Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
11424:Lectures(Advanced Ⅸ)(WP) § 11425:Special Lectures (Z8) § 11426:Selected Topics (Basic) 1 (Z8) § 11427:Professional Lectures Ⅱ (Z8) § 11428:Special Lecture (WA) § 11429:Professional Lectures (Liberal Arts E) 1 (Z8) 2019 Fall College Of Economics,College Of Business Administration,College Of Social Sciences,College Of International Relations,College Of Letters,College of Image Arts and Sciences,College of Comprehensive Psychology,College of Science and Engineering,College of Information Science and Engineering,College of Sport and Health Science (tentative name) HOSOI KOICHI 2

Campus

CPK

Class Venue

キャンパスプラザ京都

Language

Japanese

Course Outline and Method

■この科目は、基本的にキャンパスプラザ京都(京都駅近く)で開講し立命館大学では開講しません。
■キャンパスプラザ京都の時間割は立命館大学の時間割と異なります。大学コンソーシアム京都の時間割の3〜4限目である「12:40-16:00」が開講時間になります(初回はガイダンスのため3限目のみ=12:40-14:10)。

■履修の際は、キャンパスプラザ京都までの移動時間も考慮するよう注意してください。

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京都は、いうまでもなく美術、書画、文学を中心とする伝統的な日本文化の源流であるが、それのみならず、日本で最初の本格的な劇映画が制作され、産業としての映画製作が発祥、発展した地であり、太秦は日本映画の中心としての長い伝統を誇っている。また、家庭用ビデオゲームを世界的な産業に発展させ、現在のデジタルゲームの隆盛を築いてきた原動力が京都に本社を置く任天堂にあったこともよく知られている。

本講義は、日本および世界のコンテンツ分野に関する教育研究を推進している京都の大学や博物館(嵯峨美術大学、京都市立芸術大学、京都大学、京都造形芸術大学、立命館大学、京都精華大学、京都文化博物館)が協力して、それぞれアート、デザイン、映画、マンガ、アニメ、ゲームの分野を分担しつつ、各大学の力量と特色を生かしたリレー講義を実施することで、京都を中心に、また京都から発展してきた日本の表現文化、映像文化に関する総合的な理解と現状、そして今後の展望について学んでいく。

Student Attainment Objectives

京都の地に発展してきた伝統的、現代的な表現文化、映像文化を学び、それらを歴史的、産業的に理解して、その展望について思索しうる力を養成する。また、それによって、地域や社会とコンテンツ=表現、映像との有機的な関係を創造する地域プロデュース力を養うことを目標とする。

Recommended Preparatory Course

コンテンツ産業論、情報メディア産業論、コンテンツマーケティング論、グローバルクリエイティブ産業論

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

「イントロダクション」9月28日(土)コンソーシアム時間割の3限目(12:40-14:10)
担当:立命館大学(細井浩一・映像学部教授)

ガイダンス「京都とコンテンツの歴史~本講義の概要とねらい」

このパッケージ履修のねらい。京都の地に発展してきた伝統的、現代的な表現文化、映像文化を学び、それらを歴史的、産業的にも理解して、その展望について思索しうる力を養うことについて考える。さらに、そのことを通じて、地域や社会とコンテンツ=表現、映像との有機的な関係を創造する地域プロデュース力を養う意義について解説する。

2

「アニメプロモーション」10月5日(土)コンソーシアム時間割の3−4限目(12:40-16:00)
担当:京都情報大学院大学(武田康廣・教授)

アニメプロモーション・企画立案と製作から制作への実際

3

「アニメーション」11月2日(土)コンソーシアム時間割の3−4限目(12:40-16:00)
担当:京都造形芸術大学(野村誠司・芸術学部教授)

講義「アニメーションのリアルを考える」
講義「アニメーションと琳派」

前半においては、アニメーションに於けるリアルとは何かを考える。後半においては、アニメーションと琳派の繋がりを考える。

4

「キャラクター」11月9日(土)
コンソーシアム時間割の3−4限目(12:40-16:00)
担当:嵯峨美術大学(安齋レオ・芸術学部准教授)
  
講義「原始的アニメ劇メーションについて」
講義「コミックアート絵画について」

前半においては、アニメの原点である、劇メーションという映像表現の可能性と今後の展開を分りやすく解説する。第17回文部省メディア芸術祭エンタテインメント部門文部科学大臣賞優秀賞を授賞した劇メーション「燃える仏像人間」を題材にして、それがいかにして制作され評価されたかを解説していく。後半では、漫画、アニメ、ゲームなどに影響を受けた絵画であるコミックアート絵画。それに関して、デジタル及びアナログのそれぞれの立場から紹介するとともに、無限に広がるキャンパス、RGB環境での絵画革命。それのアンチテーゼとしてアナログで描く絵画の充実を解題する。

5

「映画」11月16日(土)コンソーシアム時間割の3−4限目(12:40-16:00)
担当:京都府京都文化博物館(森脇清隆・映像/情報室長)

講義「京都のものづくり産業としての映画の歴史1」
講義「京都のものづくり産業としての映画の歴史2」

京都は日本のハリウッドと呼ばれ、日本映画の半数近くを製作してきた。120年前の映画上陸当時、日本各地に蒔かれた映画という種子は、東京と京都で花を咲かせ、実を実らせることになった。何故京都で映画というエンターテインメント産業が大きな実を実らせたのか?西陣織や清水焼といった京都のものづくり産業と映画づくりに共通点はあるのか?その養分となったものは他のエンターテインメント産業の養分にもなるのか?日本映画の歴史の中で京都が果たした役割、そして、京都の文化・産業史の中で映画が果たした役割を考える。

6

「現代美術」12月7日(土)コンソーシアム時間割の3−4限目(12:40-16:00)
担当:京都大学(土佐尚子・学術情報メディアセンター教授)

講義「現代美術としてのメディアアート 基礎編」
講義「現代美術としてのメディアアート 応用編」

伝統文化,メディアアート,現代美術,カルチュラルコンピューティング。メディアアートが美術史に残るための要素を考える。

7

「マンガ」12月14日(土)コンソーシアム時間割の3−4限目(12:40-16:00)
担当:京都精華大学(吉村和真・マンガ学部教授)

※この授業回のみ「京都国際マンガミュージアム」で実施(入場料640円が別途必要)

講義「「マンガの現在」を考える1」
講義「「マンガの現在」を考える2」

基礎知識となるマンガ作品・作家、マーケットや研究状況について、実例をまじえて考察する。

8

「ゲームとクロスメディア」12月21日(土)コンソーシアム時間割の3−4限目(12:40-16:00)
担当:立命館大学(細井浩一・映像学部教授)
場所:立命館大学衣笠キャンパス以学館IG206

※この授業回のみ「立命館大学衣笠キャンパス」で実施するが、授業時間はコンソーシアム時間割の3−4限目(12:40-16:00)であることに注意
 
講義「ゲーム産業の黎明と京都」
ゲストレクチャー「クロスメディアの聖地としての京都」

講義では、エレメカを含むゲーム産業の勃興、任天堂とファミコン、ゲーム産業の現在とこれから、ゲームを含むコンテンツとメディア革命、クロスメディアなどについて、京都との関わりに触れながら概説する。ゲストレクチャーにおいては、京都府および京都市においてコンテンツ支援政策を担当する当事者から、Kyoto CMEXなど京都エリアにおけるコンテンツ振興政策の現状と課題などを講義してもらい、あわせて会場との質疑を含むパネルディスカッションを行う。

Class Format

Recommendations for Private Study

京都におけるコンテンツ分野の歴史、および、その振興政策の経緯や現状について、京都府および京都市の商工労働観光部のホームページ、また、京都商工会議所のホームページなどの情報に基づいた事前、事後学習を進めておくこと。また、それらのコンテンツ振興政策を統合したオール京都のイベント「KYOTO CMEX」については下記ホームページを参照しておくこと。

http://www.kyoto-cmex.jp/

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

出席、および、毎回実施する小レポートの内容、授業の反映、クオリティを総合的に評価する。

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

【重要な留意事項】

講義は基本的に「大学コンソーシアム京都」(JR京都駅)において開講されますが、12月14日(土)の「マンガ」(京都精華大学担当)は「京都国際マンガミュージアム」での開催になります。当日は、京都国際マンガミュージアムの入り口の券売機で、団体割引券(640円)を購入の上、入場する際、受付にて大学コンソーシアム京都の授業に出席する旨を伝えてください。

また、12月21日(土)の「ゲームとクロスメディア」(立命館大学担当)は「立命館大学衣笠キャンパス以学館IG206」での開催となります。ただし、この回の授業時間も立命館大学授業時間ではなく、大学コンソーシアム京都授業時間3-4校時(12:40-16:00)になりますので注意して下さい。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
カルチュラルコンピューティング 土佐尚子 NTT出版 978-4757102613 12月7日 土佐教授の講義の参考書
TOSA RIMPA 土佐尚子 淡交社 978-4473039965 12月7日 土佐教授の講義の参考書
アーカイブ立国宣言 吉見俊哉他 ポット出版 978-4780802139 12月14日 細井教授の講義の参考書
ファミコンとその時代 上村雅之・細井浩一・中村彰憲 NTT出版 978-4757170469 12月14日 細井教授の講義の参考書

Reference Books (Frequency of Use, Note)

上記の参考書の中で「TOSA RIMPA」については本学に蔵書がありません。書名をクリックしてRUNNERSに入り、一番下のタブから「他大学所蔵」を選んで、所蔵する他大学からの借り出し手続きを行うか、あるいは、下記のURLから書店へ直接発注して下さい。https://www.tankosha.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=1802

Web Pages for Reference

12月7日(土)土佐教授の講義の参考URL:
http://www.tosa.media.kyoto-u.ac.jp/index.html
http://www.naokotosa.com

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

Other Comments

【重要な留意事項】

講義は基本的に「大学コンソーシアム京都」(JR京都駅)において開講されますが、12月14日(土)の「マンガ」(京都精華大学担当)のみ「京都国際マンガミュージアム」での開催になります。当日は、京都国際マンガミュージアムの入り口の券売機で、団体割引券(640円)を購入の上、入場する際、受付にて大学コンソーシアム京都の授業に出席する旨を伝えてください。


【授業時間について】
本科目は立命館大学のキャンパスではなく、キャンパスプラザ京都で開講します。12月21日のみ立命館大学衣笠キャンパスでの実施となりますが、その場合も授業時間は大学コンソーシアム京都の授業時間に準じます。各回の授業の開始・終了時刻は以下のとおりとなりますので間違えないよう注意してください。

3限:12:40 ~ 14:10
4限:14:30 ~ 16:00