を与えたのか、日本の場合、「優生保護法」 |
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| 13 | 理性主義の問題点としての優生思想3 |
安楽死と優生思想の問題点、安楽死は認めるべきか?、 |
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| 14 | カントの思想 |
認識と実践の問い、純粋理性とは、実践理性とは、宗教は哲学的問いたりえるか? |
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| 15 | フッサールの思想 |
認識への問い、現象学的還元とは?、主観と客観、外部認識の可能性と限界 |
授業実施形態
第2回~第15回は対面授業。
授業外学習の指示
その都度の授業で取り上げた教科書のトピックスやレジュメ、資料等を読み返し、また授業の中で課したレポートについて他の書籍などを参照することによって、もう一度考えて、文章にしてみること。(60分程度)
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | 70 | 授業内容を理解しているかを問う試験を実施する。 |
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
30 | 毎回の授業で、簡単な小レポートを書いてもらい、授業時間内に提出してもらう。次回の授業の冒頭で簡単な講評を行う。 |
成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 高校生のための哲学・思想入門 | 竹田青嗣・西研 | 筑摩書房 | 978-4-480-91724-9 | 授業全般で使用します。 |
| 永遠の平和のために | カント著、丘沢静也訳 | 講談社学術文庫 | 978-4-06-526730-1 | 哲学者による画期的な平和論。講義では冒頭部をゆっくり読みます |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ヨーロッパ思想入門 | 岩田靖夫 | 岩波ジュニア新書 | 4-00-500441-5 | 高校生向けだが、少し高度 |
| 哲学の眺望 | 松山壽一監修 | 晃洋書房 | 4-7710-2056-6 | 哲学の問題を広く扱う。哲学という学問を概観するのに便利 |
| 西洋哲学史~古代・中世編~ | 内山勝利・中川純男編 | ミネルヴァ書房 | 4-6230-2663-0 | 古代哲学の広範な知識を得ることができる |
| 西洋哲学史~近代編~ | 宗像恵・中岡成文編 | ミネルヴァ書房 | 4-6230-2527-5 | 本講義で扱う以外の思想を知ることができる |
| 安楽死・尊厳死の現在 | 松田純 | 中公新書 | 978-4-12-102519-7 | 優生思想の展開と問題点をまとめた部分を中心に読む |
| 疑う、知る、考える 哲学をはじめる | 青柳雅文 | ミネルヴァ書房 | 978-4-623-09633-6 | 哲学とはどのような学問かを知るためには格好の書物 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html