授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
13081:哲学 (S) § 13082:(教)哲学(GB) § 13083:哲学(J) 2022 春セメスター 木5 法学部,産業社会学部,国際関係学部,文学部 鈴木 竜雄 2

キャンパス

衣笠

授業施設

学而館GJ312号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
哲学は今から約2500年前に始まったといわれる。それはソクラテス以前の自然哲学者たちであり、またその後現れたソクラテスに始まるアテネの哲学者たちが始めた学問の歩みである。
この授業では、なぜ哲学がギリシアから始まったのかを文化的な背景と共に考えることから始めたい。
そして始まりであるギリシア哲学から現代までの哲学の歩みを、主に教科書に沿って眺めつつ、11人の哲学者の思想について考えてみたい。またキリスト教とイスラム教の違いについて知ることによって、よりグローバルな視点に立てるよう、そして倫理だけでなく現代社会や世界史などの教科にも資するようにしたい。
授業は基本的にテキストと必要に応じて配布されるレジュメや資料を読み、それについて担当者が説明を加えるという形で進行する。毎回授業の後半で簡単なレポートを書いてもらい、次の授業でフィードバックする。
(キーワード)
哲学、Philosophy、民主制、存在、認識

【授業の方法】
本科目は大学設置基準および立命館大学産業社会学部則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

1.ギリシアの文化と思想の流れと内容を理解し、説明できる。
2.古代から現代の代表的な哲学者・思想家の考え方を理解し、説明できる。
3.キリスト・イスラムの2つ宗教の概要を理解し、違いを説明できる。
4.上記の思想や宗教について理解し、倫理や公民、現代社会などの授業に役立てることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

哲学や倫理学、西洋史や宗教の授業を受講していることが望ましい。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業のガイダンス、スケジュールの説明、イントロダクション

哲学という日本語の誕生、哲学と他の学問との関係、「哲学」という言葉の疎遠さと難しさ、哲学の何が難しいのか

2

哲学が生まれたギリシア文化

ギリシア人の基本精神、市民の民主制と言論・思想の自由、何かを問うことが哲学の始まり、ソフィストとソクラテス

3

プラトンの思想1

イデア、存在とは、変化するものと変化しないもの、変化するものの実在は?、実在をどのようにして担保するのか?

4

プラトンの思想2

民主制の批判と擁護、「哲人王」の思想は独裁制の萌芽か?、哲人王の真意とは?

5

アリストテレスの思想1

存在と倫理、最高善とは、アリストテレスとキリスト教の関係は?、ガリレオが裁判にかけられた原因?

6

アリストテレスの思想2

自然科学と技術の開祖、原因と結果、なぜ人間から犬や猫は生まれないのか?、原因を内包する自然、原因が外側にある技術

7

ホッブスとカントの平和論

万人の万人に対する戦い、戦争とはなにか、平和とはなにか、カントの平和論

8

ホッブスやカントの平和論はどのように世界に影響を与えたか

平和の構築の第一歩としての「国際連盟」、国際連盟の規約とパリ不戦条約を読んでみよう、第2次大戦後を反省として生まれた「国際連合」、国連憲章とジュネーヴ条約を読んでみよう

9

デカルトの思想1

方法的懐疑、真理とはなにか、思考と意識と存在、心身二元論

10

デカルトの思想2

心、「情念論」、精神と身体とはつながっているのかつながっていないのか? 、脳死・臓器移植との関連性

11

カントの思想

認識と実践の問い、純粋理性とは、実践理性とは、宗教は哲学的問いたりえるか?

12

ヘーゲルの思想

意志と自由、主人と奴隷の弁証法、意志の自由とはなにか?

13

フッサールの思想

認識への問い、現象学的還元とは?、主観と客観

14

キリスト教の基本概念

イエス・キリストとはどういう人物か、民族宗教から世界宗教へ、信仰者が増加した理由は?

15

イスラム教の基本概念

イスラム教徒にとっての神、イスラム教の基本的な考え方、現代の宗教問題を冷静に考えるために

授業実施形態

【授業形態】
BCPレベル1~2:対面授業
BCPレベル3~4:メディアを利用した授業(ライブ配信またはオンデマンド)

【配慮要件】
以下の要件に該当する学生に対しては、ライブ配信またはオンデマンドでの配慮を行う。
 ①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合)の高い学生
 ②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合)の高い同居家族がいる学生
 ③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合

【備考】
※「授業スケジュール」は、BCPレベル1~2を想定して記載している。変更があった際は別途manaba+Rに周知を行う。
※受講登録の結果によっては、出席調整またはメディアを利用した授業に切替えを行う場合がある。

授業外学習の指示

その週に取り上げる内容を教科書や配布する資料を読むことで予習をしておくこと。(30分程度)
その都度の授業で取り上げた教科書のトピックスやレジュメ、資料等を読み返し、また授業の中で課したレポートについて他の書籍などを参照することによって、もう一度考えて、文章にしてみること。(60分程度)

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 70

授業内容を理解しているかを問う試験を実施する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

毎回の授業で、簡単な小レポートを書いてもらう。オンライン授業の回は授業終了後1週間以内にmanabaを通じて提出。対面の回は授業時間内に提出。

成績評価方法(備考)

【定期試験に関わる留意事項】
(1)受講登録の状況およびCOVID-19感染拡大状況により中止となる可能性がある。
(2)中止となった場合、以下の代替的な成績評価方法を適応する。
  中止が6月/12月中に判断される場合:レポート試験
  中止が7月/1月中に判断される場合:平常展評価 ※7月/1月以降、レポート試験は選択不可
(3)以下の要件に該当する学生に対しては、平常展評価で対応する。
  ①学生本人に基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合)あり、医師等により外出を控えるように指示されている場合
  ②学生本人が検査陽性者に該当し、出席停止となっている場合
  ③学生本人が濃厚接触者に該当し、またはその疑いが強く、自宅待機を要請する場合
  ④海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合

受講および研究に関するアドバイス

仮にも将来教壇に立ち、生徒を導く仕事に就くための講義であるから、私語や居眠り、遅刻などその他講義や他の受講生の迷惑となるような行為は行わないこと。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
高校生のための哲学・思想入門 竹田青嗣・西研 筑摩書房 978-4-480-91724-9

教科書(使用頻度、その他補足)

①授業を根本的に構成するものである。②授業は各回に取り上げる哲学者や思想家の基本的な考え方が示されているので、そのテキストに沿いながら、必要に応じて担当者よる説明を付け加える。③第1回と第2回及び第14回と第15回を除いて毎回使用する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
ヨーロッパ思想入門 岩田靖夫 岩波ジュニア新書 4-00-500441-5 高校生向けだが、少し高度
哲学の眺望 松山壽一監修 晃洋書房 4-7710-2056-6 哲学の問題を広く扱う。哲学という学問を概観するのに便利
西洋哲学史~古代・中世編~ 内山勝利・中川純男編 ミネルヴァ書房 4-6230-2663-0 古代哲学の広範な知識を得ることができる
西洋哲学史~近代編~ 宗像恵・中岡成文編 ミネルヴァ書房 4-6230-2527-5 本講義で扱う以外の思想を知ることができる
永遠平和のために カント著 宇都宮芳明訳 岩波文庫 9784003362594 哲学者による画期的な平和論。講義では冒頭部をゆっくり読みます

参考書(使用頻度、その他補足)

授業で取り上げる範囲が、広範にわたるので、授業内で随時紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html