授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
34645:国際経済学(EA) 2023 春セメスター 水2 経済学部 大川 昌幸 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 106号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

国際経済学では、まず戦後の世界経済とWTOを中心とする国際国際貿易システムの変遷を概観し、貿易のパターンを決定する比較優位と貿易利益の諸理論をわかりやすく説明する。そしてWTO の下での輸入関税を中心とする貿易政策などの保護政策とFTAなどの地域経済統合の現状と所得分配や経済厚生に及ぼす効果の基本的な理論を学ぶ。
また、外国為替制度と外国為替レートの基礎理論を習得する。
(なお、以下の授業スケジュールは、学生の理解度などに応じて、受講生と相談の上、多少の変更もありうる。)

受講生の到達目標

1.学生は国際経済学(WTOやTPPなどのメガFTA(自由貿易協定)などの国際貿易システムの仕組み、国際貿易理論(貿易パターンの決定要因及び貿易利益の理論)、関税や自由貿易協定などの貿易政策の基本理論、国際収支の見方、為替レート理論など)の基礎知識を習得することができる。
2.それにより、学生は現在の世界経済の動向及び各国の貿易政策について、分析及び評価することができるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

基礎ミクロ経済学や基礎マクロ経済学は履修しておくことが望ましい。また、国際経済の分野の他の科目も履修していることあるいは並行して履修することを推奨する。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1-2

本講義の概要説明と世界の通商システムと日本(テキスト第1章)

第1回の講義はオンライン(zoom)方式で本講義の概要を説明し、その後、テキストの第1章の講義を行う。
第1章では、戦後の世界の通商システムと日本経済の成長と貿易を概観する。また、GATT/WTO制度の目的、基本原則、安定的で互恵的通商システムを維持するためのシステムと協定の内容を説明する。
Key words; GATT/WTO体制、多角的関税引き下げ交渉、最恵国待遇の原則、内国民待遇の原則、相殺関税、反ダンピング税、セーフガード、

3ー4

貿易の基本モデル(1)、(2)(テキスト第2章、テキスト第3章)、

貿易の基本モデル(1)では、基本的な部分均衡分析を用いて、貿易と貿易利益の理論を説明する。基本モデル(2)では、2財を生産・消費する経済の財価格比率と貿易バターン及び貿易利益について説明する
Key words; 市場の需要曲線、市場の供給曲線、消費者余剰、生産者余剰、社会的余剰、自由貿易、貿易利益、厚生(効用)関数、無差別曲線、財価格比率、交易条件

5-6

リカード・モデル (テキスト第4章)

貿易国の生産技術の相違に焦点を当てて、比較優位の概念に基づいて貿易パターンと貿易利益が生ずるメカニズムを説明したリカードの貿易モデルを学ぶ。
Key words; 比較優位、労働生産性、機会費用、絶対優位、比較優位、国際分業、生産可能性フロンティア、完全特化

7-9

ヘクシャー=オリーン・モデル(第5章)

2つの貿易国が資本と労働を投入して2財を生産し自由貿易を行う場合の貿易パターンの決定と貿易利益の発生と所得分配のメカニズムを分析したヘクシャー=オリーンモデルを学ぶ。
Key words; 資源配分、所得分配、資本・労働比率、資本集約的(労働集約的)産業、リプチンスキー定理、すとるぱー=サミュエルソン定理、要素価格均等化

10ー11

完全競争と貿易政策(第7章)

多くの貿易国は貿易自由化を徐々に進めてはいるが、完全な自由貿易を行っている国はごく少なく、国内生産者の保護等のため、何らかの形で政策介入している。主要な政策手段は輸入関税である。輸入関税とその効果について、基本的な部分均衡分析を用いて考える。
Key words;輸入関税、非関税障壁、生産補助金、消費税、最適関税、有効保護

12

地域経済統合とその理論(第10章)

自由貿易協定(FTA),関税同盟(CU)などの地域経済統合とWTOとの関係、世界の地域経済統合の進展の現状を説明し、地域経済統合の加盟国、非加盟国に与える影響を簡単なモデルで学ぶ。
Key words; 自由貿易協定、関税同盟、欧州連合(EU), 貿易創出効果、貿易転換効果、メガFTA

13

国際収支と外国為替制度(第10章、11章)

国際収支表の理解と日本の国際収支の推移を概観する。また、主要な外国為替制度とそのメカニズムを説明する。
Key words; 国際収支、貿易・サービス収支、経常収支、第1次所得収支、GDPの諸概念、固定相場制、変動相場制、為替リスク、先渡し為替取引

14ー15

外国為替相場の決定理論(第13章)

変動相場制の下で、外国為替相場を決定する要因とメカニズムについて、その基本的な理論を学ぶ。短期的な相場の決定理論として、アセット・アプローチ(あるいはポートフォリオアプローチ)、長期的な相場の決定理論としての購買力平価説を学ぶ。
Key words; 金利平価、アセットアプローチ、購買力平価、

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

 第1回目の授業はオンライン(Zoom)により、本講義の外相と第1章の説明を行う。ZoomのURLはManabaのこの科目のページの「コースニュース」で知らせる。
 第2回目以降は、教室での対面授業を行う。
 BCPレベルが高くなり、大学の授業実施方針が変更になった場合、ハイブリッド方法等へ移行することもありうるが、状況の変化に応じて、担当者から連絡を行い、適宜適切に対応する。

授業外学習の指示

 本講義の到達目標を達成するためには、受講生の予習、復習が不可欠である。受講生は、指定された教科書、参考文献などを授業前に予習し、授業後はその内容を復習することが大切である。また、授業中に疑問点などを質問し、理解を確実にするようにしなければならない。
 コミュニケーションペーパーも適宜配布して理解度を確認する。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 80

定期試験期間中の試験教室での試験の結果で評価する。
なお、感染拡大等により大学のBCPレベルが3以上になり、実施方針を変更する可能性が出てきた場合には、事前に連絡を行い適切に対応する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
20

授業中に適宜与える練習問題の解答の提出状況、宿題などをふくめた授業参加態度等の評価。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
コアテキスト国際経済学:第2版 大川昌幸 新世社 978-4-88384-232-2

教科書(使用頻度、その他補足)

授業は基本的に教科書に沿って行うので、予習・復習を行うことが大切である。また適宜資料等を配布する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
国際経済学入門 古澤泰治 新世社 9784883843480
国際経済学をつかむ:第2版 石川城太 他 有斐閣 9784641177192
通商白書 各年版 経済産業省 経済産業省 PDFファイルが無料で入手できる

参考書(使用頻度、その他補足)

授業内容を補足するために学生が予習・復習で学ぶのに適切である。白書は経済産業省のHPからPDFを閲覧、入手できる。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/