Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
13062:History of Foreign Countries Ⅰ (SB) § 13063:(Teacher Training)History of Foreign Countries Ⅰ (GB) § 13064:History of Foreign Countries 1 (J2) 2022 Fall Mon6 College Of Law,College Of Social Sciences,College Of International Relations,College Of Letters USHINE YASUHIRO 2

Campus

KIC

Class Venue

GAKUJIKAN GJ401

Language

Japanese

Course Outline and Method

〈講義テーマ:中央ユーラシアの遊牧民の歴史と文化〉
 本講義では、ユーラシア大陸の内陸の草原地帯に暮らし、ユーラシア各地の歴史に深く関わった遊牧民たちの歴史、文化を取り上げます。
 ユーラシア大陸の中央には、とても広大な草原が存在しています。北アジアあるいは内陸アジア、最近では中央ユーラシアとも呼ばれるこれらの地域は、従来の日本の歴史教育ではあまり取り上げられてきませんでした。この乾燥した草原地帯には、紀元前1000年頃から、馬に乗り、「遊牧」と呼ばれる牧畜業を生業とする人びとが活躍してきました。彼らはモンゴル高原やカザフ平原等の草原を中心に、北のシベリア大針葉樹林地帯、中央アジアのオアシス都市地帯、そして中国やペルシア等の各地と経済的に、あるいは軍事的に相互に干渉し合いながら独自の文化・習慣を発展させてきました。 中央ユーラシアの遊牧民たちは、決して肥沃とは呼べない乾燥した草原でウマ・ウシ・ラクダ・ヤギ・ヒツジ等の家畜を飼育しつつ、馬という鉄道や自動車が普及する以前の最も優れた陸上交通手段を自在に操り、広大なユーラシアの内陸地域を移動しました。彼らの活動は、各地の人類社会をつなぎ、前近代の人類の歴史において非常に大きな影響を及ぼしました。
 中央ユーラシアの遊牧民の歴史と文化を学ぶことで、日本とは異なる社会・価値観の形成・発展があったことを理解し、様々な角度から歴史を学ぶことによって、多様な価値観を身につけてもらいたい。

〈web での配信について〉
 本授業は、各回 Zoom を用いてweb配信する際は、録画も行なうが、オンデマンドでの聴講は事前に配慮申請を行なっている者に限り認めるものとする。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準および立命館大学産業社会学部則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

〈出席登録と授業期間中の課題〉
 授業期間中に複数回の課題レポート(400〜600字程度)を出題します。
 授業内容への質問・意見に関しては、毎回の授業の出席カードに記入して提出するか、manaba+R の本授業の掲示板に記入してください。その中で、授業内容に深く係わるもの、特徴的なものについては、次々回の授業冒頭で取り上げ、回答や補足説明を行ないたいと考えています。

Student Attainment Objectives

(1)広くユーラシア全体の歴史的展開とその特徴を理解し、説明することができる。
(2)各地の社会の関係性について、通時的に理解し、それを説明することができる。
(3)歴史上の事象が、現代社会とどのように関連しているのか、自ら批判的に考察し、それを説明することができる。

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
第1回〈ライブ配信型授業〉

導入:中央ユーラシアの風土

ケッペンの気候区分/偏西風/乾燥/ステップ/タイガ(シベリア針葉樹林帯)/草原/沙漠/オアシス/灌漑農耕/牧畜/遊牧

第2回〈ライブ配信型授業〉

中央ユーラシアの人々の生活と信仰

狩猟・遊牧民/遊牧経済/シャーマニズム/巫/テングリ信仰/巨木信仰/社会主義/民主化

第3回〈対面授業〉

初期遊牧民文化の拡がり

遊牧の発生/ウマの家畜化/セイマ・トルビノ青銅器文化圏/アンドロノヴォ文化/カラスク文化/スキタイ系文化/初期遊牧民文化/動物文様金属器/スキタイ/サカ/月氏

第4回〈対面授業〉

遊牧国家の成立と構造(1)

匈奴/単于/閼氏/前漢/後漢/皇帝/漢文化

第5回〈対面授業〉

遊牧国家の成立と構造(2)

烏丸(烏桓)/鮮卑/分裂/移動/「農耕・遊牧境界地帯」(農牧接壤地帯)

第6回〈対面授業〉

テュルク系諸集団の興隆(1)

トルコ/イラン系/テュルク系/高車/鉄勒/突厥/カガン(可汗)/カトン(可敦)/五胡十六国/北魏/隋/唐/仏教/ソグド

第7回〈対面授業〉

テュルク系諸集団の興隆(2)

安史の乱/ウイグル/カルルク/吐蕃(チベット)/草原の都市/絹馬交易/テュルク化/イスラーム/両税法

第8回〈対面授業〉

「征服王朝」の時代(1)

藩鎮/沙陀/党項/契丹/五代十国時代/華中・華南の開発/北宋/皇帝専制政治体制/オルド(斡耳朶)/複都制/州県制

第9回〈対面授業〉

「征服王朝」の時代(2)

「澶淵の盟」/西夏/ジュシェン(女真)/金/カラ=キタイ(西遼)/ホラズム=シャー朝/南宋/茶馬貿易/紙幣

第10回〈対面授業〉

モンゴルの時代(1)

モンゴル/千戸制/分封制/ウルス/駅伝(ジャムチ)/オルトク(斡脱)商人/戸口調査/商税

第11回〈対面授業〉

モンゴルの時代(2)

ジョチ=ウルス(キプチャク=カン国)/元朝/フレグ=ウルス(イル=カン国)/「カイドゥの国」/チャガタイ=ウルス(チャガタイ=カン国)/大都/パクパ(パスパ)文字/「Pax Tatarica」/塩引/チベット仏教

第12回〈対面授業〉

「ポスト=モンゴル」時代の中央ユーラシア

朱元璋/明/北元/オイラト/ティムール朝/ウズベク/カザフ/イスラーム化/ダヤン = ハーン/アルタン=ハーン/「チベット仏教世界」の成立

第13回〈対面授業〉

大清国とロシア帝国の時代(1)

マンジュ/清朝/康熙帝/ジューンガル/ダライ=ラマ/ロシア/毛皮貿易/シビル=ハン国/キャフタ条約

第14回〈対面授業〉

大清国とロシア帝国の時代(1)

盟旗制ジャサク制//ハルハ=モンゴル/活仏/新疆/ベク制/ブハラ=ハン国/イリ条約/トルキスタン州

第15回〈対面授業〉

分断される20世紀の中央ユーラシア

八世ジェブツンダンパ=フトクト(ボグド=ハーン)/中華民国/五族共和/シベリア鉄道/ソビエト社会主義共和国連邦/ネグデル/中央アジア諸国

Class Format

【BCPレベル1~2】
(受講登録者数次第)
第1週目、第2週目はWEB授業で実施します。
受講登録者数が教室定員以下の場合は、第3週目から対面授業を実施します。
受講登録者数が教室定員を超えた場合は、第3週目以降もWEB授業を継続します。ただし、グループ分け等の方法により対面授業を実施する場合もあります。

【BCPレベル3~4】
(WEB授業)
WEB授業で実施します。一部、実習・フィールドワーク科目については、科目特性上、対面授業で実施する場合もあります。該当授業については個別にmanaba+R等で通知します。

Recommendations for Private Study

 各回のレジュメを見直しつつ、参考文献欄に挙げた書籍や、講義中に紹介する関連文献を積極的に読んでもらいたい。また予備知識として、手元に中学歴史、高校世界史の教科書、アジア史の概説書があれば、当該時期のところを通読しておくことを勧める。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

受講生には、各単元の終了時に manaba+R の[レポート]機能で課題レポート(400〜600字)の提出を求める。レポートでは、講師が出題するテーマに基づいて授業内容の要約と、各テーマに対して自身が考えた意見を論述してもらう。レポートの提出状況や内容を評価する。

Grade Evaluation Method (Note)

・出席管理は manaba+R の[出席カード]機能で実施する。授業実施回数の2/3以上の授業への出席が認められない者は、成績評価の対象とはしない場合がある。教育実習など止むを得ない事情により欠席する場合は、必ず事前に担当教員に申し出ること。
・私語、携帯電話の操作、飲食など、真面目に学習する受講生の迷惑になる行為は、目に余るようであれば「欠席」扱いとする。

※ レポート等で提出する文章に関して、全文・部分を問わず引用する際は必ず書籍やwebページなどの典拠を明記して、引用部分を明示すること。典拠を示さずに引用した場合は、剽窃とみなして対応する。

Advice to Students on Study and Research Methods

 講義内で紹介する様々な歴史事象について、その要因、経緯、影響等について、これまでに明らかになっていることについて、どのような資料による考察結果なのかを意識しつつ、「歴史学」の手法や研究史について触れてもらいたい。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

講師が作成した資料を適宜配布します。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
『ビジュアル版世界の歴史 10 草原とオアシス』 山田信夫 講談社 4061885103
『アジアの歴史と文化 7 北アジア史』 竺沙雅章[監修]・若松寛[編] 同朋舎 4810408604
『アジアの歴史と文化 8 中央アジア史』 竺沙雅章[監修]・間野英二[編] 同朋舎 4810408612
『遊牧民から見た世界史 民族も国境もこえて』 杉山正明 日本経済新聞社 4532162297
『新版世界各国史 4 中央ユーラシア史』 小松久男[編] 山川出版社 463441340
『モンゴルの歴史 遊牧民の誕生からモンゴル国まで(増補新版)』 宮脇淳子 刀水書房 4887084463
『北東アジアの歴史と文化』 菊池俊彦[編] 北海道大学出版会 4832967342
『中央ユーラシア環境史』(全4冊) 窪田順平[監修] 臨川書店 9784653041900
『概説中国史』(上・下) 冨谷至・森田憲司[編] 昭和堂 9784812215166, 9784812215173
『中央ユーラシア史研究入門』 小松久男・荒川正晴・岡洋 樹[編] 山川出版社 4634640870
『草原の覇者:大モンゴルまで シリーズ中国の歴史③』 古松崇志 岩波書店 9784004318064

Reference Books (Frequency of Use, Note)

そのほかの参考書や工具書は授業中に随時紹介します。

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

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URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html