Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
14274:[2025 Spring]Constitutional Law Ⅱ (JB) 2025 Spring Thu3,Fri1 College Of Law UEMATSU KENICHI 4

Campus

KIC/KIC

Class Venue

ZONSHINKAN ZS201/ZONSHINKAN ZS201

Language

Japanese

Course Outline and Method

 憲法Ⅰの次のステップとして、日本国憲法の統治機構に関する部分を扱います。スタイルとしては、憲法Ⅰと同様、テキスト記述内容を押さえたうえで、現実の日本政治における運用状況を(および必要に応じて諸外国の運用状況も)「批判的」な視点で読み解き、憲法をトータルで理解していきます。
  課題および定期試験については全体講評のようなかたちでフィードバックする予定です。掲示板への質問は(内容にもよりますが)原則としてすべてレスポンスする姿勢でいます。

Student Attainment Objectives

・諸外国の制度や大日本帝国憲法との比較という視点も踏まえながら、日本国憲法の統治構造の基本的な枠組みを理解します。その際には、人権論(憲法Ⅰ)との連関や、政治的動態との関係を常に意識できる思考能力を修得します。
・統治機構に関する主要な概念を自ら使いこなせるまでに理解します。
・憲法学の統治機構に関する論点の所在と学説・判例動向を理解する能力を身につけます(一つの目安として、A評価で国家公務員総合、B評価で国家公務員一般・地方上級相当の知識)
・法学部生として最低限の素養として、憲法学の「ものの考え方」と日本国憲法の規範構造について、精通します!


・憲法学の統治機構に関する論点の所在と学説・判例動向を理解する能力を身につけます。

Recommended Preparatory Course

政治学入門、戦後日本政治史、憲法Ⅰなど

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

統治の基本構造(1)~「議会主義」と「権力分立」の連関と緊張

議会中心主義と権力分立の関係、その沿革と各国の類型
*初回からガイダンスなしで講義に入りますので、テキストなど用意しておくこと。
**4月1週からmanabaコースニュースの配信を始めますので、授業出席前に必ず確認しておくこと。

2

統治の基本構造(2)~政治部門と司法部門の連関と緊張

権力の「構成」と「抑制」、国民主権vs.違憲審査制?

3

民主政の全体像と国民代表制(1)

代表観の変遷:純粋代表・政治的代表から半代表・社会学的代表へ

4

民主政の全体像と国民代表制(2)

憲法43条の解釈論:代表の「積極的規範意味」と「禁止的規範意味」

5

政党民主政


憲法における政党の位置づけ、政党の法的枠組み(政党助成法など)とその憲法上の問題点、政治資金規正法制、比例代表選出議員の党籍変更禁止の合憲性

6

政治参加の権利と選挙制度(1)

7

政治参加の権利と選挙制度(1)

請願権と国家賠償請求権、政治参加の権利としての表現の自由、

8

政治参加の権利と選挙制度(1)

選挙権・被選挙権、選挙に関する憲法上の原則、現行選挙制度に対する憲法上の評価

9

政治参加の権利と選挙制度(1)

議員定数不均衡訴訟

10

国会と国会議員(1)

最高機関としての国会、国会の唯一の立法機関としての国会(国会中心立法の原則と国会単独立法の原則)

11

国会と国会議員(2)

委任命令の憲法上の限界

12

国会と国会議員(3)

国会議員の憲法上の権利(歳費受給権、不逮捕特権、免責特権)

13

国会と国会議員(4)

両院制の意義、参議院の存在理由、両院の調整システム

14

国会と国会議員(5)

国会の権限(とくに条約承認権)

15

国会と国会議員(6)

議院の権能(とくに議事運営と組織の自律権、国政調査権)

16

内閣と行政各部(1)

「行政権」の概念、内閣の対議会責任

17

内閣と行政各部(2)

内閣及び内閣総理大臣の地位と権限

18

内閣と行政各部(3)

行政各部(官僚制)の組織法、独立行政委員会

19

議院内閣制(1)

政府と議会の関係、「国会中心構想」と「内閣中心構想」

20

議院内閣制(2)

衆議院解散決定権をめぐる解釈論

21

裁判所(1)

裁判を受ける権利

22

裁判所(2)

司法権の概念(事件性の要件をめぐる論争など)

23

裁判所(3)

司法権の限界(部分社会の法理、統治行為論など)

24

裁判所(4)

裁判所の組織と権限

25

裁判所(5)

裁判の諸原則、司法権の独立、裁判官の身分保障

26

違憲審査制

違憲審査制の意義、違憲審査制の手法、違憲審査制と民主過程、日本における違憲審査制の現状と課題、憲法訴訟としてみた9条裁判

27

財政

租税法律主義、予算の法的性格、予備費運用の問題点、公金支出の制限(・・・全体進行の関係で圧縮する蓋然性が高いので、あらかじめご了承ください)
***「+R授業」①➡「財政規定に関する最新論点」(詳しくはマナバ:コースニュース参照)

28

地方自治

「地方自治の本旨」、地方公共団体の組織と権限、条例、二層制、二元的代表制、住民投票(・・・全体進行の関係で大幅に圧縮する可能性があるので、ご了承ください)
***「+R授業」②➡「地方自治規定に関する最新論点」(詳しくはマナバ:コースニュース参照)

Class Format


対面で行います。
+R授業は、27回目、28回目に実施します(詳細はコースニュースで提示)

Recommendations for Private Study

上記授業概要の趣旨からして、教科書の該当部分を事前に一読しておくことは必須です。詳細な資料も配布する予定ですが、より自分にとってわかりやすいノートを作成するスキルと習慣を身につけましょう。
学習の際は、教科書の記述、最高裁の判例、授業での私の説明(!)を「受け売り」するのではなく、「ホンマかいな?」という「批判的視点」を常に失わないことが法律の学習にとっては大切だと思います。
授業内容がわからなくなったら、図書館に行って指定教科書以外の教科書をあれこれ「浮気」すると、案外とあなたの思考とフィーリングの会う「お相手」に出会えるかもしれません。
「法学セミナー」と「法学教室」は、図書館に行って(自分の興味のあるところをコピーするだけでもよいので)毎号目を通そう。もちろん新聞やニュースで政治問題へのアンテナを張っておくこと。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 70

講義範囲の理解度を問います。

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
30

manabaの小テスト機能を用いて複数回実施します。
詳細は随時manabaで情報提供します。
さらに、manabaコースニュースの閲覧や授業の受講状況、授業内の質問(manaba掲示板含む)なども踏まえて「総合的、俯瞰的」に評価します。この点は例年どおり。積極的な「参加」が重要!

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

・「植松憲法とは何か」について、すでに先輩などから噂も聞いているかと思います。また初回授業前からmanabaのコースニュースでもプレ情報を発信していきます(なので早期閲覧申請は必須!)。そのため初回の「ガイダンス的説明」はとくに行いません。初回からいきなりガチで授業に入りますので、その準備(テキストの用意と予習)と心づもりを!!
・すでに共有されていると思いますが、私語など他の受講生の学習権を侵害する行為は、当然ながら厳禁です。厳しく対応します。
・これもまた当り前のことですが、私が「ここは大切」といった点は本当に大切なので、とくに集中して聴きましょう。
ある統計によれば、大教室の場合、真ん中より前と後ろでは、前席によく座る受講生の方が成績はよいそうです(根拠には諸説あり)。早めに教室に入り、良い席(ここでいう「良い」とはけして居眠りしやすい席を意味しない)を確保することで、貴重な90分を費やして授業に出る費用対効果が倍増します。

・学習の到達については、コースースや試験講評その他を通じてフィードバックします。

Textbooks

Title Author Publisher ISBN Code Comment
憲法講義(第3版) 本秀紀(編) 日本評論社 9784535518261 「次世代型憲法テキスト」の決定版!国会・内閣・財政・地方自治は植松が書いてます。授業では適宜、該当の箇所を参照指示し、パワポや配布レジュメとも連動しますので、必携です。

Textbooks (Frequency of Use, Note)

概要でも述べたように、教科書を適宜参照しますので、必携です。あわせて、どの出版社でもよいので、コンパクトな六法を携帯すること。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
憲法入門 市川正人・倉田原志編 法律文化社 立命憲法スタッフ総結集のテキスト
トピックからはじめる統治制度(第2版) 笹田栄司ほか 有斐閣 97846411311880 時事的なトピックも多く、サブテキストとして使いでが良い。セカンド・オピニオンとして。
憲法 市川正人 新世社 9784883842148 立命憲法の”エース”市川先生の単著!セカンド・オピニオンとして持っておきたい!
憲法(第8版) 芦部信喜 岩波書店 いわゆる芦部憲法。植松憲法においては、芦部憲法はすでに「卒業」しましたが、大きな影響力を持っていることは事実
映画で学ぶ憲法 志田陽子編 法律文化社
映画で学ぶ憲法Ⅱ 志田陽子編 法律文化社

Reference Books (Frequency of Use, Note)

レジュメ等に該当頁を記載するなどしてレファレンスを可能にします。また、とくに『映画で学ぶ憲法』ⅠⅡは関連する映画の一部分を授業でも参照しますので、その際の解説として

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

Other Comments

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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/