| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 16041:[2025 秋セメスター]臨床社会学(S) | 2025 | 秋セメスター | 火2 | 産業社会学部 | 中根 成寿 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
臨床社会学は、社会学的認識を「現場」に持ち込み、そこで出会う「人」や「現象」の変化を指向する学問である。
臨床社会学が対象とする「現場」は、心理臨床プログラムをもちいるミクロ場面から、福祉事業所やコミュニティのようなメゾ場面、さらには公共政策を実施するマクロ場面まで多次元に及ぶ。
この講義では、障害者運動・障害政策を主な切り口として、マイノリティの権利拡大の歴史、制度化・法制化の展開と課題を追う。また政治・行政・司法がマイノリティの権利拡大要求に対してどのように反応してきたかを紹介する。マイノリティのニーズの表明は「権利」として社会的に受け入れらたり、一方で「わがまま」「過剰要求」などとして、拒絶されたりする。
障害者運動以外にも、ジェンダー、多文化共生、ヤングケアラー、依存症など、多くの臨床社会学的課題を扱いながら、社会と個人の関係に焦点をあてる。学習者の臨床社会学の諸課題の理解をすすめ、臨床社会学の基本的視座と「現場に介入」するための具体的方法について提⽰する。
【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。
詳細な実施方法については、moodle+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。
受講生の到達目標
◯学習者が心理学、社会福祉学などの隣接領域と社会学の比較ができるようになること
◯学習者が、マイノリティへの合理的配慮、権利保障の枠組みと方法を適切に理解できるようになること
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
|---|---|
| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 第1回 | 臨床社会学とはなにか−担当者の自己紹介と臨床社会学の紹介 |
障害者運動、自立生活運動、脱施設、脱家族 |
|
| 第2回 | 臨床社会学の誕生と戸惑い−診断上手の治療下手(1) |
社会病理学、社会構築主義、社会構成主義、臨床心理士と社会福祉士 |
|
| 第3回 | 臨床社会学の誕生と戸惑い−診断上手の治療下手(2) |
社会病理学、社会構築主義、社会構成主義、臨床心理士と社会福祉士 |
|
| 第4回 | 社会科学における臨床社会学の位置-対人援助学における視座・理論・実践モデルについて |
社会科学・視座・理論・モデル |
|
| 第5回 | 社会を描く手法-質的調査と量的調査について |
生活史、フィールドワーク、質的調査 |
|
| 第6回 | ソーシャルワークと臨床社会学(1)−ソーシャルワークの歴史と実践モデルの発展 |
個人モデル、社会モデル、パターナリズム |
|
| 第7回 | ソーシャルワークと臨床社会学(2)−ソーシャルワークと臨床社会学の接続 |
エコロジカルソーシャルワーク、ライフモデル、ナラティブ・モデル |
|
| 第8回 | 臨床社会学の具体的事例(1)−親密な関係における暴力(児童虐待・DV・高齢者虐待・障害者虐待) |
児童虐待防止法、DVD防止法、高齢者虐待防止法、障害者虐待防止法、加害者臨床 |
|
| 第9回 | 臨床社会学の具体的事例(2)−差別を是正する手法(障害者差別解消法と合理的配慮・ポジティブアクション・マイクロアグレッション) |
障害者差別解消法、合理的配慮、ポジティブアクション |
|
| 第10回 | 臨床社会学の具体的事例(3)臨床社会学のミクロ展開−依存症をシステム理論を使って読み解く |
アディクション・治療共同体・システム理論 |
|
| 第11回 | 臨床社会学の具体的事例(4)障害者運動の展開(前半)−親たちの施設入所推進と母よ!殺すな! |
青い芝の会、脱施設、脱家族、自立生活運動 |
|
| 第12回 | 臨床社会学の具体的事例(5)障害者運動の展開(後半)−当事者が政治・政策と関わった障害者権利条約・障害者総合支援法の成立 |
障害者制度改革推進会議、政権交代、障害者総合支援法 |
|
| 第13回 | 臨床社会学の具体的事例(6)−臨床社会学のマクロ展開−障害者の地域移行をデータで支援する |
障害者総合支援法、支給決定、利用率、施設サービスと在宅サービス |
|
| 第14回 | 臨床社会学のまとめ−臨床社学の未来 |
ケア労働、最低賃金、無償労働、家族介護、データサイエンス、テクノロジ |
授業実施形態
【+R授業】は第1回授業(シラバス共有)と第14回授業(試験の解説)で2本に分けて実施します。
詳細については、moodle+Rにて周知します。
授業外学習の指示
講義の前後に学習者はこれらの資料を閲覧して予習復習が必要です。講義の前後60分程度、14回の講義で30時間程度の授業時間外学習を推奨します。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
||
| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | ・期末に講義内容の理解度に関するレポートを課します。(60点)
|
成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 『パーソナルアシスタンス──障害者権利条約時代の新・支援システムへ』 | 岡部耕典 | 生活書院 | 978-4-86500-063-4 | |
| 『介助の仕事 ―街で暮らす/を支える』 | 立岩真也 | ちくま新書 | 978-4-480073839 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
https://www.youtube.com/channel/UC6BITrnuWn92XRCHNyFFkkg
○note
https://note.com/naruhisa007
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/