授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15881:[2025 春セメスター]映像表現論(S) 2025 春セメスター 火4 産業社会学部 増田 幸子 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG302号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 本講義では、映像メディアの一つである映画をとりあげ、その映像表現と生成される社会的意味について学ぶ。映画については、第七芸術と呼ばれた時代の芸術的な側面、そして商業的価値で語られるエンターテイメント性ばかりが重視されてきた。
 本講義では映像史としての映画の発展の歴史を視野に入れ、第二次世界大戦までの作品とプロパガンダとの関係を中心に、映像表現の変化がどのように行われてきたのか、あるいは映像がどのような社会的意味を生成してきたのかについて、理解を深めていく。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

(1)映像表現の観点からマスメディアとしての映画の発展の歴史を理解し、説明できる。
(2)基礎的な映像表現に関する用語を理解し、それを用いて作品を分析することができる。
(3)プロパガンダと映画の関係を中心に学ぶことによって、映像表現が生成する社会的意味について自らの考えを述べることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

 ・映像をはじめとしたメディア分析に関わる科目を受講していることが望ましい。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション:映画の歴史とは? 動く映像のはじまりから映画の誕生まで

リュミエール兄弟、シネマトグラフ、サイレント映画

2〜3

映像の文法:記号としての映像

シニフィアンとシニフィエ、デノテーションとコノテーション、演出(ミザンセヌ)、モンタージュ

4

1920年代のフランス映画:実験映画を中心とした総合芸術としての映画製作

シュルレアリスム、アバンギャルド、第七芸術論

5

ドイツ表現主義と映画

ウーファ、第一次世界大戦、「カリガリからヒトラーへ」

6〜7

プロパガンダと映画1:ドイツの映画利用

第三帝国、映画法、レニ・リーフェンシュタール

8〜9

プロパガンダと映画2:第二次世界大戦とハリウッド

スタジオ・システム、プロダクション・コード、combat film、教育映画

10〜12

プロパガンダと映画3:日本における戦時下の映画利用

映画法、ニュース映画、文化映画

13

プロパガンダと映画4:アニメーションとアニメキャラクター

ディズニー、ドナルドダック、桃太郎

14

プロパガンダと映画5:植民地主義と映画

満州映画協会、大陸映画、李香蘭、台湾と朝鮮

授業実施形態

原則として、14回対面で行う予定。【+R授業】は第1回授業(正確には第1回授業の前までに)で実施します。詳細については、manaba+Rにて第1回授業前に周知します。

授業外学習の指示

 講義中に言及した映画作品が全て視聴できるわけではないので、できる限り各自で見ること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 50

到達目標(1)~(3)に対応して、基本的な知識と授業で扱ったテーマについての考えを問う。
論述問題に関しては、授業内容を踏まえて自分の考えを論理的に記述しているかを評価する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
50

平常点(教材コンテンツへのアクセスの状況):25%
講義の過程で出される課題(3回程度):25%
課題の回数は、授業の進捗状況・受講生の人数等によって多少増減することがあるが、その時は事前に告知する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

・課題は映画を見て感想を書くような単純なものではないので、シラバスをよく読み検討してから登録することを勧める。
・小さい課題であっても、安易なネット上のコピペが発覚した場合、厳しい評価を行う。
・教材コンテンツ(講義中に使用するレジュメや資料)は教室では配布せず、manabaの教材コンテンツの欄から配信する。各自が決められた期間内にダウンロードし、取得し、適切に管理すること。欠席等で後から個人的にレジュメの配布を行うことはしないので注意してください。
・教材コンテンツ(特にパワーポイント)には画像を多く含むので、原則として撮影を禁止する。また、撮影した場合、受講生以外の第三者やSNSへのコピー・配信は禁止する。コピーライトに十分に配慮して、教材を取り扱うこと。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

 教科書は、特に指定しない。授業中にレジュメや資料を配付する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
映画の教科書 ジェイムズ・モナコ フィルムアート社 4845983486 映像の文法や映画の記号的性質について、参考になる。
映画映像史 出口丈人 小学館 4093874859 映像映画の歴史を概観するのに役立つ。
ワールド・シネマ・ヒストリー アンドレア・グローネマイヤー 昇洋書房 4771015244 『映画映像史』とともに参考にすることを推奨する。
ナチスと映画 飯田道子 中公新書 ナチス時代の映画について、簡潔にまとまっており、読みやすい。
アメリカ映画に現れた「日本」イメージの変遷 増田幸子 大阪大学出版会 4872591771 第2次大戦とハリウッドについての部分を参考にしてほしい。
映画と「大東亜共栄圏」 岩本憲児編 森話社 4916087453 アジア諸国における植民地主義と映画の状況の理解に役立つ。

参考書(使用頻度、その他補足)

 その他のものについては、随時授業中に紹介する。

参考になるwwwページ

Internet Movie Database(IMDb)  http://www.imdb.com/
(社)日本映画製作者連盟 http://www.eiren.org/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/