授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
52218:戦争の歴史と思想 (GV) § 52219:戦争の歴史と現在(GV) 2022 秋セメスター 水2 経営学部,政策科学部,総合心理学部 金丸 裕一、菊地 俊介、藤井 敦子 2

キャンパス

OIC

授業施設

AN210講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 

 近代以降の世界は「戦争」がその歴史の形成に大きな影響を及ぼしてきた。日本は明治期以降に急激な産業発展を実現する一方で、日清・日露両戦役を機に東アジアを中心に植民地を領有し、この態勢はアジア・太平洋戦争の開戦を経て敗戦を迎えるまで継続した。現在でも遺恨が解決されない戦後処理問題が残るなど、複雑な歴史を歩んできたのである。
 また、現代の世界においてもメディアを通じて頻繁に報じられる紛争・戦争に加えて、人権・ジェンダー、民主主義に背く人権抑圧、少数派排除や国家権力による専制等々も見られ、わたくしたちは人間社会に生じる絶えることなき様々な〈争い〉を正面から思考する必要がある。
 本講義では、主に近代以降の戦争とそれに関連する諸問題について、戦争および戦時体制が人の生命と営為をいかに残酷に破壊したのかについて学術的に考究していく。担当者三名ともに、歴史学を学問的背景として共有しているため、史学方法論に基いた思考を学ぶにも有用な講義であろう。

受講生の到達目標

学生が人間社会で生起する〈争い〉をめぐる諸問題を学術的な方法を通じて学び、平和な社会構築に寄与する力量を涵養する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特になし。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回/金丸裕一

教養教育課程における平和学習の意味-立命館における学習/研究条件の紹介を兼ねて

平和学習との類似と相違、方法論と手続き論、現実と歴史

第2回/菊地俊介

日中戦争期の日本と中国の社会(1) 戦争を記憶する

戦後、歴史認識

第3回/菊地俊介

日中戦争期の日本と中国の社会(2) 戦争のために生きる

総力戦、戦時動員

第4回/菊地俊介

日中戦争期の日本と中国の社会(3) 戦争を正当化する

「日華親善」、占領統治

第5回/菊地俊介

日中戦争期の日本と中国の社会(4) 戦争と愛国

ナショナリズム、「漢奸」(民族の裏切り者)

第6回/菊地俊介

日中戦争期の日本と中国の社会(5) 戦争に行くということ

戦場、兵士

第7回/藤井敦子

戦争と個人(1)日記・書簡から考える

女性記者の中国旅行記、国共内戦、日中戦争

第8回/藤井敦子

戦争と個人(2)国際結婚から考える

郭沫若、陶晶孫、佐藤姉妹

第9回/藤井敦子

戦争と個人(3)小説から考える

瀬戸内寂聴、北京

第10回/藤井敦子

戦争と個人(4)雑誌記事から考える

高良とみ、平和主義、戦争協力

第11回/藤井敦子

戦争と個人(5)様々な立場から考える

学徒出陣、銃後の生活、追体験

第12回/金丸裕一

 戦時下における抵抗の問題

棟方文雄とは誰か、キリスト教の戦争「協力」、矢内原忠雄

第13回/金丸裕一

棟方文雄の戦時下言説

テキスト内容の紹介と分析

第14回/金丸裕一

日本キリスト教と戦争の問題

少数派としての苦悩と限界、戦後に作られた「物語」、丸山傳太郎、賀川豊彦、清水安三、黒田四郎

第15回/金丸裕一

講義全体の総括と今後の学習に向けた展望

座学と実践知との関係、生き方としての「平和」、体験と経験

授業実施形態

 【BCPレベル1~2の場合】
 対面授業を基本とするもハイブリッド等の可能性もあるので、教員の指示に注意すること。
【BCPレベル3~4の場合】
 メディア授業を実施する。

  基本的に対面授業で実施する予定であるが、コロナ感染の状況次第ではオンライン開講となる可能性もある。その基準は上記の方針に準拠する。また、時々の状況を勘案しつつ、教員から指示する場合もあるので、案内には注意を払っていただきたい。

授業外学習の指示

小学生の平和学習ではありませんから、「平和がたいせつ」と書けば単位がもらえるだろうと考える方々には、履修を勧めません。また、各主題に対する学習案内は、各担当教員が講義中に助言を行います。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
85

採点希望教員をリクエストできるレポート試験を実施する予定です。

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
15

出席状況などから判断しますが、15点しか配分がありませんので、これだけで単位を取得することは不可能です。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

衣笠キャンパスには「平和ミュージアム」が附設されていますから、この見学を通じた学習も奨励いたします。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

講義期間中に刊行された場合、授業中に案内いたします。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

多数ありますので、講義中に教員が紹介する予定です。

参考になるwwwページ

この科目は、教養教育における6つの科目群のうち、「立命館科目」に位置付けられています。詳しくは、http://www.ritsumei.ac.jp/liberalarts/course/course-r.html/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html