授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15423:IR-DR202 国際経済学(R) 2022 春セメスター 月2-3 国際関係学部 奥田 宏司 4

キャンパス

衣笠/衣笠

授業施設

恒心館KS304号教室/恒心館KS304号教室

授業で利用する言語

本授業は日本語で行う。

授業の概要と方法

 この科目は旧カリキュラムのものであり、受講生は上級生で小人数だと予想されるので、受講生の希望、関心等も加味しながら授業を組み立てていきたい。また、この科目は4単位のもので30コマであるから、国際経済学の広範囲の内容について講義ができるであろう。
 さらに、これまであまり経済学の科目を履修してこなかった受講生に対しては、経済学の基礎になるような講義内容も取り入れたいと考えている。したがって、シラバスに記された授業スケジュールについても、4月に受講生の状況、希望等を聴取して一部変更することもありうる。講義内容の重点は以下である。
 1)現在の国際経済学を理解するためのベースとなる歴史的な基本知識ーー1930年代の恐慌とブロック経済、第2次大戦後のIMF、世界銀行の設立、60年代のドル危機・ニクソンショックなど。2)国際収支、為替相場、国際決済、国際通貨などの基礎知識の学習。3)多国籍企業の諸問題、企業内国際分業・国際的下請生産、企業の海外進出の国内経済への影響、4)1990年代以降のアメリカ経済と世界経済、リーマンショックに至る経緯、ショック後の政府・FRBの財政・金融政策。5)戦後の西欧経済統合の動き、EUの成立からユーロ通貨統合、6)中国の貿易黒字の形成から米中対立。7)世界経済の中の日本経済。

 本授業は基本は対面授業である。しかし、新型コロナの諸事情により対面授業に出席できない受講生にはオンラインでの参加が可能な措置をとる。また、新型コロナの感染が広がれば、大学の「方針」にしたがって、オンライン等の授業形態になることもありうる。




受講生の到達目標

 受講生に配下のことが習得できるよう期待したい。
1)第2次大戦後の世界経済の枠組み、自由貿易・投資体制、自由為替相場とはどのようなもので、現在、どのおような状況にあるか。
2)それを把握する上で、国際経済の基礎知識である国際収支、為替相場、国際決済、国際通貨等についての知識が得られること。
3)大戦後の世界経済の主役である多国籍企業について、基本的知識が得られること。
4)現在のアメリカ経済、ヨーロッパ経済の概要についての知識が得られること。
5)今世紀に入って以後の中国の貿易黒字と世界のサプライチェーンの中心になる経緯が理解できること。
6)世界の中の日本経済を考えるられる知識が得られること。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特になし。受講生の学習状況を聞きながら指示することもありうる。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

科目の概要、評価の仕方について説明。そのあと、受講生の希望、関心等を聴取。

概要、評価、受講生の希望・関心

2

1930年代の世界経済

ブロック経済、恐慌

3~4

第2次大戦とブレトンウッズ会議

IMF、世界銀行

5

1960年代の世界経済

固定相場制、米の国際収支

6

金ドル交換停止

ニクソンショック、変動相場制、円高

7~8

国際収支表の見方

経常収支、金融収支、外貨準備

9~10

為替相場

顧客相場、銀行間相場、直物相場、先物相場

11~12

国際決済と国際通貨

並為替、逆為替、為替持高、為替媒介通貨、基軸通貨

13~14

多国籍企業

直接投資、親会社・子会社

15~16

多国籍企業のネットワーク

企業内国際分業、国際的下請生産、部品・中間財輸出

17

多国籍企業の国内経済への影響

GDP、貿易収支、雇用への影響

18

米中対立と多国籍企業

サプライチェーン、一帯一路

19

1990年代のアメリカ経済

ITバブル、世界経済のグローバル化

20

サブプライムローンの破綻

住宅建設とバブル、債権の証券化

21

リーマンショック後の米経済

財政赤字、非伝統的金融政策

22~23

米経常赤字と対米ファイナンス

双子の赤字、ドル準備、日本・中国の対米ファイナンス

24~26

西欧経済統合と通貨統合

石炭・鉄鋼共同体、EU、マーストリヒト条約、南欧危機

27~29

中国との台頭と世界経済

貿易黒字の膨張、人民元の国際化、一帯一路

30

世界の中の日本経済

国際収支構造の変化、企業の海外進出と国内経済への影響、円高・円安

授業実施形態

【BCPレベルが1もしくは2の場合】
・全授業回数の1/2を超える回数の授業を対面形式で行い、残りの授業回についてはWeb授業を行います。
・担当教員の連絡先は初回授業までにmanaba+Rコース内に記載します。
・初回授業については受講生数が確定していないことからWeb授業を実施します。
・学期の途中にBCPレベルが3以上に変更になった場合は、原則Web 授業を行います(対面授業は実施しません)。
・下記の条件に該当し、対面授業に参加できない学生がいた場合は、対面授業回についてもWebフォローを実施します。該当する学生は、初回授業までを目途に担当教員に申し出てください。

[Webフォロー対象となる条件]
①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い学生
②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い同居家族がいる学生
③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合
(※) 呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合

【BCPレベルが3もしくは4の場合の場合】
・原則Web授業を行います。Web授業の形態についてはmanaba+Rのコース内で案内します。
・学期の途中にBCPレベルが2以下に変更になった際は、対面授業を再開する場合があります。

※立命館大学のBCPレベルについては以下URL先の1. 立命館大学における新型コロナウイルス感染症に関する対策を参照。
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1679

授業外学習の指示

予習よりもレジメによって復習をお願いしたい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

本科目は小人数が予想されるから、出席とレポートにより評価したい。レポートは2~3回となろう。

成績評価方法(備考)

レポートの字数はそれぞれ約2000字、締め切り等はセメスター中に周知したい。

受講および研究に関するアドバイス

先に記したように、復習よりもレジメを参考に復習をお願いしたい。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

本授業においてはテキストは用いない。教員によるレジメ、資料配布によって授業を進める。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
深く学べる国際金融 奥田、代田、櫻井 法律文化社
エティック国際関係学 奥田、佐藤、原、文 有信堂
プレリュード国際関係学 板木、本名、山下 有信堂

参考書(使用頻度、その他補足)

その他の参考書はセメスターにおいて指示する。

参考になるwwwページ

特になし。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

受講生との連絡は、メールも利用する。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html