授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14277:[2025 春セメスター]憲法Ⅰ(総論・統治1) (JB) 2025 春セメスター 金4 法学部 植松 健一 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS201号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

憲法の総論・歴史と、基本的人権に関する部分を扱います。
・スタイルとしては、指定教科書の記述内容について、まずは正確に理解した上で、さらに、憲法の他のテキストや裁判例を参照にしながら、教科書との「批判的な対話」を意識しつつ読み直すスタイルをとります。
・授業内容に関する質問は、manaba+R 掲示板などで受け付けます。質問への回答も掲示板またはコースニュースとなりますが、内容に応じて授業内で行う場合もあります。提出課題へのフィードバックなども同様。

受講生の到達目標


・諸外国の制度や大日本帝国憲法との比較という視点も踏まえながら、日本国憲法の基本的人権に関する基本的な枠組みを理解します。その際には、政治的動態との関係を常に意識できる思考能力を修得します。
・基本的人権に関する主要な概念(「公共の福祉」や「私人間適用」などの基礎理論から、個別人権条項の制度趣旨やそれらに関する違憲審査基準まで)を自ら使いこなせるまでに理解します。
・該当部分に関する重要判例の事実経緯と判旨を内在的に理解すると同時に、当該判例を批判的に解読する能力を身につけます。

事前に履修しておくことが望まれる科目

①日本と西欧の近現代史の知識を有していた方が授業の理解は早いです。
②1回生で学んだ法学入門・政治学入門の内容は、きちんと自分の知的栄養としておくこと。
③同時進行で学ぶ、基礎演習Ⅱのテキストの第1章(報道の自由と少年の保護)は、この授業でも使える知識です。
④「民法Ⅰα」および「同Ⅰβ」で学ぶ民法総則(とくに法人論や公序良俗の箇所)は、意外にも多くの箇所で憲法人権論とシンクロしてきます。どちらも食わず嫌いにならないことで、相乗効果の学修力アップが期待できます!

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回


憲法学事始め~憲法が「最高法規」である理由

憲法学習の魅力とコツ、そもそも「憲法」とは何か(形式的意味と実質的意味)、立憲主義と「法の支配」、憲法の最高法規性、憲法第10章の法構造
*初回授業前に、必ずmanabaのコースニュースを確認すること

第2回

憲法改正の手続と限界

憲法改正の意義、諸外国の憲法改正手続、憲法改正の限界をめぐる論議、憲法改正国民投票法の課題

第3回

憲法史の展開:近代憲法から現代憲法へ

中世型立憲主義と近代立憲主義、近代憲法から現代憲法へのヴァージョンアップ

第4回

明治憲法体制史①

大日本帝国憲法の構造と運用、天皇機関説論争

第5回

明治憲法体制史②

大日本帝国憲法の構造と運用、天皇機関説論争

第6回

日本国憲法成立の経緯と法理

日本国憲法の制定、「8月革命説」、押しつけ憲法批判
*➡+R授業:「憲法24条の制定過程」(詳細はコースニュースで案内します)

第7回

国民主権

憲法前文の構造、主権の意義と構造、ナシオンとプープル、主権論争

第8 回

権力分立

権力分立の意義、権力分立の「米国型」と「フランス型」

第9回

象徴天皇制①

「象徴」(1条)の意味、「世襲」(2条)をめぐる争点

第10回

象徴天皇制②

国事行為の類型と「助言と承認」の意味、いわゆる「公的行為」をめぐる争点

第11回


非武装平和主義

非武装平和主義の憲法史的意義、憲法9条の解釈上の論点、日米安保体制、9条裁判

第12回


司法権(1)

司法権の概念、司法権の範囲と限界

第13回

司法権(2)

裁判所の組織と権限、裁判員制度、最高裁判官国民審査

第14回


司法権(3)

司法権の独立、裁判官の地位

授業実施形態

対面で実施。
第6回に+R授業を配信(詳細はコースニュースで案内します)

授業外学習の指示


上記授業概要の趣旨からして、教科書の該当部分を事前に一読しておくことは必須です。詳細な資料も配布する予定ですが、より自分にとってわかりやすいノートを作成するスキルと習慣を身につけましょう。
学習の際は、教科書の記述、最高裁の判例、授業での私の説明(!)を「受け売り」するのではなく、「ホンマかいな?」という「批判的視点」を常に失わないことが法律の学習にとっては大切だと思います。
授業内容がわからなくなったら、図書館に行って指定教科書以外の憲法基本書をあれこれ「浮気」をすると、案外とあなたの思考とフィーリングの会う「お相手」に出会えるかもしれません。
「法学セミナー」と「法学教室」は、図書館に行って(自分の興味のあるところをコピーするだけでもよいので)毎号目を通そう。もちろん新聞やニュースで政治問題へのアンテナを張っておくこと。
manaba+Rで発信するコースニュースは、学修と試験対策のための情報満載なので更新連絡設定をして、マメに確認しよう。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 70

講義範囲の理解度を評価する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

manabaを使用したレポートおよび小テストを内容とする。manabaを通じた積極的な授業への取り組みもその中に含まれる。これらの具体的な実施方法などについては授業内およびmanabaのコースニュースにて周知する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
憲法講義〔第3版〕 本秀紀(編) 日本評論社 「次世代型憲法テキスト」の決定版!国会・内閣・地方自治は植松が書いてます。

教科書(使用頻度、その他補足)

ほぼ前回、教科書の内容に言及する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
映画で学ぶ憲法 志田陽子編 法律文化社
映画で学ぶ憲法Ⅱ 志田陽子編 法律文化社

参考書(使用頻度、その他補足)

授業内で映画の一部を取り上げる予定。その際の解説として

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

インタラクティブシート,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/