授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
17859:ソーシャルデザイン論 (GA) § 17860:特殊講義(ソーシャルデザイン論) (GA) 2023 秋セメスター 金2 法学部,経済学部,経営学部,産業社会学部,国際関係学部,文学部,映像学部,総合心理学部,スポーツ健康科学部 山近 資成 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG301号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 「成熟社会」と言われ、一見すると制度・治安・環境などは十分に整ったと感じられる日本の社会にも、足元を見るとその実、新たな問題・積み残した課題が山積していること気づく。社会をより良い姿に持っていくためには、主義主張・価値観・立場の異なる社会集団同士の溝は深まるばかりの今、再結合させていくことが重要である。
 本授業は、社会集団が持ち、「社会関係資本」を発芽・発展・成長させていくための手段としての「ソーシャル・デザイン」について、受講生が学び・実践し・習得していくことを目的とする。そのため、インプットととして「社会関係資本論」「ソーシャルイノベーション」の考えを主軸に、ゲストレクチャーを交えつつ、見聞を広げていく。またアウトプットとして、グループワークにより、地域社会の課題の設定とその解決に向けたソーシャルデザインのプレゼンを行う。これによりソーシャルデザイナーとしての素養を磨いていく。
 本授業は15回出席を課す。第2回から第13回にかけては、習熟度の確認のためRefrection Paperを課す。

受講生の到達目標

(1) 社会における課題発見力と論理的に発信するプレゼン能力の習得。
(2) グループワークによる協働能力の向上
(3) 地域課題解決について様々な分野を横断的に捉える俯瞰力を理解する。
(4) ソーシャルデザイナーとしての責任感を持つ。
(5) 授業終了後に、一人から始めるネクストアクションを起こしたくなる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

ソーシャル・デザインを考えるために(オリエンテーション)

【学ぶキーワード】ソーシャル・キャピタル(人的資本)、ソーシャルネットワーク、ソーシャルイノベーション、現象学的還元

2

個人空間の「隙間」のデザイン① 
環境をデザインする視点

【学ぶキーワード】ユニバーサルデザインとバリアフリーデザイン、六感と都市環境、アフォーダンス、個人空間
【ゲストレクチャー①】海外と日本、都市空間のリズムの違い(仏文学者によるミニレクチャー)
【個人課題】京都を歩き直し、発見事項を記録する

3

個人空間の「隙間」のデザイン②
 環境を捉えてみる(続き)

【グループワーク】京都市内の身体的「隙間」の発見と克服のためのデザイン案の発表準備

4

個人空間の「隙間」のデザイン③
 発表 と講評1

【学ぶキーワード】ユニバーサルデザインとバリアフリーデザイン、六感と都市環境、アフォーダンス、個人空間
【個人課題】京都を歩き直し、発見事項を記録する"

5

個人空間の「隙間」のデザイン⑤
 発表 と講評2

学生による京都市内の身体的「隙間」を克服するデザインの発表・講評

6

社会と環境のリ・コネクト①
 集団と生業の概念

【学ぶキーワード】郊外、中山間地域、文化資源、オーセンティシティ、Socialy Engaged Art
【ゲストレクチャー2】文化資源となったもの/ならなかったもの(司書・文化資源学者)
【グループ課題】郊外または中山間地域の振興策の検討

7

社会と環境のリ・コネクト②
 生業文化資本を復興する

【グループワーク】中山間間地域「存続」に向けた地域振興戦略の検討

8

社会と環境のリ・コネクト③
 生業文化資本を復興する

【グループワーク】中山間間地域「存続」に向けた地域振興戦略の作成

9

社会と環境のリ・コネクト④
 発表 と講評

学生による振興戦略の発表・講評

10

社会ネットワークのリ・デザイン①
 都市内コミュニティの存在と距離感

【学ぶキーワード】コミュニティ、ホスト社会とゲスト社会、ネットワークとブリッジ、社会的相互作用、戦略と戦術

11

社会ネットワークのリ・デザイン②
 都市内コミュニティの交差の思案

多国籍多文化共住に向けて必要な「空間のこしらえ方」の提案

12

社会ネットワークのリ・デザイン③
 発表と講評

多国籍多文化共住に向けて必要な「空間のこしらえ方」の発表

13

社会ネットワークのリ・デザイン④
 発表と講評2

多国籍多文化共住に向けて必要な「空間のこしらえ方」の発表

14

ソーシャルデザイン実践に向けた一人ひとりのスモールスタートアップ企画①

下記の①~⑦の内容を踏まえたソーシャルデザインの企画書を作成してください。
① あなたが最も関心を持つ社会的な課題/社会改良の取組/社会問題に立ち向かう集団・個人を取り上げてください。
② ①で取り上げた社会的な課題/社会改良の取組/社会問題に立ち向かう集団・個人が持つ特徴を、他の事例と比較しながら、できる限り深掘りして明らかにしてください。
③ ②で調べた社会的な課題/社会改良の取組/社会問題に立ち向かう集団・個人から、新たな課題や挑戦すべき事項などを示してください。
④ ③で示した課題や挑戦すべき事項について、自分自身または自分を含む複数人で取り組める解決策をできる限り案出ししてください。
⑤ ④であげた解決策を統合したり、組み合わせたりして、あなたが考えるベストな解決策を示してください。
⑥ 解決策を実行していくためのプロセスや複数人で共有していくための全体イメージなどを、図や絵を交えながら考案してみてください。
⑦ ⑥までにまとめた内容を踏まえて、創出される社会的価値をまとめてみてください。

15

ソーシャルデザイン実践に向けた一人ひとりのスモールスタートアップ企画②

下記の①~⑦の内容を踏まえたソーシャルデザインの企画書を作成してください。
① あなたが最も関心を持つ社会的な課題/社会改良の取組/社会問題に立ち向かう集団・個人を取り上げてください。
② ①で取り上げた社会的な課題/社会改良の取組/社会問題に立ち向かう集団・個人が持つ特徴を、他の事例と比較しながら、できる限り深掘りして明らかにしてください。
③ ②で調べた社会的な課題/社会改良の取組/社会問題に立ち向かう集団・個人から、新たな課題や挑戦すべき事項などを示してください。
④ ③で示した課題や挑戦すべき事項について、自分自身または自分を含む複数人で取り組める解決策をできる限り案出ししてください。
⑤ ④であげた解決策を統合したり、組み合わせたりして、あなたが考えるベストな解決策を示してください。
⑥ 解決策を実行していくためのプロセスや複数人で共有していくための全体イメージなどを、図や絵を交えながら考案してみてください。
⑦ ⑥までにまとめた内容を踏まえて、創出される社会的価値をまとめてみてください。

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【授業形態】
第1回~第15回すべての会をWebコミュニケーションツール(Zoom等)によるオンライン実施を原則とする。
※BCPレベルに関わらず、全授業Webにて実施する。

【備考】
「授業スケジュール」に変更があった際は別途manaba+Rに周知を行う。

授業外学習の指示

・京都市内を散策してください。散策で発見・疑問を一つでも多く得てください。
・参考文献1は社会ネットワーク論の基礎が学べる名著です、受講前から読んどくように。
・毎授業の内容に即して、事前に関連する文献・資料等を読んでおくこと。
・授業後に内容を復習し、特に関心の深いポイントを掘り下げて考えてみること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

レポート試験(第14・15回で出題するテーマ。締切日は授業内で指示)
※期限後の提出は認めない
シラバス記載の企画書に盛り込む内容①~⑦の各項目+3%(最大値:+3% 7項目 = +21%)
その他、企画書としての体裁・独創性・実効性の完成度に応じて9%評価する。
*提出するレポート(企画書)の体裁は、スライド形式・報告書形式問わない。
**各項目は最低100文字以上または同等の情報量を記述すること

【タームごとの発表評価】30%
「個人空間の『隙間』のデザイン」「社会と環境のリ・コネクト」「社会ネットワークのリ・デザイン」それぞれの発表内容(各回 +10%)をもって評価する。なお、発表内容の練度が著しく高い場合は、追加の評価を行い、成績評価時に編入する。

【平常点評価】
平常点評価は「授業スケジュール」の2~13回目(12回分)を対象とする
(ア)自身のパフォーマンスを通じた「気づきと発見」【最大+12%】
  自らのチームのTrans-Learning(発表)についての省察
  評価基準 (各回の授業最大+1%、合計+12%)
  (0%)未提出
  (+1%)自己評価アンケート
     (自らの気づきや発見に関する記述,50文字以上)
(イ)他者のパフォーマンスを通じた「気づきと発見」【最大+12%】
  相手チームのTrans-Learning(発表)についての意見・感想
  評価基準 (各回の授業最大+1%、合計最大 +12%)
  (0%) 未提出
  (+1%)相手チーム評価アンケート提出(相手チームに関する気づきや発見に関する記述、50文字以上)
(ウ) ベーシックパフォーマンス【+6%】
基本点として全員に付与。ただし、授業への姿勢・態度、チームへの貢献、他者への敬意や配慮などが欠落している場合、減点する場合がある(減点の基準は授業や他者への影響を鑑みて、教員が判断する)

成績評価方法(備考)

上記の通り

受講および研究に関するアドバイス

 グループワークやその中での発話をとおして、自身の考えや表現方法を磨いていきます。オンライン下でのコミュニケーションでは、対面時以上に自分を発信していくことが必要です。
 失敗を恐れず、自分が気づいた点を大事に、授業に取り組んでください

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
リーディングス ネットワーク論―家族・コミュニティ・社会関係資本 野沢 慎司ら 勁草書房 9784326601943
環境心理学 : 人間と環境の調和のために 羽生 和紀 サイエンス社 9784781914435
実践ソーシャルイノベーション - 知を価値に変えたコミュニティ・企業・NPO 野中 郁次郎、廣瀬 文乃、平田透 千倉書房 4805110333

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,インタラクティブシート,manaba+R

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/