授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15252:[2025 春セメスター]社会調査論(S) 2025 春セメスター 水1 産業社会学部 中井 美樹 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG402号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 社会調査は、複雑で常に変化している社会や経済の諸現象をとらえるための重要な手段です。社会調査を行って実証研究をすすめるためには、基礎的な知識や技法の修得が不可欠です。
 この講義では、社会調査全般に対する理解を深めることを目標にして、社会調査のさまざまな種類と特徴を実例とともに整理し、社会調査の準備・計画と実査についての注意点について解説します。また、もっとも一般的な社会調査の方法となっている調査票調査を中心に、調査の計画から準備、対象の選定、調査票の作成法、結果の分析と報告という一連のプロセスについて解説します。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

・社会生活に生起する問題を明らかにする方法である社会調査の多様な方法についての知識を身につけ、問題や対象に応じてどのような調査を行えばよいかを考えて、適切な調査を設計し、実施することができる。
・自らが実施した調査の結果とともに、他者が実施した調査の結果を適切に分析し、それを批判的に評価することができる。
・調査結果を適切に分析・評価して、証拠に基づいた発見と対応策を提示することができる。
・調査倫理について理解し、適切に調査を実施できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

社会統計学、計量社会学、質的調査論

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

イントロダクション、社会調査の目的と意義

社会学と社会調査、社会調査の目的と意義

第2回

社会調査の歴史、調査の事例

センサス、社会踏査、市場調査、学術調査

第3~4回

社会調査の種類と特徴、調査の事例、量的調査と質的調査

公的統計、国勢調査、世論調査、マーケティング・リサーチ、調査票法、観察法、自由面接、参与観察、フィールドワーク

第5~6回

社会調査の手順、社会調査と理論

社会調査の一般的手順、記述と説明、理論、命題、概念、仮説構築、調査の事例

第7回

調査の設計と実施(1) 様々な調査方法、標本調査の考え方、サンプリングの歴史

悉皆調査と標本調査、母集団と標本、無作為抽出法と有意抽出法

第8回

調査の設計と実施(2) サンプリングの理論  無作為抽出法・多段抽出法・層化抽出法、標本調査と標本誤差

無作為抽出法、多段抽出法、層化抽出法、標本誤差と非標本誤差、推定の精度

第9回

調査票調査の方法、調査票の作成

調査票、ワーディング、項目の選択・用語と文章・回答の形式・調査項目の配列

第10回

調査の実施とデータの整理

データの整理とチェック、エディティング、コーディング、データ入力、トランスクリプション

第11回

調査結果の記述

データの基礎的集計、ヒストグラム、変数の種類、データの記述、記述統計量、平均、分散、標準偏差

第12回

データの分析と報告 データの分析とは、2変数の関連の分析(クロス表分析)・エラボレーション

関連、クロス表、エラボレーション、相関、疑似相関

第13回

結果の公表 調査研究論文と調査報告書の作成、調査の倫理

調査論文、調査報告書、調査倫理

第14回

確認テスト

まとめ、授業全体の振り返り

授業実施形態

全ての回を対面で実施します。同時配信は行いません。【+R授業】は第1回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

  新聞、雑誌などに掲載されている「アンケート」や「世論調査」を批判的に読む癖を付けてください。ここで「批判的に読む」とは、故意あるいは無知ゆえに誤った方法で行われる社会調査があとを絶ちませんが、こうした誤りに注意して、つまり「数字に騙されないように」読むということです。授業で解説する社会調査に関する知識が、そうした「批判的な読み」に役立つはずです。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

・講義中に毎回実施する課題(課題レポート、小テスト、アンケートなど、授業内に指示した提出形態による) 50%
・第14週目に実施する確認テスト 50%

成績評価方法(備考)

第2回目以降、原則として毎回提出してもらう課題の未提出や提出遅れが4回以上の者は評価対象外とする。

受講および研究に関するアドバイス

 本授業で扱うのは社会調査の基礎となる知識です。可能なら1,2年次に学習することを勧めます。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は指定しません。講義資料を配付します。授業内で関連図書を紹介します。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
新・社会調査へのアプローチ: 論理と方法 大谷信介・後藤範章・小松洋・木下栄二 ミネルヴァ書房 4623066541
社会調査法入門 盛山 和夫 有斐閣 4641183058
入門・社会調査法〔第4版〕:2ステップで基礎から学ぶ 轟 亮他 法律文化社 4589041418

参考書(使用頻度、その他補足)

上記以外にも授業内で紹介します。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/