Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
33746:Micro-and macroscopic physics (A2) 2024 Spring Fri2 College of Science and Engineering SUGAWARA YUJI、MORI MASAKI、YOSHIDA MASAKI 2

Campus

BKC

Class Venue

Forest110

Language

日本語

Course Outline and Method

高校の物理でも、ある程度は物理的なものの見方や面白さを学んだであろうが、昔の偉人が見出した法則や知識を暗記したに過ぎない場合も多かろう。そこで、この講義では、特定分野を体系的にとりあげることはせず、「大学の物理」を学び始める1回生を対象に、小人数クラスにおいて、ミクロ・マクロな視点から、学生自身が物理的にものを見て考えるセンスを養ってもらう。各クラスへの配属は物理科学科が決定する。

この講義では1回生前期できちんと理解するには難しい内容も扱うが、精密な知識を得ることではなく、あくまで物理の考え方や最先端科学の「雰囲気」に触れてもらうことが目的である。物理のおもしろさを知る契機となり、より専門的な学習をする動機付けになれば幸いである。

Student Attainment Objectives

最も小さなスケール(ミクロ)の物理」と「最も大きなスケール(マクロ)の物理」を、素粒子と宇宙、あるいは、身近な現象を題材に理解し、その背後にある物理学の基本的な考え方に触れ、物理学の考え方の面白さを体得することを目標とする。

Recommended Preparatory Course

この科目は1回生履修指定科目であり、受講登録は1回生に限られる。ただし、編入学等の特別な事情がある場合には回生にかかわらず受講できることがある。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

ガイダンス: 授業の進め方、講義のねらい

菅原担当

2

いろいろなものの大きさ

菅原担当
原子、原子核のサイズ、太陽系、銀河系のサイズなど。自然界の最小と最大のスケールとは?

3

相対性理論入門

菅原担当
同時刻の相対性、ローレンツ収縮、運動する時計の遅れ、エネルギーと質量の等価性。

4

素粒子の話(その1)

菅原担当
4つの力、クォークとレプトン、ヒッグス粒子など

5

素粒子の話(その2)

菅原担当
4つの力、クォークとレプトン、ヒッグス粒子など

6

宇宙論入門(その1)

菅原担当
膨張宇宙、ビッグバン宇宙論、暗黒物質と暗黒エネルギー

7

宇宙論入門(その2)

菅原担当
膨張宇宙、ビッグバン宇宙論、暗黒物質と暗黒エネルギー

8

ブラックホールのはなし

菅原担当

9

吉田担当ガイダンス: 授業の進め方、講義のねらい

吉田担当
私たちが住む地球の表面(プレート)は、年間数センチメートルというゆっくりとした速度で動いており、そのような運動は地球が約46億年前に誕生して以降、ゆっくりと冷えていく過程で起こっている。地球の内部でどのような運動が起き、地球の誕生時に内部に蓄えられた熱がその運動によってどのように宇宙空間に放出されるかを知ることは、地球の営みをマクロな視点で理解する上で重要である。一方、地球内部を構成する物質(岩石・鉱物)のゆっくりとした流れの様子は地球内部の温度や圧力などによって非常に敏感に変化し、これは原子の移動といったミクロな視点で理解する必要がある。吉田担当回では、地球の営みをマクロからミクロまでの視点で総括的、定量的に理解しもらうために、数値解析ソフト(MATLAB online)で簡単な例題を計算をしてもらいながら進める。

10

地球の中の熱輸送(その1)

吉田担当
熱伝導に関するフーリエの法則、地殻の熱流量の測定法など

11

地球の中の熱輸送(その2)

吉田担当
地球表面の熱流量、地球内部の岩石の放射発熱など

12

地下の温度分布

吉田担当
熱伝導に関するフーリエの法則の積分(初期値問題)、一次元の定常熱伝導方程式の積分(境界値問題)

13

地下の物質の流れと熱収支

吉田担当
地球のマントルの流動の法則(レオロジー)、地球の熱収支など

14

地球の中の熱対流運動

吉田担当
二次元定常熱対流(マントル対流)

15

重力波とその検出

森担当
アインシュタインが一般相対性理論に基づいて予言した重力波が、2016年にレーザー干渉計により初めて直接検出された。重力波とその検出について学ぶ。

Class Format

第1回~15回を対面授業にて実施。ただし,必要に応じて2,3回分を受講生に事前に周知の上on demandの授業に切り替える可能性があります。

Recommendations for Private Study

小レポートの課題や、自ら興味を持った事項については、自ら文献を調べたりして学習してほしい。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

菅原担当の回は、複数回レポート課題を課し、それに基づいて成績評価を行う。
吉田担当の回は、複数回レポート課題を課し、それに基づいて成績評価を行う。
森担当の回は、小レポートを課すことを予定している。

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

講義中に疑問に思ったことは積極的に質問してください。講義スケジュールはあくまで目安なので、特に後半の内容は、予告した上で変更する可能性があります。

吉田担当の授業は、「プリズム情報処理演習室P31」教室で行います。Matlab online、Excel、Wordが学生各自のパソコン上で使えることを想定し、簡単な課題を皆で議論しながら理解していく形で進めます。MATLAB onlineは、下記のホームページに接続し、大学のメールアドレスでユーザー登録を済ませておいて下さい。https://jp.mathworks.com/products/matlab-online.html

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

教科書は特に設定しない。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
素粒子物理入門 渡邊 靖志 培風館 4-563-02433-3
ものの大きさ 須藤 靖 東京大学出版会 4-13-064100-X
対称性 レオン・レーダーマン,クリストファー・ヒル (小林茂樹 訳)  白楊社 978-4-8269-0144-4
なっとくする宇宙論 二間瀬 敏史 講談社 4-06-154514-0
素粒子世界における事実と謎 M・ヴェルトマン (東島清・東島仁 共訳) 培風館 978-4-563-02283-9
ワープする宇宙 リサ・ランドール (塩原通緒 訳) NHK出版 978-4-14-081239-6
宇宙を織りなすもの 上・下 ブライアン・グリーン (青木薫 訳) 草思社 978-4-7942-1700-4, 978-4-7942-1701-1
重力とは何か 大栗 博司 幻冬舎 978-4-344-98261-1
ヒッグス粒子 神の粒子の発見まで ジム・バゴット (小林富雄 訳) 東京化学同人 978-4-8079-0826-4
聞かせて、弦理論 時空・ブレーン・世界の端 スティーブン・S・ガプサー (古田三知世 訳) 岩波書店 978-4-00-005246-7
大栗先生の超弦理論入門 大栗 博司 講談社 9784062578271 ブルーバックス
宇宙は何でできているのか-素粒子物理学で解く宇宙の謎 村山 斉 幻冬舎 78-4-344-98188-1 幻冬舎新書
物理・こんなことがまだわからない 大槻義彦 講談社 4062572265 ブルーバックス

Reference Books (Frequency of Use, Note)

最後の本は、小笠原担当分の読書感想文課題図書です。非常にやさしく書かれていて短時間で読めます。絶版なので貸し与えます。その他は、あくまで副読本、あるいはより進んだ勉強をしたい人向けの参考書として例をあげます。(1回生の前期に読むには難しいかもしれません。)この講義の単位を取るためにこれらの本を勉強する必要は全くありませんが、どれもおもしろい本なので,この講義でとりあげた話に興味を持った人は、ぜひ読んでみてください。

Web Pages for Reference

菅原:必要に応じて授業中に紹介する.

吉田:必要に応じて授業中に紹介する.

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/