授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
10726:超領域リベラルアーツ (GS) § 10727:特殊講義(総合)(C7) 2022 春セメスター 火2 経済学部,経営学部,産業社会学部,文学部,映像学部,総合心理学部,理工学部,食マネジメント学部,情報理工学部,薬学部,スポーツ健康科学部 小川 さやか 2

キャンパス

衣笠

授業施設

衣笠

授業で利用する言語

本講義では、すべて日本語で実施します。
留学生への配慮として質疑応答は英語でも受けつけます。

授業の概要と方法

クラステーマ『書くことと学問の未来――論文・エスノグラフィを刷新する』

本講義では、専門分野の異なる教員をゲストスピーカーとして招き、各研究分野における「書くこと」の多義性、そこに関わる問題、新しい可能性を問うことで、論文やエスノグラフィのイメージを刷新することを目指します。人類学、社会学、歴史学、神経科学、哲学、ゲーム研究、芸術学、国際関係まで、各学問分野における書くことをめぐる苦悩とそれを突破する豊かな想像力を示し、そこから書くことの可能性を自由な発想で拡張するヒントを探ります。本講義は、担当教員である小川が冒頭で本講義のゲストスピーカーについて紹介した後、ゲストスピーカーによるZoomでのライブ配信講義を行います。各講義の最後に本講義での学びについての感想をmanabaの出席カードのアンケートに提出してもらいます。また最終講義内で本講義で学んだ内容について、到達目標に照らして自由に論述したレポート(A42枚程度)を提出してもらいます。

受講生の到達目標

①論文やエスノグラフィのルールや成り立ちを理解する
②異なる専門分野における書くことの多義性、書くことを通じた学問の可能性を理解する。
③書くことと学問することをつなぐ自由な発想を培い、自らの力で学問の未来を切りひらく主体を確立する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回 小川さやか

イントロダクションー書くことと学問の未来

講義全体の趣旨説明、成績評価、書くことと学問のつながり

第2回 小川さやか

論文とアカデミズムをめぐる変容

論文のルール、デジタルエスノグラフィ、オープンアクセス化、倫理的配慮

第3回 小川さやか(阿部朋恒)

ICTを活用したフィールド実践

人類学、リモートエスノグラフィ、チームエスノグラフィ、ICT活用

第4回 小川さやか

マルチモーダルエスノグラフィの可能性

デジタルエスノグラフィ、マルチモーダルエスノグラフィ、人類学

第5回 小川さやか(立岩真也)

病や障害を抱える当事者の経験を記述する

社会学、障害学、生存学、当事者の経験

第6回 小川さやか(美馬達哉)

脳に書きこむ

神経科学、脳の働きと書くこと

第7回 小川さやか(後藤基行)

アーカイブを別様に読む

精神医療史、アーカイビング、読むこととと書くこと

第8回 小川さやか(岸政彦)

聞くことと書くこと

社会学、生活史、人の話を聞くことと書くこと

第9回 小川さやか

オートエスノグラフィの生成とSNS

オートエスノグラフィ、断片化された個人の物語、ブログ、Twitter

第10回 小川さやか(千葉雅也)

哲学と文学のあいだ

哲学、小説、書くことの拡張

第11回 小川さやか(マーティン・ロート))

物語の枠を超えるゲーム

ゲーム研究、ゲームの物語

第12回 小川さやか(竹中悠美)

アート・ライティング

芸術学、アートを書く

第13回 小川さやか(長瀬修)

国際条約を書く

国際関係額、国際条約、条約文書

第14回 小川さやか

ディスカッションー書くことと学問の未来

これまでの議論の振り返り

第15回 小川さやか

講義のまとめと授業内レポート

最終レポートの提出

授業実施形態

本講義では、BCPレベルに関わらず、すべての回においてZOOMでのライブ配信の講義になります。
ZoomのURLは、manabaでお知らせします。

授業外学習の指示

ゲストスピーカーの議論を理解しやすくするための資料や文献をその前の講義で配布または指示しますので、事前に学習しておくこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

毎回の講義で出席カードに短い感想を書いてもらいます。また最終講義内でレポートを提出してもらいます。この二つを合わせて評価します。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html