| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 13051:[2025 春セメスター]IR18‐ECJ302 国際人口移動論(R) § 13052:IR-ECR302 国際人口移動論(R) | 2025 | 春セメスター | 金3 | 国際関係学部 | 李 定恩 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
4⽉1⽇までにmanaba+Rのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずmanaba+Rのコースニュースを確認すること。
本授業では「人が国境を越えて移動すること」に焦点をあて、その背景にある社会変動や移動過程、また人の移動がもたらしているジェンダー関係の変容(または再生産)など、新しい社会のあり方について学ぶ。
あなたは「人の(国際)移動」と聞くとどのようなイメージを思い浮かぶだろうか。
多くのひとがメディアで一度は耳にしたであろう、技能実習生や介護士といった途上国から日本にやってきた外国人労働者を思い浮かぶのではないだろうか。「少子高齢社会が進む日本社会で、今後どのように外国人労働力を受け入れ、管理すべきか」について考えることが、本授業の主なテーマになると想像する学生も少なくないだろう。しかしそれは現代の人の移動を考える上で十分なものではない。なぜなら現代の人の移動において労働力移動は一形態にすぎず、また労働力移動において日本はもはや「受け入れ側」だけではいえなくなったからである。
本授業では、急速に拡大した資本主義と交通および通信技術の発展、紛争地域からの避難などグローバルな社会変動を受け起きている多様な人の移動を取り上げる。とりわけ移民研究で蓄積されてきた知見に基づき、社会科学の視点から人の移動の背景にある社会変動および、人の移動がもたらしている社会のあり方と課題について考える。それを通して、人の移動を個別で例外的な「だれかの問題」ではなく、「わたしたち」をも含めた現代社会の問題として認識することを目指す。
受講生の到達目標
・現代の国際移⺠とそれにまつわる社会現象について社会科学の枠組から理解できる。
・それを踏まえ、受講生同士の意見交換や自ら課題を設定し学習することができる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
|---|---|
| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 第1回 | 国際移民の歴史(1):植民地主義から第二次世界大戦へ |
国際移民とは何か、移民国家の成立、自由移民/不自由移民、日本の国際移民のはじまり |
|
| 第2回 | 国際移民の歴史(2):「国際移民の時代」 |
欧米諸国の戦後復興とゲストワーカー、アジア太平洋と国際移民 |
|
| 第3回 | 国際移民の歴史(3):グローバル化時代の国際移民 |
国際移民の二極化、難民、非正規移民、高度技能移民、ポピュリズム |
|
| 第4回 | なぜ人は移動するか:国際移民の理論 |
プッシュ=プル論、世界・構造モデル、移住ネットワーク論、移住産業 |
|
| 第5回 | 移民政策の国際比較(1):「伝統的」移民受け入れ国の移民政策 |
移民国家(アメリカ、カナダ)とヨーロッパ諸国の移民政策(フラ
|
|
| 第6回 | 移民政策の国際比較(2)「非伝統的」移民受け入れ国の移民政策 |
「非伝統的」移民受け入れ国(中東諸国、日本)と移民送出
|
|
| 第7回 | 定住する移民:移民から労働者へ |
二重労働市場、非正規移民、移民とビジネス、高度技能移民 |
|
| 第8回 | 定住する移民:移民からエスニック集団へ |
アイデンティティ、文化変容、都市 |
|
| 第9回 | 国際移民とジェンダー:女性が国境を越えるとき |
国際移動の女性化、ケア労働のグローバル化、家事労働者、看護師、国際結婚 |
|
| 第10回 | 往還する移民とその生活世界:トランスナショナル視角から |
トランスナショナル・コミュニティ、送金、在外投票、二重国籍 |
|
| 第11回 | Global Northからの移民:移民の変貌 |
引退移民、教育移民、ライフスタイル移住、移住の理由、受け入れ社会への影響 |
|
| 第12回 | 地域からみる国際移民:フィリピンと国際移民 |
フィリピンの国際移民の変遷、国際移民とジェンダー、ケアなどの親密な労働の変容 |
|
| 第13回 | 地域からみる国際移民:韓国と国際移民 |
韓国の国際移民の変遷、エスニック移民、在外同胞政策、外国人住民へのヘイト |
|
| 第14回 | 地域からみる国際移民:日本と国際移民 |
日本の国際移民の変遷、旧日本帝国内の人の移動、戦後の入管法 |
授業実施形態
授業外学習の指示
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
||
| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 《コメントの提出》 40%
|
成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| THE AGE OF MIGRATION: : International Population Movements in the Modern World | Hein de Haas, Stephen Castles, Mark J. Miller | Red Globe Press | 135200712 6 | |
| 国際移民の時代 第4版 | S.カールズ、M.J.ミラー | 名古屋大学出版会 | 4815806551 | |
| よくわかる国際社会学 第 2版 | 樽本英樹 | ミネルヴァ書房 | 462307591 5 | |
| 国際社会学 改訂版 | 宮島喬、佐藤成基、小ヶ谷千穂 | 有斐閣 | 4641174822 | |
| 移民の世界史 | ロビン・コーエン | 東京書籍 | 448781254 2 2 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/