授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15348:IR18‐EBJ202 環境経済論(R) § 15349:IR-EBR202 環境経済論Ⅰ(R) 2023 秋セメスター 木2 国際関係学部 林 大祐 2

キャンパス

衣笠

授業施設

恒心館KS209号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本講義では、環境経済学の基礎理論を学び、具体的な環境問題の原因・結果・対策方法を理解することを目的とする。環境問題は自然に起こる現象ではなく、人間の経済活動が引き起こす問題である。第二次世界大戦以降、人間の経済活動は拡大の一途をたどり、地球環境にも多大なる負荷をかけてきた。その結果、世界各地で産業公害、大気汚染、水産資源の枯渇などの問題が深刻化し、経済のグローバル化に伴い、海洋汚染、オゾン層破壊、気候変動といった地球規模の環境問題が発生するに至った。環境経済学は、現実社会で起こる環境問題の経済的な原因を解明し、具体的な解決策を示すことを目的とする実践的な学問である。講義を通じて、環境に優しく持続可能な社会の実現方法を考える。成績評価は、授業内に3回実施する小テストと期末レポートに基づく(解説は授業中もしくはmanaba+R上で行う)。

受講生の到達目標

• 環境経済学の基礎理論について理解を深める。
• 主な環境問題の原因と結果を説明できるようになる。
• 環境問題解決のための政策手段を論じられるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

 経済学の基礎知識があれば本講義の理解に役立つが、必須ではない。本講義でもミクロ経済学の基礎を分かりやすく解説する。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション、環境経済学とは

経済と環境の関係、環境被害の構造、環境政策の目的と手段

2

外部性と市場の失敗

環境問題と外部性、外部費用、社会的費用、死荷重ロス、最適汚染水準、電力の社会的費用

3

日本の四大公害病

水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく、政府の失敗

4

福島第一原子力発電所事故と日本のエネルギー政策

市場の失敗とエネルギー、ふるさとの喪失、地域分散型エネルギーへの転換

5

越境汚染をめぐる国際的対応

環境問題の原因と結果の国際化、越境汚染の4つの類型、欧州の酸性雨問題

6

経済のグローバル化と公害輸出

環境正義、中国の癌村、ナイジェリアの油濁汚染、規制格差、底辺への競争、規制の虜

7

地球規模の環境問題

地球温暖化、共通だが差異ある責任、国連気候変動枠組条約、京都議定書、パリ協定、脱炭素化

8

自然資源管理のアプローチ

コモンズの悲劇、囚人のジレンマ、オープン・アクセス、公有制、私有制、共有制

9

計算問題のレビュー①

各自、授業中に指示された計算問題を事前に解いておくこと。

10

コモンズの共同管理

コモンズ/共有資源、コモンズの共同管理のための基本原理、入会林の共同管理

11

直接規制、環境税と補助金

直接規制、経済的手法、ピグー税、経済厚生の最大化、ボーモル=オーツ税、限界削減費用の均等化

12

環境財の所有権、排出量取引

コースの定理、取引費用、キャップ・アンド・トレード、限界削減費用の均等化

13

排出量取引の実践

ベースライン・アンド・クレジット、京都議定書、クリーン開発メカニズム、持続可能な開発

14

環境政策手段の選択

不確実性への対処、量的規制と価格規制、ワイツマンの定理、ポリシー・ミックス

15

計算問題のレビュー②

各自、授業中に指示された計算問題を事前に解いておくこと。

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

各回の授業実施形態については、本科目のmanaba+Rコースニュース等で案内します。また、第1回目の授業実施形態については、第1回目授業開始までに上記コースニュース等でお知らせします(※)。なお、授業配慮等の取り扱いについては、manaba+R「国際関係学部生のページ」および「学び支援サイト」で確認してください。
国際関係学部生のページ:https://ct.ritsumei.ac.jp/ct/course_1728150
学び⽀援サイト:https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/
(※) 第1回目授業の授業実施形態を確認するためにはmanaba+Rの早期利用申請を行う必要があります。早期利用申請の詳細は、2023年度履修・登録の手引きを御確認ください。なおmanaba+Rで早期利用申請をおこなっても受講登録にはなりません。受講登録期間中に改めて登録を行う必要があります。

授業外学習の指示

 各回の授業で指定された文献(リーディング)は必ず授業前に読み、問題意識を明確にして授業に臨むこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

• 小テスト3回:30%
• 期末レポート:70%
注)6回以上の欠席はF評価とする。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 特別な支援を必要とする学生に対しては、授業運営において合理的な配慮を行うので、セメスター始めに教員に申し出ること。ただし、新型コロナウイルスに関わる授業配慮については、「授業実施形態」に指示したように対応する。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
環境経済学をつかむ(第4版) 栗山浩一・馬奈木俊介 有斐閣 978-4641177246 2020年出版。環境経済学の入門テキスト。全授業回の3分の2程度でリーディングとして利用する。

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/