Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
14675:IR18‐AJ109 Special Lecture (General Education Course) (RB) § 14676:IR-AR108 Special Lecture(General Education Course) (RB) 2023 Fall Tue5 College Of International Relations OHTA HIDEAKI 2

Campus

KIC

Class Venue

RYOYUKAN RY309

Language

Japanese

Course Outline and Method

  本講義「日本の経済発展」は現在起きている日本および世界の政治・経済・社会をより深く理解するため、日本の第二次世界大戦前の時期(明治・大正・昭和初期)から戦後・現代までの経済的な歩みを振り返り、国際的な観点から成功と失敗の経験の重要性を学ぶこと主眼とする。 本講義では、日本がどのように発展し、世界有数の経済大国になったのかを学ぶため、現在までの日本の経済発展の歴史を採り上げる。さらに、戦後の日本の歩みを主に経済の観点から分析する。  日本は明治以降近代化を図り、日清・日露戦争を経て、第一次世界大戦から第二次世界に至る主要国の仲間入りを果たしたが、1930年代の世界的不況のなかでいち早く世界恐慌から回復した。しかし、2.26事件以降日本の軍国主義の台頭・加速化が結果的に太平洋戦争に至り大きな損失をこうむった。戦後日本は米国からの大きな政治・経済的圧力のもとにいかに日本経済・社会が変貌してきたかを示す。 日本は1970/80年代にピークを迎えバブル期を経て、「失われた30年」といわれる経済低迷期を迎えている。現在日本は世界で類を見ない貧困化と低所得化が進み、あらゆる分野での劣化が見られる。こうした現在の日本の様々な問題や教訓や課題について過去の日本の経験から一層深く現代日本における様々な問題を学ぶことができる。本講義は経済面が中心となるが、政治・社会・外交関係の問題も論じる。特に日本の初期工業化の背景、海外からの影響、経済と政治の相互作用、国家の役割と民間部門のダイナミズム、工業化の社会的・政治的側面などが採り上げる。本講義では様々なデータを提示し、専門家による学術的な議論も説明する。
  なお、本講義は、原則としてオンライン授業である(下記授業の概要の項参照)が、同時配信のみであるため、受講生はその授業で質問等を教員に対して行い、できるだけ疑問等を解決することが望ましい。

Student Attainment Objectives

① グローバリゼーションの進展に伴う様々な問題について理解するための基本的な日本の経済の歩みを学び、日本が現在直面する様々な問題・課題に関する理解を一層深める
② 日本経済および国際経済への理解を深め、現在起きている日本や世界の政治・経済・社会や市場の背景を理解することができる

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

イントロダクション: 日本の栄枯盛衰 (近代以降の日本)

20世紀以降の日本

2

19世紀末(明治末期)と大正: 産業革命と工業化

産業革命 大正の自由化と経済発展 関税自主権

3

戦間期と第二次世界大戦期と世界恐慌

昭和恐慌 金本位制 日本のケインズ:高橋是清
高橋経済政策の成功と終焉 ファシズムの台頭 

4

1930/40年代世界経済と WW2・ブレトンウッズ体制

ブロック経済と世界貿易縮小均衡、戦争経済と加速化 
1930年代の世界経済のブロック化と戦争経済

5

敗戦と戦後復興 1945-49年~米国依存の基礎~

民主化と農地改革 復興経済 ドッジライン シャウプ勧告

6

戦後・高度成長期 1950~60年代

朝鮮戦争と復興 所得倍増論 経済白書(1956)「もはや戦後ではない」

7

経済的成熟期 1970年代

経済大国 累進課税と所得分配進展 重化学工業進展 米国貿易摩擦と自由化

8

1980年代:黄金期 ’Japan as No.1’

世界一の日本の銀行資産 最先端の技術革新  

9

プラザ合意(1985)とバブル期の 日本と世界(1985-1990)

バブル経済 プラザ合意と円高 強まるジャパン・バッシング

10

新自由主義の導入と民営化

民営化と規制緩和 日米関係 新自由主義 中曽根政権 バブル経済

11

バブル崩壊:金融自由化・ 規制緩和の悪循環

『失われた30年』の始まり 米国の年次要望書 新自由主義の進展 金融危機 

12

新自由主義加速化 (2000年代)

小泉政権:新自由主義 「構造改革」と郵政民営化・規制緩和

13

「アベノミクス」下の日本経済 ~「失われた10年」の評価~ (2010年代)

リーマンショック以降の不況と政権交代  アベノミクス 「3本の矢」 リフレ理論 量的・質的緩和 (QQE)

14

日本経済「失われた30年」と 山積する問題

新自由主義の限界 「失われた25年」 格差拡大 非正規雇用の一般化
社会保障の質・量の低下

15

今後の日本の課題と展望

 1. 所得格差・貧困の拡大への処方箋
 2.所得分配と経済成長
 3.税制改革と政府歳入の増加
 4.社会保障制度の再構築
 5.少子高齢化への解決策
 6.民主主義の機能化と日本の政治・経済・社会制度
  の変革

授業の形態(全般)

オンライン授業

本授業は原則ライブ配信授業である。授業の前後で質問等がある場合はメール(hoviolin@fc.ritsumei.ac.jp)を使ってください。

Class Format

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【コロナ感染に伴う措置】
・本授業は教員の健康状況と感染および重症化リスクを鑑み、初回授業を含め授業については原則的にオンライン(Web)授業を行います。このことは大学学部・研究科で認められています。
・担当教員の連絡先は初回授業までにmanaba+Rコース内に記載します。
・学期の途中にコロナ感染の状況が著しく改善し,BCPレベルが1未満となった場合は、対面授業を行うこともある。その場合にはManaba+Rなどで受講学生には周知します。

※立命館大学のBCPレベルについては以下URL先の1. 立命館大学における新型コロナウイルス感染症に関する対策を参照。
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1679

Recommendations for Private Study

常日頃からの日本や世界の政治・経済・社会の動きを常に把握、最新の知識を得ることが重要である。その上で、様々な事象の起きている理由や背景について深く探求することが重要である。したがって、本講義を受講するものは、経済学、政治学、社会学、国際関係論など様々な社会科学の講義課目をとることが望ましい。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

授業の成果を複数に分けてレポート(中間・最終)を提出させ、それに基づき評価する。

Grade Evaluation Method (Note)

レポート評価は100%(中間、最終とも50%ずつ)である。
本講義は上記のように原則的にオンライン授業であること、さらに例年参加学生数が多数(100名以上)であるため、各学生との双方向の議論は困難である。しかし、講義に出席している学生とそうでない学生は最終得点と明らかな相関性がみられる。質問は授業中でも可能であるが、メールで行うことも可能であるし、アポを取ればオンライン(Zoom)での教員との直接対話も可能である。

Advice to Students on Study and Research Methods

本講義では出席数などは評価に直接影響しない。しかし、内容を十分理解するには毎回出席することが必要である。それが理解度を深め、結果的に最終評価にも反映することになる。 例年授業に出席する学生とそうでない学生は点数と相関性が高く、両者に大きな開きがある。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

特定のテキストはない。参考書、Webサイトを参照。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
『途上国ニッポンの歩み―江戸から平成までの経済発展』 大野健一 有斐閣 現在中古でのみ入手可能
所得再分配と経済成長~累進性強化に伴う景気回復への道~ 大田英明 立命館国際関係研究 27巻 3号:27-54
日銀金融緩和政策の中国・香港市場/ 経済への影響 大田英明 立命館国際研究』 31巻 第1号
日銀金融緩和政策の米国経済および市場に与える影響 大田英明 立命館国際研究 33巻 1号:1-33.
新自由主義からの脱却 ―日本の長期的成長に向けた処方箋― 大田英明 立命館    国際研究 第33巻3号, 2021年1月
バブル経済事件の深層 奥山俊宏 岩波書店 2019年4月
平成経済 衰退の本質 金子勝 岩波書店  2019年4月
日本のマクロ経済政策: 未熟な民主政治の帰結 熊倉政修 岩波書店  岩波新書 2019年6月
経済で読み解く日本史 大正・昭和時代 上念司 鳥新社 2019年5月
昭和経済史 (岩波現代文庫) 中村隆英 岩波書店 2007年5月
昭和史講義【戦後篇】(上)(下) 筒井清忠 筑摩書房  2020年8月
日本経済30年史: バブルからアベノミクスまで 山家悠紀夫 岩波書店 2019年10月

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

Prof. Ohno.'s HP  https://www.grips.ac.jp/teacher/oono/hp/lec_J.htm
財務省   https://www.mof.go.jp
財務総合研究所 https://www.mof.go.jp/pri/ 
日本銀行 https://www.boj.or.jp  https://www.boj.or.jp/statistics/index.htm/ 
OECD  http://www.oecd.org/tokyo/home/  https://data.oecd.org
総務省統計局 https://www.stat.go.jp
日本政策投資銀行 設備投資研究所  https://www.dbj.jp/ricf/
三菱リサーチ&コンサルティング https://www.murc.jp
第一生命経済研究所 http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/
ニッセイ基礎研究所 www.nli-research.co.jp/?s



How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Other (Separate instructions will be provided)

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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/