授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14359:[2025 秋セメスター]刑法Ⅱ(各論)(JB) 2025 秋セメスター 水1-2 法学部 本田 稔 4

キャンパス

衣笠/衣笠

授業施設

存心館ZS201号教室/存心館ZS201号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

刑法Ⅱ(JB)では、刑法各則・各論に関する学説と判例の内容を理解し、それを演習問題や論述問題に応用できる能力を身に着けることを目指します。法学部生からは、刑法各論の内容は「範囲が広く、学説が多くて分かりにくい」という声を聞くことがあります。犯罪は刑法だけでなく、行政法などにも規定され、その葉範囲は非常に広がっています。そのために範囲が広く学説も数多く広がっています。その複雑さを整理して、学習すれば、そんなに難しいものではありません。いっしょに学習したいと思います。

受講生の到達目標

受講生は、刑法Ⅱ(JB)を受講して、刑法各論に関する学説と判例の基本的な内容を理解し、それを演習問題や論述問題に応用する能力を身に着けます。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
01-02(第01週)

個人的法益に対する罪(01)

生命・身体に対する罪
殺人罪、自殺関与罪、同意殺人罪
暴行罪(接触型の暴行と非接触型の暴行)・傷害罪(暴行によらない傷害)
遺棄罪と堕胎罪

03-04(第02週)

個人的法益に対する罪(02)

自由に対する罪
逮捕罪・監禁罪と略取罪・誘拐罪
性犯罪(不同意性交、不同意わいせつ)
住居侵入罪・建造物侵入罪

05-06(第03週)

個人的法益に対する罪(03)

業務、秘密、名誉に対する罪
虚偽の風説の流布、偽計、威力による業務妨害
信書開封、秘密漏示罪
名誉毀損罪と侮辱罪(名誉の保護と表現の自由)

07-08(第04週)

個人的法益に対する罪(04)

財産に対する罪 窃盗罪
他人の財物(財物とは?)
保護法益は、他人の所有権? 財物に対する占有?
死者の占有

09-10(第05週)

個人的法益に対する罪(05)

財産に対する罪 強盗罪
暴行・脅迫を手段とした財物の強取・利益の処分。昏睡させた財物の強取
窃盗後の暴行・脅迫(事後強盗罪)
強盗致傷罪・強盗傷害罪・強盗致死罪・強盗殺人罪とその未遂

11-12(第06週)

個人的法益に対する罪(06)

財産に対する罪 詐欺罪と恐喝罪
被害者の錯誤や恐怖心を利用した財物の交付行為・利益の処分行為
不法原因給付と詐欺罪
キセル乗車と無銭飲食・無銭宿泊

13-14(第07週)

個人的法益に対する罪(07)

財産に対する罪 横領罪と背任罪
委託物横領罪と非委託物横領罪
横領と背任の区別(自己の計算・自己の名義による区別)
不法原因給付と横領罪
背任罪(特別背任罪)の相手方が共同正犯にあたる可能性

15-16(第08週)

個人的法益に対する罪(08)

財産に対する罪 盗品に関する罪
窃盗罪などの実行後に盗品(財物)に関与する罪の保護法益
無償譲受、有償譲受、運搬、保管、有償処分のあっせん(必要的併科刑主義)
継続犯としての盗品保管罪、窃盗の被害者に対する有償処分のあっせん

17-18(第09週)

社会的法益に対する罪(01)

公共の安全に対する罪 放火罪
放火罪の保護法益
抽象的危険版としての現住建造物等放火罪・他人所有非現住建造物等放火罪
具体的危険版としての自己所有非現住建造物等放火罪・建造物以外放火罪

19-20(第10週)

社会的法益に対する罪(02)

公共の信用に対する罪 文書偽造罪(1)
公文書偽造罪と私文書偽造罪
形式主義(文書の成立過程を重視)と実質主義(文書の記載内容を重視)
名義人の名を語った文書作成(有形偽造)と名義人による虚偽文書作成(無形偽造)

21-22(第11週)

社会的法益に対する罪(03)

公共の信用に対する罪 文書偽造罪(2)
文書の代理作成、名義人の同意・許可
補助公務員や起案作成担当公務員による公文書作成の偽造性
公文書偽造罪の間接正犯

23-24(第12週)

国家的法益に対する罪(01)

司法に対する罪 犯人蔵匿罪と犯人隠避罪、偽証罪
身代り出頭と犯人隠避罪
参考人による虚偽供述と犯人隠避罪
犯人死亡後の犯人隠避罪

25-26(第13週)

国家的法益に対する罪(02)

公務に対する罪 公務執行妨害罪
公務執行妨害罪と威力業務妨害罪
抽象的危険犯としての公務執行妨害罪
公務の適法性の判断方法

27-28(第14週)

国家的法益に対する罪(03)

汚職の罪 収賄罪と贈賄罪
収賄罪の保護法益
社会的儀礼とわいろ、政治資金のわいろ性
職務の管轄とわいろの対価性
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

授業実施形態

各回の授業は、原則として対面受講型授業の方法により実施します。
受講生が復習するために授業または授業外の録画データを視聴する場合には、授業中またはコースニュースで事前に通知します。

授業外学習の指示

コースニュースで事前に資料を提示します。予習に努めてください。
参考資料は授業でお知らせします。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 80

セメスター終了後に定期試験を実施します。
論述式の問題を出題します。
1事実の整理、2仮設の提示、3適用条文の要件と意義、4学説や判例の動向、5結論を明示して回答してください。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
20

小テストを実施します。
択一問題などを出題します。

成績評価方法(備考)

A+ 刑法各論に関する学説と判例を十分に理解している。
A  刑法各論に関する学説と判例を基本的に理解している。
B  刑法各論に関する学説と判例を理解している。
C  刑法各論に関する学説と判例を少しは理解している。
F  刑法各論く論に関する学説と判例を理解していない。

受講および研究に関するアドバイス

質問はメールで受け付けます。
回生と氏名、質問内容を記載して送ってください。
→keiho2honda@yahoo.co.jp
対応はコースニュースで行います(質問者の氏名は非公開)。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
口述刑法各論 中山研一 成文堂
コンパクト刑法各論 只木誠 新世社
刑法判例百選Ⅱ(各論) 佐伯仁志等 有斐閣
刑法演習サブノート210 井田良等 弘文堂

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/