授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
33150:[2025 春セメスター]都市防災工学Ⅰ (9T) § 33151:都市防災工学Ⅰ(X6) 2025 春セメスター 金3 理工学部 伊津野 和行、大窪 健之、金 度源、李 敏 2

キャンパス

BKC

授業施設

フォレストハウス201号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

日本の地形・地勢や気象をみると,雨,雪,風などの気象災害と,地震,噴火などの地震・火山災害,これらに起因する大規模火災など種々の災害を受ける可能性が高い.従って,将来いかなる職種で社会貢献を目指すことになっても,防災や構造物の維持・管理および環境に関する問題を考える上で,種々の外力に応じた人間環境の防災・減災に関する知識をもつことは極めて重要である.
ここでは,都市防災工学の中でも「計画・構造」分野の最新研究成果を中心に,発生する災害の物理的・社会的なメカニズムを系統的に論じると共に,それらに対する対策を講述する.近現代の防災技術だけでなく,伝統文化の中で培われてきた伝統的な知恵や工夫についても講述する.また,地震時における構造物の揺れを数式を用いて記述し,その対策を考える手法についても説明する.環境都市工学の主要な分野と関連した本科目の履修により,防災・減災や環境保全に関する問題に対する解決能力を養うことを目指す.

受講生の到達目標

環境都市工学の主要分野の知識にもとづく、災害に関する知識の涵養
災害対策に関する知識および計画能力の涵養
技術者倫理を含む環境都市工学、特に防災工学に関する専門分野の幅広い知識と応用能力の涵養
災害および防災分野の知識を統合して、主体的に問題を探求し、組み立て、解決する能力の涵養
最新の災害対策技術の動向を理解し、それを説明できる十分なコミュニケーション能力の涵養

【教育目標】
(C-3) 地域特性の理解,広域の環境質の観察に基づき、自然災害などの防災および環境改善に関わる諸課題を解決する基礎的技術を理解できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

講義中に復習・履修していない科目の説明を兼ねた簡単な説明を行う予定であるが,応用を考える上で次の講義を受講している(する)ことが望ましい.防災工学入門,都市計画,基礎数学,構造力学.さらに,講義で履修した事項を更に理解を深めるために,環境都市工学概論,環境都市工学実験系の履修を勧める.

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
-

+R授業対象科目。第0回に+R授業を実施。詳細はmanaba+Rを参照。

1~3(大窪)

防災まちづくりのための実践的研究

災害に弱いとされる歴史都市を、その特性を見極めることで、頻発する自然災害から守りつつ後世に伝えるための、実践的な防災まちづくり研究のトピックについて講義する。

4, 7(李)

歴史的市街地を保存するための防災計画手法に関する研究

災害に強くない歴史的町並みを保存するため、歴史的市街地の防災的特質に適した防災戦略として、災害発生の早期覚知と住民参加型の初期災害対応体制を基軸とする防災対策の枠組を提示し、その具体的な計画手法や必要な技術内容について、講義する。

5~7(金)

防災のための地域デザイン研究

災害に弱いとされる歴史都市を、その特性を見極めることで、頻発する自然災害から守りつつ後世に伝えるための、地域デザイン研究のトピックについて講義する。

8~14(伊津野)

構造物の地震防災

振動工学,耐震設計,免震・制振,マルチハザード対策など

授業実施形態

対面形式またはオンライン形式により実施します。

授業外学習の指示

日常から新聞、ニュース等に触れ、国内外の最新の災害、および防災情報を収集しておくこと。
具体的には、災害に対する対策について複数の事例を調べて比較することで、地域特性に応じた違いを知るとともに、対策毎のメリットとデメリットを理解することが、諸君の授業外学習のポイントとなる。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

課されるレポート等の提出状況、およびその内容の質等を踏まえ、総合評価する.

成績評価方法(備考)

この授業は基本的に出席が単位取得の条件(十分条件ではない)となる。非対面講義等により出席が取れない場合には、課題レポート等が提出されかつ提出された内容が一定水準に達していることにより、授業に出席したものと同等とみなす。その上で、原則として通常時と同様「14回中10回以上出席」に相当する課題提出があることを単位取得要件とする。

受講および研究に関するアドバイス

情報量が多い講義内容のため、レジュメなどを活用して疑問点などのメモを取り、毎回短時間でも自己学習により復習をしておくことが、記憶を定着し理解を深める上で有効。
関連する災害や対策について、毎回インターネット等を利用して独自に情報収集することは、視野を広げ、知識の幅を広げる上で特に有効。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
歴史に学ぶ減災の知恵 大窪健之 学芸出版社 978-4-7615-2532-3

教科書(使用頻度、その他補足)

標記の教科書は講義の一部の参考となるので一読を推奨する.基本的に板書・プロジェクター等を用いた講義を行う.適宜,参考となる資料や視聴覚資料を用意する.次に示しているテキストは参考書の一例である.

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
自然災害と防災の科学 水谷武司 東京大学出版会 4-13-062708-2
都市防災学 梶秀樹・塚越功 学芸出版社 978-4-7615-3150-8
文化遺産防災学「ことはじめ」篇 立命館大学文化遺産防災学「ことはじめ」篇出版委員会 アドスリー 978-4-900659-91-9
地震火災から文化財を守ろう 地震火災から文化財を守る協議会 アドスリー 4-900659-24-7

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

(一例として)
世界の災害情報:http://www.cred.be/
内閣府防災情報:http://www.bousai.go.jp/
アジア防災センター:http://www.adrc.or.jp/index.php
防災情報提供センター:http://www.mlit.go.jp/saigai/bosaijoho/
立命館大学・歴史都市防災研究所:https://r-dmuch.jp/
立命館大学・防災フロンティア研究センター:http://www.ritsumei.ac.jp/research/center/disa_fro/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考


【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/