授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15256:[2025 春セメスター]計量社会学(SA) 2025 春セメスター 水2 産業社会学部 樋口 耕一 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG201号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
私たちは日々、社会・世の中・世間といったものの一部分に触れてはいるはずだが、全体としての社会の姿を頭に描くことは実は非常に難しい。そこで計量社会学では、アンケートの結果や文書・資料を統計的に分析することで、正確かつ鮮明に社会の姿や世間のしくみをとらえることを目指す。この授業では、そうした統計的方法とともに、その方法を用いることで社会についての発見を得た、既存の優れた計量社会学の研究に学ぶ。なおこの授業では、ネット上のクチコミのような文章型データについても、統計的に分析する方法を学ぶ。そうした分析には授業担当者開発のフリー・ソフトウェアを用いる。「統計」と聞くと、細かい数字がたくさん並ぶ難しいものというイメージがあるかもしれないが、すっきりと見通しが良くなってこそ、分かりやすくなってこそ、統計を使う価値があることをこの授業を通して学んで欲しい。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

統計的な分析を通じて社会の仕組み・動きを浮かび上がらせるおもしろさを実感してもらうことが主要な目標である。そのために社会調査法の基礎的な事項として、データ収集法、記述統計の計算法とその読み方、因果関係と相関関係の区別などを習得する。また、文書・資料を計量的に分析する方法を学ぶ。これによって、自分自身で計量的な分析を行えるようになるだけでなく、マス・メディアで報道される各種「調査結果」の信憑性について判断できるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

1
科目内容についての概説

計量社会学、理論社会学、実験、量的調査、質的調査

2

2
社会調査の目的と調査方法

社会学理論、社会学的想像力、社会統計学

3

3
量的調査の仮説構成

理論、概念、測定、仮説検証、探索的分析、計量的モノグラフ

4

4
質問文・調査票の作り方

既存の調査の活用、データ・アーカイブ

5

5
標本抽出と実査

サンプリング・エラーとその他のエラー、統計学的仮説検定、調査法

6

6
調査データによる記述的分析

度数分布表、クロス集計表

7

7
分析実習1

度数分布表、代表値(平均・分散・標準偏差)

8

8
分析実習2

クロス集計表、カイ二乗検定、CramerのV,因果関係と相関関係

9

9
量的調査と質的調査

相補的な関係、参与観察、フィールドワーク、インタビュー

10

10
質的データ(文書・資料)の計量的分析

内容分析、テキストマイニング

11

11
新聞記事・雑誌のテキストデータの収集と分析

データベース利用法、テキスト整理法、コーディング

12

12
自由回答データの収集と分析

コーディング、他の変数との関連、コンピュータの利用

13

分析実習3

比例尺度の解析・多変量解析・官庁統計

14

まとめ

計量社会学、理論社会学、実験、量的調査、質的調査

授業実施形態

全14回を対面授業にて実施する予定であるが、一部(半数以下)をメディア授業(オンデマンド)に変更する可能性がある。メディア授業を実施する場合はManaba+Rのコースニュースにて通知する。【+R授業】は第14回授業で実施する。詳細についてはmanaba+Rを参照。

授業外学習の指示

授業中に出題された課題を行うほかにも、新聞記事やテレビニュースに「社会調査」「世論調査」の結果が登場した時には、手続きや記述に問題がないかどうか、改善の余地が無いかどうかを考えてみよう。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

学期中に何度か平常レポート提出を課す(20%)。また、学期末に最終レポート提出を課す(80%)。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

[1] 分析手法を学ぶに当たって、社会調査データを実際に分析する実習を一部予定している。実習には、自分なりに「こんなことを調べてみよう」という課題を持って積極的に参加する態度が望まれる
[2] 調査法や分析手法の解説を聞く際にも常に、「その方法をどんなふうに使えば、社会・世の中のことを明らかにできるだろうか」という意識を持つことが望ましい。
[3] 授業中に「後で復習しよう」とは考えずに、授業中に一通り理解するつもりで出席することが望ましい。
[4] 教員への連絡・質問等は随時Manaba+Rの掲示板で受け付ける。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
入門・社会調査法〔第4版〕: 2ステップで基礎から学ぶ 轟亮・杉野勇・ほか 法律文化社 4589041413
動かして学ぶ! はじめてのテキストマイニング 樋口耕一・ 中村康則・周景龍 ナカニシヤ出版 4779516390
社会調査のための計量テキスト分析 第2版 樋口耕一 ナカニシヤ出版 4779514746

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

計量テキスト分析のためのフリー・ソフトウェア「KH Coder」公開ページ
https://khcoder.net/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/