授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14446:[2025 秋セメスター]特修刑法(JC) 2025 秋セメスター 木3 法学部 大下 英希 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS308号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

特修刑法では、通常の講義では立ち入ることのできない複合的な論点や深めることのできなかった個別論点について、担当教員が講義に近い形での授業を行う。そのため、本授業は、前半は刑法総論のテーマを中心とし、後半は「刑法Ⅱ(各論)」の講義の進度に応じて刑法各論のテーマを扱う。また、その内容は、前述のとおり、2回生を対象とする講義で詳しく扱えなかった個別論点を講義し、次第に応用的論点に進むものとする。その際、毎回の授業では、予習課題として簡単な事例問題を示し、課題の内容を踏まえながら講義を進める。また、復習課題として、講義内容に関する事例問題を提示する。なお、最終到達度検証(授業内での論述答案の作成)では、本授業の理解度、到達度を検証するが、出題に関しては、立命館大学法科大学院の入試問題(刑法)や予備試験、新旧司法試験論文式(刑法・刑事法)の過去問を簡略化したものなどを用いることを想定している。

この授業は、対面授業の方法により実施される。
予習課題については、各回の担当責任者が所定の期 日までにmanaba+Rの 「レポー ト」にて答案を提出 し、担当教員が授業日までに添削 したものを返却する。到達度検証試験については、答案回収後に出題のポイントについて解説する。

授業内容に関する質問は、manaba+Rやメール等、オンラインで随時受け付ける。質問に対する回答については、manaba+Rないしはメールにて行う。また、提出課題については、授業内での解説をはじめ、講評を行う。

受講生の到達目標

1.犯罪論体系の全体を把握した上で、判例の射程や学説の意義について考察することができるようになる。
2.犯罪論に関する理解を基礎にしながら、考察の過程を論理的に述べることができるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

「刑法総論(法曹)」または「刑法Ⅰ(総論)」

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション、犯罪体系と因果関係

オリエンテーション(+R授業 詳細はmanaba+Rを参照)
犯罪体系論の意味、因果関係の体系上の位置・意味、条件関係、相当因果関係

2

不真正不作為犯

不作為犯とは、不作為犯の一般的成立要件、不作為犯の実行の着手・共犯・故意

3

正当防衛と緊急避難

正当防衛の定義・違法阻却の根拠、正当防衛の成立要件、過剰防衛、誤想防衛・誤想過剰防衛、緊急避難の定義・不処罰の根拠、緊急避難の成立要件

4

未必の故意・事実の錯誤

故意の意味、故意の内容、未必の故意、違法性の意識、事実の錯誤、因果関係の錯誤、違法性の錯誤

5

実行の着手、不能未遂、中止未遂

実行の着手の問題の所在・学説の状況、行為者の計画の位置付け、中止未遂の本質、中止未遂による刑の減免の根拠、

6

共同正犯の成立要件

共同正犯の本質、共同正犯の要件と効果、

7

承継的共同正犯と共犯関係の解消

承継的共犯、承継的共同正犯をめぐる学説、共犯からの離脱・共犯関係の解消、共謀の射程、論述の進め方

8

間接正犯、狭義の共犯

間接正犯と教唆犯の相違・両者にまたがる錯誤、共犯の従属性、共犯の処罰根拠、

9

財産犯の分類

奪取罪(窃盗罪等)の保護法益、利得罪(詐欺罪等)の保護法益、利欲犯・加害犯

10

窃盗罪と詐欺罪の区別

窃盗罪の成立要件、詐欺罪の成立要件、両罪の区別基準

11

事後強盗罪の共犯

事後強盗罪の成立要件、窃盗行為と暴行・脅迫の場所的・時間的間隔、事後強盗罪の未遂と予備

12

横領物の横領

横領の定義、不可罰的事後行為、横領と背任の関係、横領罪と共犯

13

文書偽造

偽造罪の類型・保護法益、形式主義と実質主義、文書の概念、偽造の定義、作成者、名義人、偽造をめぐる論点

14

最終到達度検証と解説

刑法総論・各論のまとめ

授業実施形態

本講義は対面講義で行います。

授業外学習の指示

「授業の概要と方法」で述べたとおり、本授業では毎回、予習課題と復習課題が提示されるので、起案に取り組むこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

最終到達度検証(50%)、答案課題(4回で40%)、日常点(10%)とする。なお、授業回数の3分の2以上の出席を単位認定の必要条件とする。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特に指定はしない。各自で使用する刑法総論および刑法各論の教科書を熟読しておくこと。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
刑法判例百選Ⅰ(第8版)
刑法判例百選Ⅱ(第8版)

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/