授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
52073:[2025 春セメスター]スポーツと現代社会(PA) 2025 春セメスター 火2 政策科学部,映像学部,情報理工学部 塩見 俊一 2

キャンパス

OIC

授業施設

AC230講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

現代においてスポーツは、グローバル化を含む様々な社会状況およびその変化から影響をうけ、変化し続けている文化である。そのスポーツの諸相は、国家、経済、メディア、娯楽といった社会の多様な面とむすびついており、スポーツが社会に与える影響は年々大きくなっている。それゆえ文化と社会の関係を理解するためにも、スポーツの性質や諸問題を、歴史的経緯を含めて理解することは重要な視座といえよう。

本講義では、近現代を中心とする今日のスポーツの諸相について、事例を取り上げながら解説し、そのうえでスポーツ文化が抱える問題を、現代社会との関係のなかで考えたい。とりわけ社会において、どのようにして「スポーツ文化」やその性格が形成されたのかという点や、オリンピック等のメガスポーツイベント、スポーツとか変わる諸問題などを扱う。

本講義は「原則対面」で実施する。動画配信等は行わない。「授業スケジュール」「授業実施形態」も参照すること。

受講生の到達目標

・学生が、スポーツに関する広い視野を獲得することができる。
・学生が、現代社会とスポーツの多様なかかわりについて考えることができる。
・学生が、スポーツへのまなざしを通じて、現代社会について考察することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特に指定しないが、「スポーツ」、「文化」、「近代・現代社会」に関わる講義で得た知見と関連付けて考察してほしい。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

ガイダンス / 近代スポーツの誕生【+R授業】

近代社会 近代スポーツ 国家 イギリス式きつね狩り フットボール N.エリアス
【+R授業は第1回に行います】講義の概要、成績評価等の諸注意など

2

オリンピック① 近代オリンピックの成立と発展

ボクシングの合法化 古代オリンピック 近代オリンピック ピエール・ド・クーベルタン

3

オリンピック② 国家とオリンピック

ベルリンオリンピック ナチス・ドイツ 第二次世界大戦 東西冷戦 ボイコット 

4

オリンピック③ スポーツと暴力/テロリズム

ミュンヘンオリンピック テロリズム イスラエル/パレスチナ問題 スポーツへの反対運動 

5

サッカーと現代社会① サッカーW杯のあゆみ

FIFAワールドカップの成立過程と展開 サッカーのグローバル化 「メディア」としてのスポーツ(イベント) "FIFA GO HOME"

6

サッカーと現代社会② サッカーとメディア、貧困

マスメディアの発展 スポーツと放送権料 FIFAの収支とメディアの役割 スポーツビジネスと貧困問題

7

サッカーと現代社会③ グローバルなスポーツ文化の正と負の側面

サッカー市場の発展 移籍金 ボスマン判決 スポーツとグローバル社会

8

近代スポーツの性質/地域社会とスポーツ

アレン・グートマン アスレティシズム マスキュラクリスチャニティ Jリーグ 総合型地域スポーツクラブ

9

「みる」スポーツと現代社会① 日本における「プロレス」の生成過程

戦後初期 日本 プロレス 力道山 ナショナリズム 新しいマスメディア 街頭テレビ アメリカ

10

「みる」スポーツと現代社会② 現代におけるプロレスの諸相

スペクテイタースポーツ 地域社会 スポーツ組織の運営・経営 スポーツと成長 (ゲストスピーカーを予定)

11

スポーツと「社会化」① 障がい者とスポーツ

スポーツ参与 スポーツへの社会化 スポーツによる社会化 正機能/逆機能 障がい者とスポーツ パラリンピック アダプテッドスポーツ 競技化

12

スポーツと「社会化」② 同調・逸脱

スポーツ(集団)における「同調」と「逸脱」 規範の複数性 体罰 勝利至上主義 

13

スポーツと「社会化」③ スポーツとドーピング

WADA ルール アナボリック・ステロイド 国家とスポーツ 逸脱としてのドーピング

14

スポーツの諸相と現代社会

1940年、1964年、2021年の「東京オリンピック」 サブカルチャー エクストリームスポーツ スノーボード スポーツの「価値」とは

授業実施形態

第1回~14回を対面授業にて実施。対面実施時の配信等は行わない。
ただし必要に応じてメディアを用いた講義を行う場合がある。その際は受講生に混乱のないよう、事前通知等を行う。

<レポートについて>
本講義では講義時間中に作成と提出を求める「手書きのレポート」と、締め切りまでにmanabaで提出する「オンラインレポート」の両方を行う可能性がある。(「成績評価方法」も参照すること。)
またレポート提出に際して、学生証による出席の確認(ICカードリーダー使用)を行う。そのため、受講時には学生証を必ず携行すること。

授業外学習の指示

・本講義ではスポーツにまつわるさまざまな事例を扱うが、これらを通して現代社会とスポーツのむすびつきを実感し、自分自身とスポーツの関係について考えてほしい。またレポート等の課題では、講義で配布されたもののみでなく、関連する論文や書籍、新聞や雑誌の記事などの知見を踏まえて作成すること、かつその出典を明示することが望まれる。

・講義の理解を深めるため、また講義それぞれのつながりを意識できるよう、特に復習をしっかり行うこと。

・講義で疑問に感じた点、自身の理解が不十分だと感じた点は、単に質問するのみではなく、書籍や論文、報道、web上の資料を用いて、自身の理解を深める努力をすることが望まれる。ただし講義内容に関する質問や、学習のためのアドバイスは行うので、必要な際は所定の方法で連絡すること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

・講義期間中のレポート
・最終講義に課すレポート
以上の提出および評価を平常点として評価する。

成績評価方法(備考)

「講義期間中のレポート」はタイミング、回数共に事前告知はしない。講義内容を踏まえ、出題の要件を満たし、示された論題に答えることを重視する。
「最終講義に課すレポート」は他のレポートに比して成績評価に占める割合が大きいため、提出することが単位取得の必須条件となる。
「授業実施形態」の<レポートについて>も参照すること。

なお、特にオンラインでレポートを提出することになった場合、剽窃(原点が示されないコピーアンドペーストや回答の共有)については、本講義の単位不認定のみでなく、学部への連絡や処分要求を含めて厳格に対処するため、決して行わないこと。

受講および研究に関するアドバイス

・講義の理解度を高めるために、復習を含め、自律的、自主的に受講することが求められる。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は指定しない。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
スポーツ文化を学ぶ人のために 井上俊・亀山佳明(編) 世界思想社 4-7907-0771-7
近代ヨーロッパの探究8 スポーツ 望田幸男・村岡健次(監修) ミネルヴァ書房 4623035090
スポーツで読むアジア 平井肇 世界思想社 7-7907-0837-3
力道山 岡村正史 ミネルヴァ書房 4623052559
スポーツを考える 多木浩二 ちくま新書 4480056475

参考書(使用頻度、その他補足)

このほかにも、講義中に必要に応じて紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

・講義内容をより深く理解するために、映像資料等を用いる。
・講義の進度等により、内容をシラバスから変更する場合がある。
・ゲストスピーカーによる講義を実施する可能性がある。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/