授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
34350:環境地盤工学(9T) § 34351:環境地盤工学(X6) § 34352:環境地盤工学(3X) 2024 春セメスター 月3 理工学部 伊藤 真一、小河 篤史、小林 泰三、宮崎 剛 2

キャンパス

BKC

授業施設

フォレストハウス306号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

土砂災害や土壌・地下水汚染、塩害・砂漠化など、「地盤」に関連する環境問題が顕在化する中で、人間を取り巻く環境の構成要素である「地盤環境」の重要性が強く認識されるようになった。地盤は、本来、多面的な機能と役割を有しているが、効率と経済性を重視した都市化・近代化によって機能不全を起こして問題が顕在化することも少なくない。安全・安心で持続可能な社会を実現・維持してくためには、地盤の多面的な機能を正しく理解し、サステナブルな地盤環境を創生(生む)、保生(生かし続ける)、再生(蘇らせる)するための工学が必要となる。
 本授業では、地盤環境工学が先取的に取り組むべき諸問題、すなわち、気候変動に関連するグローバルな地盤環境問題(第1~2回:小林担当)、地盤災害問題(第3~6回:伊藤担当)、地盤汚染・廃棄物問題(第7~11回:小河担当)、地盤沈下・地盤振動問題(第12~15回:宮崎担当)を取り上げ、それぞれの問題の発生メカニズムや現状、対策技術等について学ぶ。

 対面授業の場合は、スライドや板書等による講義中心の授業となるが、必要に応じて演習なども行う。オンライン授業の場合は、ZOOMによる遠隔ライブ講義とmanaba+Rに掲載する資料による自習を基本とする。

【※入学年度・所属学科によって履修制限があります。学習要覧をおよび時間割を確認し、受講登録を行ってください。】

受講生の到達目標

環境計量士および公害防止管理者としての資格取得に向けての基礎知識を身に着けることができる。

【教育目標】
[2018年度以降入学生]
(C) 環境都市工学に関する専門分野の基礎知識を十分に身につけ、主体的に問題解決を行うことができる。

[2016-17年度環境システム工学科入学生]
(C-3) (環境を支える)社会基盤の仕組みを理解し、維持管理する能力(建設保全工学分野)

事前に履修しておくことが望まれる科目

環境システム工学概論、水環境学、環境システム力学、土質力学等

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1(小林)

講義の概要、地球環境問題と地盤環境

気候変動、地盤災害、砂漠化・土壌侵食、酸性雨

2(小林)

地下空間の利用

地下空間利用、大深度地下、地中エネルギー(地熱、地中熱利用)

3(伊藤)

地盤災害と対策その①:地盤災害とは

地盤災害、地震災害、豪雨災害、火山災害、地盤沈下

4(伊藤)

地盤災害と対策その②:液状化と対策

液状化とは、液状化災害、液状化の予測と判定法、液状化対策

5(伊藤)

地盤災害と対策その③:豪雨時の斜面災害と対策

豪雨時の土砂災害、土砂災害の種類と特徴、対策工の種類と特徴、抑制工、抑止工、実際の対策工の事例

6(伊藤)

地盤災害と対策その④:地震時の斜面災害と対策

地震時の斜面災害、実際の災害の事例、対策工の種類と特徴、実際の対策工の事例

7(小河)

地盤汚染と対策その①:土壌・地下水汚染問題の歴史と現状

土壌汚染対策法、重金属、揮発性有機化合物

8(小河)

地盤汚染と対策その②:土中の物質移動

移流、分散、拡散

9(小河)

地盤汚染と対策その③:土壌・地下水汚染の対策技術

対策技術、対策事例、リスクマネジメント

10(小河)

地盤汚染と対策その④:廃棄物最終処分場

廃棄物最終処分場の役割、施設の構造

11(小河)

地盤汚染と対策その⑤:汚染土壌や廃棄物の地盤工学的有効利用

建設副産物、自然由来重金属含有土壌、災害廃棄物

12(宮崎)

我が国における地盤沈下の実態

沖積層、洪積層、圧密沈下、地下水位、地質調査

13(宮崎)

大阪駅と関西国際空港における地盤沈下

摩擦杭と支持杭、不同沈下、圧密促進工法、動態観測、過圧密粘土

14(宮崎)

地盤環境振動の基礎知識および対策

レイリー波、振動レベル、周波数、地形・地質要因、伝播経路対策

15(宮崎)

報道された環境地盤工学に関わる問題

メタンガス、支持層未達、超軟弱地盤、側方流動

授業実施形態

原則、対面で実施する。

授業外学習の指示

環境計量士および公害防止管理者の試験問題集にも挑戦しておくことが望まれる。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業への参加・取り組み状況、課される宿題・レポート、小テストなどを総合的に評価する。

成績評価方法(備考)

【対面授業の場合】
・出欠確認:教室にて出欠確認を行う。
・平常点評価:授業への参加・取り組み状況、課される宿題・レポート、演習・小テストなどを総合的に評価する。
・欠席回数が全授業回数の1/3以上の場合には単位を認めない。

【オンライン授業の場合】
・出欠確認:オンライン上で出欠確認を行うが、課される宿題の提出をもって出欠確認を行うこともある。
・平常点評価:課される宿題(小テストやレポートなど)の内容を評価する。
・各回の宿題は、ライブ講義中やmanaba+Rを通じて指示する。
・宿題の提出期限は、課題が出された翌週の授業開始時刻までとする【時間厳守】。
・欠席回数が全授業回数の1/3を超える場合には単位を認めない。

以上を原則とするが、状況によって例外もありうる。その都度、manaba+Rを通じて連絡するのでこまめに確認すること。

受講および研究に関するアドバイス

講義内容の範囲が広いので、予習・復習に心がけること。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は特に指定しない。必要に応じて資料等を配布する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
環境振動 中野有朋 技術書院 4-7654-8007-0
環境地盤工学入門 土質工学会編 土質工学会 4-88644-419-9
地盤環境工学ハンドブック 西垣・日下部・嘉門 朝倉書店 978-4-26152-3
地盤の環境振動 騒音制御工学会 技報堂出版 4-7655-2450-7
地盤環境工学 嘉門・大嶺・勝見 共立出版 4-320-07429-3

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

環境省のホ-ムペ-ジ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

インタラクティブシート,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

特になし。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/