授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14369:[2025 春セメスター]国際機構論(J) 2025 春セメスター 金1 法学部 湯山 智之 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS310号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本講義は、対面授業により、国際機構の役割や活動を、国際連合を中心に学ぶ。あらゆる活動が国境を越えて広がっている現代の国際社会において、国家間の利害を調整する国際機構は不可欠の存在となっている。
 本授業は、国際機構(主に国連)の仕組みを法的な問題を中心に講義する部分(第1~3回、第9~10回、第12回)と、国際機構(主に国連)の具体的な活動を取り上げる部分(第4~8回、第11~12回)などからなる。
 なお、国際機構の具体的活動の中で、人権の保護、環境の保護、国際経済、欧州連合(EU)の詳細は、それぞれ国際人権法、国際環境法、国際経済法、ヨーロッパ法の授業で行われるので、本講義では概略にとどめる。
 授業は、manaba+Rにアップロードしたレジュメ・資料を用いて行う。課題に対するフィードバックはmanaba+Rにおいて行う。定期試験に対しては講評を行う。

受講生の到達目標

 1. 国際機構に関する国際法制度を理解できるようになる。
 2. 国際機構にかかわる国際社会の諸問題や考え方がわかるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

 本授業は、国際法の一分野である国際機構法(国際組織法)を主に講義するもので、国際法総論Ⅰ・Ⅱの履修を前提として授業を行う。履修していなくても本授業を受講することは可能であるが、それらの授業で説明のあった事項(特に国際法の法源、外交関係法)は、本授業で説明しないので留意されたい。
 国連の集団安全保障・平和維持活動については、秋学期の国際法各論Ⅱとも関連するので、あわせて履修することを勧める。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

国際機構の歴史と概念

国際連盟 国際連合 普遍的国際機構 地域的国際機構

2

国際機構の組織

総会 理事会 事務局 国際公務員 補助機関

3

国際機構の意思決定と財政

加重投票制 拒否権 機能的平等 分担金 滞納問題

4

国連による紛争の平和的解決

総会と安保理の関係 平和のための結集決議 事務総長による周旋・仲介

5

国連の集団安全保障(1)

集団安全保障 非軍事的措置 スマート制裁

6

国連の集団安全保障(2)

軍事的措置 朝鮮国連軍 多国籍軍

7

国連の平和維持活動(1)

平和維持軍 軍事監視団 同意原則 武器不使用原則

8

国連の平和維持活動(2)

平和構築 平和強制部隊 国連平和維持協力法

9

国際機構の地位と権限(1)

国際法人格 主観説・客観説 黙示的権能

10

国際機構の地位と権限(2)

条約締結 特権免除 国際責任

11

開発援助

国連開発計画 新国際経済秩序 人間の安全保障

12

国連の改革と日本

憲章の改正 旧敵国条項 常任理事国拡大

13

地域的国際機構

欧州連合 東南アジア諸国連合 アジア太平洋経済協力会議

14

総括と今後の展望

国際連合 安全保障理事会 総会 【+R授業】(詳細はmanaba+Rを参照)

授業実施形態

 各回の授業は教室での対面授業により実施する。ただし、+R授業はオンデマンド授業により実施し、第14回授業の後にmanaba+Rに+R授業教材を掲載する予定である。
 なお、第1回の授業については、受講登録者数が教室の収容定員を上回ると見込まれる場合は、ライブ配信を併用して実施することがある(manaba+Rでの連絡を確認すること)。

授業外学習の指示

 毎回の授業後に欠かさず復習をすること。また、授業で触れなかった条約の条文は条約集で確認しておくこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 50

 すべての到達目標に対応して、若干の小問(語句説明、空欄補充、選択式など)と論述問題2問を出題し、国際法の内容と考え方が修得できているかという観点から、到達目標の達成度を評価する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
50

 到達目標すべてに対応して、授業の理解を深めるために、レポートの出題または複数回のミニ・レポート(コミュニケーションペーパー)を実施する予定である。
 詳細は授業内でアナウンスするとともに、manaba+Rのコースニュースで連絡する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 ふだんから新聞(特に国際面)に目を通し、実際に世界で起きていることを把握し、授業で学んだこととの関連性を意識しながら受講してほしい。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
ベーシック条約集 浅田正彦(編) 東信堂

教科書(使用頻度、その他補足)

 条約集は、授業中、条文を参照するのに用いるので、毎回必ず手元に用意すること。最近のものであれば最新版でなくてもかまわない。定期試験には指定条約集の持ち込みが認められるが、授業では『ベーシック条約集』を使用するので留意されたい。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
入門 国際機構 横田洋三ほか 法律文化社 入門書
国際機構 新版 庄司克宏 岩波書店 概説書
国際機構論入門(第2版) 山田哲也 東京大学出版会 入門書
国際連合 明石康 岩波新書 国際連合の概要と歩みを知るのに便利
国連安保理改革を考える 竹内俊隆・神余隆博(編) 東信堂 よく詳しく国連について学ぶことができる

参考書(使用頻度、その他補足)

 これらの参考書は授業で直接使用することはない。授業の内容をより詳しく勉強したいと思った場合に入手するのでかまわない。

参考になるwwwページ

国際連合(英語) http://www.un.org/
UN System (国連内部機関・専門機関・関係機関のサイトのリンク集。英語) https://www.un.org/en/about-us/un-system
国際連合広報センター(日本語) http://unic.or.jp/
外務省・外交政策のページ(日本語) http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/
国際法学会・国際関係リンク集(日本語) https://jsil.jp/linkcollection

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/