授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
10169:全学インターンシップ (GV) § 10206:国内インターンシップ(専門) (GV) § 10212:海外インターンシップ(専門) (GV) 2018 秋セメスター 経営学部,政策科学部,総合心理学部 長田 尚子 2

キャンパス

OIC

授業施設

OIC

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本科目は,立命館大学が全ての学部生(2回生以上)を対象に展開する全学的なインターンシップ・プログラムです。
(プログラム名:「協定型インターンシップB」)
 当該科目の単位認定には,希望する受入先機関へ応募し,選考に合格した上で,「①受講登録を行い,②事前・事後研修をすべて受講し,③最終レポートなど必要書類をすべて提出する」ことが要件となります。

「キャリア教育センターHP」
http://www.ritsumei.ac.jp/cec/

受講を検討する学生は以下の日程で開催するインターンシップガイダンスに参加し,詳細を確認してください。

<インターンシップガイダンス開催日>
【衣 笠】
4月12日(木)18:15~19:45
4月17日(火)18:15~19:45
【BKC】
4月13日(金)18:15~19:45
4月18日(水)18:15~19:45
【OIC】
4月11日(水)18:15~19:45
4月16日(月)18:15~19:45

※内容は全て同じです。都合の良い日に参加してください。
※教室は、キャリア教育センターHP・キャリア教育センター窓口で確認してください。

受講生の到達目標

 所属する学部の専門的な学びを,体験学習を通じて検証するのがインターンシップ本来の目的です。そのために立命館大学はインターンシップに関る「基本理念」並びに「基本方針」を策定しています。
①日ごろ学んでいる専攻学問(あるいは興味関心をもっている学問領域)の社会的な役割や意義を理解すること
②学ぶ楽しさを職場体験を通じて検証することで,一段と高い意識をもってキャンパスに戻り学びに向かい合うこと
上記2点が全学インターンシップ・プログラムの到達目標です。

事前に履修しておくことが望まれる科目

 事前に履修しておく科目は特にありません。本講義と同じキャリア教育科目の「社会とキャリア」(3回生以上,秋セメスター配当科目)の受講や,企業が抱える現実的な課題の解決に大学院生との混成チームで約半年かけてあたる「コーオプ演習」(3回生以上,秋セメスター配当科目)にもチャレンジしてください。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

事前研修①:導入講義

1.目的意識の明確化(「インターンシップとは何か」「なぜインターンシップに参加するのか」「インターンシップを通して学びたいことは何か」),2.インターンシップ先の理解(企業研究の方法)

2

事前研修②:インターンシップのための法律的知識

研修先で起こりうる可能性のあるあらゆるリスクについて,法学的理解を深め,基本的な心構えと対処法を習得

3

事前研修③:ビジネスマインド研修(講義)

1.一組織人としての基本的な心得,2.仕事の進め方,3.コミュニケーションは第一印象から,4.ケーススタディ

4

事前研修④:ビジネスマナー研修(実技)

1.話し方と聴き方,2.電話対応の基本,3.ビジネス文書の基本,4.EメールとFAXの活用,5.まとめ

5

事前研修⑤:グループワーク

1.グループワークの基礎とグループワークの進め方を理解する,2.グループでの議論や発表を通じて「インターンシップの意義や研修先」について理解を深める

6

事前研修⑥グループワークと事前研修の総括

1.前講のグループワークによる成果発表,2.事前研修で学んだ内容を,インターンシップ研修先でどのように生かすべきかを総括する

7〜13

インターンシップ研修

原則として,大学の夏期休暇中もしくは春期休暇中の授業が無い時期に実施される

14

事後研修①インターンシップ研修の振り返り

インターンシップ研修を通じて得た問題意識や成果を客観的に振り返る

15

事後研修②:最終総括講義

インターンシップ研修先での体験を総括し,自己及び専門分野との関わり等について考察する。これをもとに今後の学習目標を設定し,キャリアプランを明確にする。

授業実施形態

授業外学習の指示

 ビジネス社会に,短期間とはいえ出向き社会人と交流するわけですから,最低限,毎日,新聞を読む習慣を身につけてください。特に,インターンシップ先の業界・企業(団体)に関わる記事にはしっかり目を通しましょう。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

①日常点(事前・事後研修への出席状況,インターンシップ研修での体験学習活動の内容をもとに評価):70%,②最終レポートなど:20%,③その他(研修先の担当者が記述する業務日誌が評価に加えられることもある):10%

成績評価方法(備考)

 評価は,学内で行われる事前・事後研修への出席状況,企業等で行われるインターンシップ研修での体験学習,さらに提出物(最終レポートなど)をもとに総合的に判定されます。中でも産学連携のインターンシップの主旨に照らし出席要件は厳密に運用しますので,無断欠席はもちろん遅刻も厳禁です。正当な理由なく事前・事後研修を遅刻・欠席したり,各種提出物の締め切り後提出は,大きな減点要素となります。十分注意してください。

受講および研究に関するアドバイス

 当たり前のことですが,インターンシップ研修が行われる企業・団体は教育機関ではありませんので,必ずしも学習プログラムが用意されているわけではありません。ですから,研修生自らが職場体験を通じて「学び取ろう」という姿勢がなければインターンシップは成立しません。過去の事例でも,「立命館大学の学生は主体的な姿勢で取り組むため,受け入れて楽しい」,「いろいろと提案してくれるのでやりがいがあった」などの声が寄せられています。受け身でなく,常に能動的に臨んで欲しいものです。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
働くということ 日本経済新聞社・編 日本経済新聞社 ISBN-13: 978-4532193614 日経本紙の人気連載を再構成 。
働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書) 金井 壽宏 PHP研究所 ISBN-13: 978-4569619415 本書は自分らしく成長していくためのヒントを,代表的なキャリア研究・発達心理学の概念を通して紹介した読みやすい一冊。
キャリアのみかた -図でみる110のポイント 改訂版 阿部 正浩・松繁 寿和 有斐閣 ISBN-13: 978-4641164383 労働経済学の視点から,キャリア形成に役立つデータ・図表を選び出し,それらのどこに注目すべきか,そこから何が見えてくるかを簡潔に解説した入門書。

参考書(使用頻度、その他補足)

 インターンシップ研修に役立ちそうな3冊を挙げました。仕事そのものを考察する上でも,十分に役立つと思われます。
 4月初旬から中旬にかけて開催される学内のインターンシップ・ガイダンスに参加すると「立命館大学インターンシップガイドブック」が配布されます。その中に参考となる情報が紹介されています。

参考になるwwwページ

 「キャリア教育センターHP」
 http://www.ritsumei.ac.jp/cec/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

 キャリア教育センターは情報の宝庫です。キャリアセンターとともに,情報収集に立ち寄ることを強く勧めます。